台湾企業では、ボーナスが現金じゃなくて「食べもの」だった⁉︎

台湾就職

こんにちは〜。

台湾在住のryoです。

今日はふと「台湾の企業で働くのってここがおもしろいな〜」と思ったことを書いてみようと思います。いくつもありますが、とりあえず一つ目から。

こんなにローカルな経験をしている日本人もレアなんじゃないでしょうか(笑)?

私が台湾の会社で経験した「台湾企業のここが面白いよ」をお楽しみください。

お金じゃなくてご褒美が食料!?

私は毎月の支出入をマネーフォワードで記録しているのですが、台湾で生活する中で「食費」として使っているお金がとても少ないことに気付いたんです。

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ほぼ自炊生活だからってこともありますが、あまりにも安い。

それで、なぜこんなにも「食費」が安いのか、を考えたら思い当たることが色々とありました。

ことあるごとに弁当支給

私が働く台湾の会社では、午前中の会議が午後まで伸びると、必ず管理部がお弁当を用意してくれます。まあお昼休みを潰しての会議なので食事くらいは用意してくれて当たり前なのかもしれませんが、これがなかなか美味しい(笑)。

売り上げ報告会議時に支給されたお弁当

これホカホカですごく美味しかった(笑)。

基本支給されるお弁当は暖かくて、お味噌汁などの汁物がついています。

また、「19時半以降まで残業をする」場合は、会社が提携しているお弁当屋さんの中から好きなお弁当を選んで注文することができます。もちろん費用は会社負担◎

お弁当は日本食から台湾料理まで、大体100元前後のものが多いです。

私の場合は、大体毎月3〜4回は残業をしてお弁当を頼んでいます。定時で帰るスタッフが多いので私はかなり利用しているほうなんじゃないかと思います。

現金は渡さないze!弁当のお次は金券

台湾では、旧暦に合わせて様々な節句があるのですが私が勤める会社では「スーパーの金券」が配られます(笑)。

現金ボーナスは、旧正月の一年に一度のみ。

年数によって、もらえる金券の額は異なりますが、大体2000元(7600円)程度です。

会社によっては、ボーナスとして「現金支給」されるところもあるようです。

ryo

普通に考えて現金のほうがいいよね(笑)。

この金券、ほとんどがカルフールか全聯(ピクサーマート)のものなのですが、金券がもらえると毎月の食費がめちゃくちゃ安くなります(笑)。

会食のあとの食べものを持ち帰る文化

私は海外営業として働いているので、月に何度か日本やその他の国からお客さんを接待することがあります。

お客さんを連れていくお店って、高級店が多いんですよね。

とびきり美味しい台湾料理のお店に、中華料理、日本食など、色々。

もちろん全て会社の経費で落ちるのですが、お酒ばかり飲んで食事には結局ほとんど手をつけなかった、みたいなことが多く、帰り際に大量に余った食べ物を私が持って帰ることが多いです(笑)。

「一番小さい(若い)んだから、持ち帰って食べなさい」とか毎回台湾の上司や社長に言われます(笑)。

最初はありがた迷惑だよ…と思っていたんですが、台湾生活が長くなるとこの食事もアテにするようにw

ryo

8000元の高級漢方スープを持ち帰れた日はハッピーよw

ときどき会社から配られる食べ物たち

私が勤める会社の社長の奥さんは、不遇な境遇の人を放っておけない慈愛に満ちた素晴らしい方なんです。

色んな社会活動に参加していて、特に障害者の方が社会進出、貢献を目的として作られた手作りの商品を買うのが好きです。障害者の方は、パンとかクッキーとかをよく作って販売されていますよね。

最近だと、夢想饅頭という美味しい饅頭を1人12セットももらいました。

交通事故で脊髄を損傷してもらった息子とその親が経営する饅頭(蒸しパン)のお店。

ありがたくいただき、3日分の朝食となりました(笑)。

世話焼きで色々分け与えてくれる愛すべき会社のおばちゃんたち

とにかく世話焼きなおばちゃんが会社にはたくさんいます(笑)。

私は24のときに右も左もわからない状態で台湾にきたので、40後半〜50代のスタッフには特に「自分の娘が、外国で一人暮らしをして頑張っている」と思われており、それはもう毎日のように色んなものをいただきます(笑)。

週末に作ったプリンとか、おばちゃんの実家(南部)で育てているタケノコとか、作りすぎたお弁当とか、写真に収めきれないほどたくさん、、、(笑)。

はじめは「人の手作り弁当なんて食べられないよ…しかもこの味むりだって…」なんて思っていたのですが、今は外国にも家族ができたようでありがたく頂いています。

みんな優しくて、涙が出そうです。

最後に

「台湾企業で働くとここがおもしろい」という記事をかくつもりが、あったかい会社の紹介になってしまいました(笑)。

台湾企業には、昭和の日本企業+東南アジアや大陸のベンチャー感の二つの要素を感じます。なんでも失敗覚悟で挑戦する反面、従業員を家族のように大切にする(+でも結局老闆最大〜)文化があります。

私の食費の出費がこんなに少なかったのは、あたたかい台湾の方に囲まれていたからなんだと改めて気づくことができました。

「TAKE(もらう)」ばかりではなく、私も誰かに何かを「GIVE(与える)」人になりたいと思います。

最後に食べきれないフルーツの写真でお別れを。

中秋節に文旦を7個もらいました(笑)。

カットするのが面倒臭くて置きっ放しだったけど、やっと最後にひとつに…。

バスの運転手からは朝よくオレンジをもらいます(笑)。

ryo

このバスの運転手は一体どんなつもりで毎朝私にフルーツをくれるんだろう(笑)。

それでは、また〜。

 

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