台湾で働いている人には、様々なタイプの人がいます。
・日本から駐在員として台湾にやってきた方
・台湾人と国際結婚して、台湾にきた方
・台湾が好きで、住みたいから働いている方
私は台湾以外に、中国に長期で住んでいたことがあるのですが、中国と比べて台湾は駐在の需要が少ないと感じます。
それは、他国と比べて日台の文化が近しく、お互い信頼関係があるので相当なコストをかけて駐在員をおかなくても良いということもあるかもしれませんし
単に市場が小さすぎてビジネスとして魅力的ではないということもありそうです。
そして、中国と比べて圧倒的に「台湾が好きだから、台湾で働きたい」という方が多いように感じます。
働く場所を「台湾」に限定してしまうということは、必然的に「現地採用」としての道を歩むことになるのですが、台湾人の年収は平均180万円程度と言われています。
よって「現地採用」としての給与も、ほかの国に比べると低く、その割に意外と生活費はかかるので、正直なところ台湾で働くのは大変です。
「低い」って実際どんだけ低いの?と気になる方もいると思うので、今回は台湾人の年収と、台湾で働く日本人の平均年収、また台湾で働いてきた私自身の1〜5年目までの給与推移について書いていこうと思います。誰かの役に立てたら幸いです。
台湾人の平均年収は?
台湾人の平均年収は、約180万円と言われており、これを/12で割ると、約15万円です。
2019年12月に台湾政府が公式に発表した資料によれば、2019年10月の台湾人の平均収入は49,169元(約18万円)で、去年に比べて1.7%上がっています。
みんな月給18万円なら、そんなに悪くないんじゃない?と思うかもしれませんが、台湾は日本と比べると、貧富の差が相当に大きいです。
台湾国内の最低賃金は、2019年12月現在で23,100元(8万3000円)、時給の場合は150元(540円)です。(2020年1月1日より23,800元、時給158元に上がります)
新卒で未経験の人材を採用する場合、秀でた能力がある場合を除いて、私の感覚でいうと台北市内で3万元(11万円)、台北を囲う新北市で28,000元〜(10万円)が普通と感じます。
私が思うに、8割が3万元(11万円)程度の給与をもらっていて、残り2割で10万元(37万円)近い給与をもらっているマネージャー層の2つに大きく分かれていると考えています。もちろん、会社によっては中間層にあたる4〜5万元代のスタッフもいますが、あまり多くないように思います。
ここで、面白いデータがあります。
自分の適性価格を知るために、台湾政府は「給与が台湾国内でどれくらいの位置にあるのか」を確認できるプラットフォームを国民に提供しています。
これを使って台湾政府が公開している2019年12月の平均年収49,169元で入れてみます。(年収入力なので*12します)
すると、平均であるはずの49,169元以下で働いている人が60%、49,169元以上もらっている人はわずか30%というデータが出てきます。
何度かいろんな金額で試してみたところ、大体50%(真ん中)の位置にあるのは、月給にして38,000元(13万8000円)程度でした。
この金額は、台湾企業で採用活動をしている私にとっても「台湾の真ん中ってこれくらいかな」と納得できる金額です。
・台灣人均月薪5萬?「薪情平台」揭秘:輸入薪水,就知道多少人收入比你高
・108年10月底工業及服務業受僱員工人數為799萬7千人,本月總薪資平均為46,666元
台湾で働く日本人の平均年収は?
