【台湾のお弁当箱事情】なぜステンレス弁当箱が多いの?

台湾の生活・文化

 


台湾人は自炊をせず、外食が多いというイメージがありますが、実は子供を持つ多くの家庭では夜ご飯を作り、翌日お弁当として持たせることが多いです。

日本と同じように、学校や職場にお弁当を持っていき、12時になるとテーブルを囲ってみんなでわいわいお昼ご飯を食べるのですが

台湾で働き始めてからランチのときにとても気になっていたのが台湾の「お弁当箱事情」

台湾人のお弁当箱は、見たところ9割近くが「ステンレス」のお弁当箱を使っているんですよね。

見た目は「可愛い」におおよそ遠いけれど、女子も含めて誰も彼もが持っている。

何故なのか?

今日は、使ってみると手放せなくなる「台湾の機能的な弁当箱」についてお話します〜。

 

台湾のお弁当箱の種類

温めて食べることが前提

台湾のお弁当は「温めて食べる」ことが大前提です。

理由は東洋医学的に体を冷やす食べ物を嫌う、と聞いたことがありますが

実際のところ「ほかほかのお弁当のほうが美味しいから」「冷たい弁当を食べる習慣がないから」っていうだけだと思います。

 

職場には電子レンジが付いていることが多いのですが、

特に公立学校にはこのような「蒸飯箱」という蒸し機なるものが置かれていることが多いです。

ここにステンレス製のお弁当箱を入れておくと、ず〜っと作りたてのホカホカを保ってくれるんですよね〜。発明した人天才!

ちなみに、ステンレス製だと熱が伝わりやすいのですが、

ステンレス製の次に台湾で多く使われている、ガラス製のお弁当箱だとよく温まりません。

日本人のお弁当箱としてよく使われているPPやプラスチック素材は「加熱すると容器が溶けて体に害が出る」と台湾人の間では信じられていて、全く人気がありません。笑

 

世界一長寿の日本人が普通に毎日プラスチック弁当食べてるのだから、あまり関係ないだろ〜と私は思ってるんですけどね。

ステンレス製

台湾のステンレス製お弁当箱のメリット

蒸し機で完璧に温められる

公立学校などには、電子レンジがクラスごとに置かれているわけではなく

給食当番のような「蒸し機当番」なるものがいるようで、毎朝ステンレス製のお弁当を回収するんだそうです。

回収したあと、お昼休みになると蒸し機をガラガラと引いて、教室の前に持ってくるのだとか。(蒸し機は下にローラーが付いていて移動できるタイプのものもあります)

これだけ「蒸し機」を使うのが当たり前となると、そりゃみんなステンレス製のお弁当持つよなぁって感じです。

実は軽くて強い

ステンレス製のお弁当箱の魅力に、「軽くて強い」があります。

ガラスタイプのお弁当箱と比べると圧倒的に軽い。でもプレスチックのように熱で形が変わったりしないし、しなやか(というのも変かな)に強いです。

一生物のお弁当箱という感じで、なんだか大事にしたくなります。

台湾のステンレス製お弁当箱のデメリット

音がうるさい

几帳面なことに、台湾では食べたお弁当をすぐに洗い、乾燥機にかけます。

こうやってきちんと並べて乾燥させて、殺菌されているお弁当箱を持って帰ってくるのですが

ステンレスなんでなんせガチャガチャとうるさい。落としても割れないからいいけど音がちょっとだけうるさい。

見た目が可愛くない

最近はオシャレっぽいマットなステンレス製のお弁当箱もあるようですが、やっぱり可愛い見た目のものは少ないですよね。色がどれも一緒だし。

絶対誰かとかぶるので、名前シールを貼るのが常識です。

ガラス製

さて、台湾で「ステンレス製弁当箱」に並ぶ勢いで人気があるのが「ガラス製お弁当箱」

こちらはOLを中心とした社会人に人気があるような気がします。

台湾のガラス製お弁当箱のメリット

お弁当箱以外の用途がある

ガラスの入れ物は、お弁当箱以外にもお惣菜や、前日に作った料理などを保管しておく「タッパー」としても利用できます。

中身が見えるので便利ですよね〜。

私も家が狭くてあまり多くのものをおきたくないので、お弁当用のサイズと、フルーツ用の2つを

お弁当としても、タッパーとしても利用しています。

デザインが可愛いものが多い

ガラス製のお弁当箱は、蓋の部分がPPやプラスチックであることが多いので

蓋に可愛いイラストが書いてあったり、色付きだったり、ステンレス製と比べてデザイン性があります。

 

ガラスの表面にプリントされていることもあって、意外と可愛い♪

台湾のガラス製お弁当箱のデメリット

学生は場所を選ぶかも

蒸し機で温めづらいので、やっぱり学生はステンレス製の方が使い勝手がいいと思います。

オフィスに電子レンジがある社会人は全く問題ないですね。

重い

あと、もう一つだけ…ガラス製のお弁当箱ってすごく「重い」んですよね。

仕事終わりの帰り道に「ああ、カバンが重い。そうか、今日はお弁当箱あったんだっけ」と思い返すこともあり、ここはデメリットです。

まとめ

今回は台湾のお弁当箱についてまとめてみました〜♪

最近は日本でも「ほかほかの暖かいお弁当が食べられる、台湾の弁当箱は素晴らしい!」と買う人も多いですよね!

ステンレス製のお弁当箱は特に、軽いし、圧倒的に機能性が高いので、一度使ってみると普通のプラスチックケースには戻れなくなります。笑

気になる方は、ぜひ一度使ってみてください〜♪

 

 

それでは、また!

 

 

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