台湾の医療は格安なのにハイレベル!台湾の国民健康保険について解説します。

台湾の生活・文化

こんにちは~。

台湾在住のryo(ryo_lfmp) です。

台湾に来てから免疫力が落ちて、月に一回ほど風邪を引いています…。

ところで、台湾には日本と同じように「国民健康保険証」が存在します。

中国語で「健保卡(ジェンバオカ)」と呼ぶのですが、このカードがめちゃくちゃ使えます。

このカードのおかげで、アジアではかなり高い水準である台湾の医療を信じられないくらい格安で受けることができます。

どれくらい安いかといえば、風邪でお医者さんに掛かってお薬をもらっても、ワンコイン(500円)でお釣りが帰ってくるくらいの安さです。

そこで、今日は台灣の国民健康保険証=健保卡で受けられる台灣での福利についてまとめてみました♪

とはいえ「健保卡」がある人もない人も、台湾でおトクに医療を受けられるように記事を書いたので、最後まで見ていただけると嬉しいです。

それでは、どうぞ~。

台湾の健康保険証「健保卡」って?

台湾の健康保険証の仕組みは、日本とかなり似ています。

台湾では、1995年に「全民健康保険」という制度ができたことで、「健康保険証カード」の送付が始まりました。

1995年から現在まで

  • 台湾国籍者
  • 台湾で居留証を持つすべての外国人(仕事の有無関係なし、学生・主婦も含む)

を対象に、「台湾に住む全ての住人」が平等に医療サービスを受けられるようになっています。

保険料と診察料ですが、日本と比べると1/10程度で質の割に格安です。

こんなに安く、高度な医療が受けられるのは、世界中で探しても台湾くらいじゃないかなと思います。

台灣生活での医療費はどれくらい?

台灣の健康保険に掛かる月々の保険料

「健康保険証」を持っている被保険者は、毎月保険料を負担します。

この辺も日本と同じですね。

大きく異るのは、保険料の負担額です。

台湾で1ヶ月にかかる保険料は、給与x4.69%の3割です。

台湾で現地採用として就職した日本人の1年目の収入は、ビザの指定額である「48,000元」が妥当なので、この金額を例に計算してみます。

月給が48,000元(17万円)の日本人が負担する毎月の保険料は、

4,8000*0.0469*0.3=675元(2500円)です。超安くないですか?

家族の扶養などで金額は変わりますが(もっと安くなることもあります)独り身だとこんなもんです。

なぜ個人負担がこれだけ安くなるかというと、3割が自己負担、残りの7割を政府と会社が捻出しているからです。この仕組みは日本と同じですね。

実際の診察で支払う金額はどれくらい?

安いのは月々の保険料だけではありません。

風邪を引いて、近所の病院(個人の診療所など)で診察し大体3日分程度のお薬をもらった場合「健保卡(健康保険証)」があれば、費用はたったの50~150元(180~600円)です。

5年前にこの事実を知ったときの私。

ryo
ryo

やっす!市販の薬よりもやすいじゃん!

ryo
ryo

え?なんで台湾人日本の薬局で薬買うの?病院行って的確に薬もらったほうが安くない?

そして、5年後の私。

ryo
ryo

ま、日本の薬は風邪の引き始めとか、予防でサンプリメント的に飲みたいいし爆買しといたほうがいいよね~。

という具合に完全に思考が台湾人になってきました。笑

ちなみに台灣の医療費が安いのは健康保険証のおかげだけじゃなくて、そもそもが安いです。上で健康保険証を使って50元(180円)だった場合に、保険証なしで自腹での支払う場合も、400元(1500円)くらいです。

台灣の病院(診療所)ってきれいなの?

おいおい、そんな安くて大丈夫かよ…台灣の病院ってそもそも綺麗なの?って心配な方もいるかと思いますが、台灣の病院は清潔です。

写真は、私が普段通っている家の近くにある病院(診療所)です。静かできれい。

ただ値段が安いが故に、心配性の親が超元気な子供を連れてきたりしてウルサイことが多いので、小児科には行かないようにしています。

日本と同様に、病院(診療所)のすぐ近くに必ず薬局があります。

台湾の健康保険証「健保卡」で出来ること

病院(診療所)で治療をする以外に、台湾の健康保険証「健保卡(ジェンバオカ)」では以下のことができます。

・歯科(半年に一度のクリーニングも100元=350円)

・漢方医による医療 サービスとお薬の提供

・自然分娩

・月2回の訪問看護

出産と、介護まで保険の範囲内で出来るとは…!なんて素晴らしいサービスなんだ…感動…。

健康保険証がない人は?

さて、良いことづくめの「健保卡(ジェンバオカ)」ですが、持っていない人も気を落とさないでください!

台湾で「健保卡(ジェンバオカ)」を持てないのは、以下のような人です。

・VISAなしの旅行者

・台湾人と結婚して配偶者ビザを持っているが、台湾の滞在数が183日未満である

・ワーホリビザで台湾に滞在している

で・も・心配しないでください!!!

「健保卡(ジェンバオカ)」がなくても台湾生活は余裕です!

解決方法:エポスカードの「海外旅行保険」を使い倒す

年会費無料のエポスカードを持ち歩きましょう。

クレジットカードの利用に関わらず、海外旅行保険が使える旅人に人気のカードです。

超おすすめです。私は普段台湾では「健保卡(ジェンバオカ)」使っているけど、旅行のときは絶対エポスカードを携帯します。

海外旅行保険のクレカなら「エポスカード」があればほとんど網羅できるのですが、

1枚だけだと心細いので、楽天カードなどと組み合わせると、無料なのに補償額が増えて精神的に余裕が出るのでオススメです。

海外旅行保険に入るのは、必要な人だけでOK!

エポスカードや楽天プレミアムカードなど、すでに海外旅行補償の厚いクレジットカードを持っている場合は、海外旅行保険に入る必要ほんとにありません。

ただ、エポスカードは「日本出国時から3ヶ月以内のみに適用」なので、長期滞在には向いていません。

ワーホリビザで来ている方で、しばらくは日本に帰らないよ〜って方はやっぱり「海外旅行保険」への加入が必要になってくるかと思います。

ワーキングホリデー用の格安海外保険を覗いてみる

 

私が中国で留学中に使っていた海外保険も、AIG損保でした。

他の保険会社と比べて、値段がかなり安かったんですよね~。笑

まとめ

「健保卡(ジェンバオカ)」は、あると台湾生活の質が格段にあがります…!

とはいっても今はエポスカードのようなクレカもあるし、なくても今の台湾では余裕で生きていけます。

海外保険を利用するのが面倒になるくらい、医療費も安いので、保険証を持っていない方もあまり心配はいらないかと思います!

いや〜しかし、台湾移住はストレスが少なくありがたい…。

 

【参考資料】

 

 

それでは、快適な台湾生活を!

 

「海外移住者がまなびたい、お金のこと」カテゴリーを見る

 

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