台湾政府はホワイトカラーの外国人を守るため、ワーキングビザを出すための最低賃金を47,971元(17万3000円)と決めています。
先ほど台湾人の給与について詳しく書いたのでお気づきかもしれませんが、台湾人の平均的な収入と比べて「高い」ですよね。
日本の初任給とそう変わらないので、これだけあれば正直台湾でそこそこの生活ができます(私は今何の不満もなく台北で生活していますが、それでも家賃含めて月に3万元も使いません)。
ただ、この「47,971元」は5年程度の経験があり、台湾社会へ貢献してくれることが前提になります。
また台湾人と結婚し配偶者として働いている場合はこの限りではなくなるので、社会経験がない状態で台湾に嫁いで台湾で働く場合、給与に関してのモチベーションは日本と比べてかなり下がると思います(でも若い分、数年ですぐに挽回できるのでご安心を!)。
社会経験がなく、配偶者ビザを使い台湾で働こうと考えている方は、できれば先に2年日本で仕事の経験を経験しておき、外国人の最低賃金を保証してもらえる「ワーキングビザ」で台湾に移住し始めるのがおすすめです。
その1〜2年後に配偶者ビザに切り替えたとしても「配偶者ビザに切り替えたから」といって給与を減らされることはまずないですし、その後転職をしても「前職では〇〇元の給与でした」と提示することで、台湾基準の給与で働くことを回避できます。
台湾で働いてきた私の給与の推移
私は若い頃にただなんとなく台湾で働きはじめたので、台湾の給与がここまで安いとは知らずに、同世代の日本の友人と比べてはいつも落ち込んでいました。
でもそれが「絶対にここで結果を出す。こんなに辛いんだから、年収も経験も、日本で平和ボケしてる同世代には負けない」と無駄な闘争心となり、辛くても頑張ることができました(汗)。
今は台湾が本社の上場企業で営業系の管理職として働いており、年収は100万元以上(370万円以上)あります。さらに月1で1週間ほどの海外出張があり、その手当もつきます。役職の割には、日本の平均年収くらいしかありませんが、20代の女性が台湾社会でサラリーマンとしては多くもらっているほうではないかと思います。
でも、はじめて台湾にきたときは「月給は36,000元(13万)」と提示されていたんですよね。
額面13万円のフルタイムの仕事に日本の大卒でつくとか、
まじで当時は考えナシで若かったよ…
日本で新卒OLをしていた頃
月給:額面20万円(手取り18万円くらい)
ポジション:新卒平社員
ボーナス:5万円(1年目の夏のボーナス)
都内の三流私立大学を卒業する予定だった私。
当時スキルとして持っていたのは、日常会話レベルの中国語(HSK6級は取得していたけどHSKの合格レベルって6割だし結構レベル低い)と、流暢に話せる英会話(こちらは聞ける話せるけど文法ぐちゃぐちゃで当時は500点レベルw)、協調性抜群(といえば聞こえはよく流されやすい性格)ぐらいでした。
「何かに夢中でのめり込む」ことができなかったので、スキルのどれもが中途半端で、自分よりもそのスキルの高い人が現れると急に存在感のなくなってしまう存在でもありました。
脱フツウのために中国語を勉強したのに、
自分レベルの人はいくらでもいたっていう〜
就活もかなり適当にやっていたのに売り手市場であったため、すぐに4社から内定がもらえて、その中でなんとなく一番海外と繋がりのありそうな会社に決めました。
でも内定決まった途端、ヨーロッパに放浪しだしたのでオリエンテーションもいかなかったし、会社の先輩に先に媚びを売っておくことも全くしなかったw
大手企業で希望の部署に全滅
入社後、ミーハーな私は花形部署に申し込んだのですが、花形部署どころか第三希望まで全滅!
だって同期には、東大・早稲田・慶應・上智卒のエリートはもちろん、外大卒のハーフ(英語も中国語も勿論ペラペラ)、フェリス卒の美人など、そりゃあもうフツウとはかけ離れた人ばかりだったんだもの。
わたし、、、なんもない…。
何もない私は、一番希望していなかった地味な部署に配属となり、その現場で1ヶ月と働かなくとも、周りの人を見て『辞めたい』と思いましたw
私からしてみると、将来性のないサービス業。
希望の部署にすら入れないのに何年かかるか分からない駐在希望なんか出したって絶対に通らない。
てかバイト時代のアパレルショップ店員や、出版社で記事書いてたバイトのほうがずっと楽しかった。私、5年かけて大学まで卒業して一体何をしているの?
