日本と台湾の保育園の違い|それぞれ1年通った感想

出産・子育て

日本の保育園に通い始めて約1年が経ちました(早い!)。

日本と台湾の保育園にそれぞれ1年通ったので、両方の違い、メリットデメリットなど紹介してみようと思います。最近新たな取り組みとして、ブログと同じ内容をyoutubeで喋ってみることにしました。音声だけでラジオ感覚で聴けるので、活字を読むのが苦手な方、時間のない方は聞き流してみてください。

我が家の構成

我が家の構成は、日本人ママ(私)、台湾人の夫と3歳になる息子の3人家族です。台湾で出産して、子どもは1歳から2歳まで台湾の公立保育園に通いました。

日本にくるまで発語はほとんど華語(中国語)で、単語は日本語が結構出てるなという感じでした。一年経って、今は8:2で日本語優位です。日本では東京にある私立の保育園に通ってるいるのですが、私立といっても日本の保育費は所得によって異なるので、私立だから高い、公立だから安いってこともないです。うちも入れるところに入ったという感じ。

とはいえ公立と私立なので純粋な比較にはならないかもですが、参考程度にしていただけたらと思います。

どっちがいいのか問題

「日本と台湾、どっちがいい?」は、よく台湾人に聞かれる質問(笑)。生活水準に関しては正直日本のほうがいいと思っていて、正直に答えてしまう私ですが、保育園に関しては本当にどっちもよかったです。園によるっていうのが前提ではあるのですが、どちらも風土にあった教育方針やルールで、理にかなっていて、本当によかったです。なので、これから預ける親御さんはぜひ安心してほしいです。

日本と台湾の保育園の違い

保活の違い

これは正直台湾のほうが大変でした。台湾で産後すぐに保活をはじめたのですが、申し込みできる園(台湾は、公立だと住所によって申し込みできる園が限られます。日本の小学校みたいな感じです)に入るまで一年かかりました…。

台湾の入学シーズンは8月で2時募集が2月なので、8月入園の申し込みを逃すと、一年待つのもザラです。だから妊娠中から申し込みはしておいた方が良い、と言われていたのですが、生まれてすぐに人に預ける気になれず、結局申し込みの時期を逃して一年待つことに。

台湾の保育園の情報はこちらに、一時保育のことはこの記事にも書いているんですが、一時保育に週5で通ってるときは、保育費が月10万円とかザラだったので何のために働いているのか…かなりしんどかったです。

日本の保育園は、入学シーズンが4月で10月申し込み、台湾と同様に二時募集があります。入れなかった場合、一時保育のほか、定期利用という自費で保育園に通わせることができる枠もあったりして、選ばなければ絶対どこかには預けることができました。なので保活に関しては、台湾のほうが断然大変でした。

学費の違い

日本の保育費は所得によって異なるので一概には言えないのですが、我が家は月5万円未満です。収入に応じて月0円から10万円とさまざま。ですが、日本は3歳から幼児教育が無償になっています。息子は来年から適用予定だったのですが、都内では小池百合子氏が9月から保育園の完全無償化をはじめるらしく、無償になる期間が半年縮みそうです(30万円の節約に‥!すごい!)。

台湾の学費は、とにかく高いです。

公立と準公立だと補助が出るのですが、私立だと全く補助が出ません。そもそも公立と準公立は、保活のパートで話したように一年待ちとかもザラあるので、私立に入れるひとも多いです。

子供が少なく共働き家庭が多いことから、ある程度余裕のある家庭(日台夫婦みたいな国際カップルだと、収入もある程度多いと予想される家庭では)では、設備面などで質の高い私立に入れたいと思う人が多いです。

実際に私の台湾に住む友達では、保育園(幼稚園)の段階で公立にいってる子はほとんどいなくて、私立が多いです。私立の学費はピンキリですが、月2〜3万元(10〜15万円)で、プラス入学費などもかかります。

配置基準の違い

配置基準は3歳までは日本のほうが多く先生が配置されていますが、4歳以降は台湾のほうが多くなります。

日本は3歳クラスは15:1 , 4歳以降は25:1(無理すぎる)ですが、

台湾はというと、2025年現在3〜6歳まで共通で、15:1です。

25:1無理でしょ…でも去年までは30:1だったらしいです。YABASUGI

園での過ごし方の違い

うちの子は、めちゃくちゃ活発で運動量が多いので、日本の保育園のお外遊びをたくさんしてくれるところが良いなと感じています。午前中に外の公園にでかけて、午後は園庭で砂場やかけっこなどをして過ごしているようです。

でも厚着しないので、気温15〜20度でも半袖に薄いレギンスだけの子も多いし、年中鼻水出てる子もいるし、よく虫にも刺されているし、洋服泥だらけになって帰ってくる、と台湾人の夫は不満気です(笑)

日本人の保護者は子どもがどろんこになって遊んで帰ってくるの好きそうですが、台湾人の保護者は好きじゃないだろうな、と(子供の気持ちよりも大人の事情を優先させる気がするw)。

変わって台湾での過ごし方は、年中暑くて雨も多いので、お部屋遊びが基本でした。

お部屋の中のスペースが広くて、体を動かせるようなおもちゃが室内にあったイメージです。

少し怪我でもしようものなら、どれだけ小さいことでもすぐにLINEで写真を送ったり、電話をくれたりします。日本ではお迎えのときに初めて知ることがたくさんあるので、よっぽどなことがない限り就労中の保護者に連絡はこないんだなーと文化の違いを感じました。

写真提供の有無

日本に住んでいる台湾人ママに聞くと、日本の保育園に対する不満NO.1が、子どもの園での様子を写真で送ってもらえないこと、だそうです。たしかに、台湾ではLINEでも来ていたし月に1回facebookでも無料で数100枚シェアされていました。

日本の公立は写真の提供がないそうです。今息子が通っている私立の学校は、KODOMONっていうアプリに登録すると、毎月写真が100枚くらい見れるようになってます。写真は購入できるんだけどダウンロードもできます。毎月5枚くらいは買っています。

それ以外は、お昼寝の時間とか、1日のスケジュールとかは大体日本も台湾も同じですね、1〜3歳まではそんな感じでした。

まとめ

日本人・台湾人と結婚して子供を授かった。働く必要があるが、生後数ヶ月の小さい頃から預けるのは不安…というパパママも多いと思います。

嫌なニュースもたくさん見かけますし、保育園のレベルは園によるので「絶対に」とは言えませんが、日本も台湾も世界的にみれば保育の質がめちゃくちゃ良いと思うので、安心してほしいです。

ただ、保育園って預かってもらう場所なので、アカデミックなことができるかというと、そうではないんですよね。なので、何か伸ばしてあげたいと思ったら、自分でお金と時間をかけて習い事に通うのは必須かなと。我が家は英語と、得意な運動を伸ばしてあげたいなあ…と思っているところです。

それでは、また〜。

参考資料

【2025年】保育士の配置基準(新基準)とは?年齢別の配置基準を施設形態ごとに解説

幼兒園應依法配置人力

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