5月に配属されてからすぐに転職活動を始めたものの、入社1ヶ月でやめるような根性なしを雇ってくれる企業は中々なく、台湾の友人から「台湾で働かない?」と声をかけてもらい、運良く台湾で働けることになりました。
このときの貯金はわずか20万円(ヨーロッパ放浪から帰ってきてすぐに社会人になってから、丸の内ルッキズム文化に影響され高級エステや美容院通いで金がなかったw くだらねえーw)
ビザも出ていない中、家族にあっさりと別れを告げ、台湾に旅立ちました。
じゃあね〜
台湾現地採用の給与(1年目)
ハッ‥暗黒の新卒時代の話が長くなってしまった‥。
ここから台湾の給与の話です。
年齢:24才
月給:36,000元(13万円)→47,000元(17万円)
ポジション:日本営業アシスタント
ボーナス:月収0.5ヶ月分
恥ずかしいことに台湾がどんな場所かも知らなかったし、24才の私はまだまだ学生気分が抜けなかったので、
「別に3万6000元でもいいや。バイトだと思って働こう。数ヶ月でも外国で就職したことがあるなんて、多分転職に役立つよな〜」なんて甘い気持ちでいました。
が、一向にビザが降りない。
それもそのはず、この頃(2014年)は日本の大学を卒業した新卒は、台湾でビザが取れなかったのです。ホワイトカラーの外国人を雇ったことがない会社の人事が確認したところ「ホワイトカラーの外国人を雇うには、47,941元以上の給与支払いが必要。その上仕事の経験がないと難しい」とのこと。
いよいよ台湾での仕事を諦めて転職仕切り直しか…と思っていたところ、社長が
「ワーホリビザで1年試してみたら?給与はもちろん規定通りに払うよ」と言ってくれ、台湾に残れることになりました。
でもここで、台湾の平均的な給与は今回私がもらえる給与よりもずっと低いこと(だから口外するなということ)と聞かされて、「この社長のために、会社に貢献するために真面目に働こう」と思うようになりました。
急に入ってきた外国人は、社長に可愛がられているし、前社での感覚が抜けずにハイヒールにフルメイク出勤(笑)。
それでいて中国語も使い物にならず、仕事どころではないので半年くらいは結構いじめられました。
でも6ヶ月をすぎたくらいから、「あーこの人たち悪気ないんだな」と分かり、精神的にもどんどん強くなっていきました。
ぽんこつな私を雇ってくれたオーナーありがとう…所詮コネ入社でごめんよ同僚たち…でも私もよく頑張ったよ…
台湾現地採用の給与(2年目)
月給:26万円
ポジション:日本営業担当
ボーナス:月収1.5ヶ月分
1年働いたタイミングで、一度日本へ帰ろう!と思い立ちました。
別に台湾に住みたくて就職したわけじゃないし、中国語のレベルもかなり上がったから、今なら専門商社の第二新卒ですぐに採用されるだろう、と。
転職活動もし、実際にいくつかの会社からもすんなり内定をもらえていました。
若者が少ないし、2014年ごろからもうずーっと売り手市場な気がする
そのことを上司と社長に話すと、
「それは勿体無い。日本で働きたいなら、ちょうど良いから日本の事務所を作ればいい」と言ってくれました。
ちょうど出来る仕事が多くなってきて楽しかったのと、会社の自由な社風に「若い時にこんな体験をしてみるのも良いなあ」と思い、社長の提案通り日本に小さな事務所を設けひとりで働くことになりました。
この年、社会人2年目の25才。
日本の一般的な社会人2年目、25才の営業職の収入を調べ社長にプレゼンし、額面26万円の月収を受け取ることになりました。
東京での1年は私を大きく成長させてくれました…
25歳で台湾の大きな会社の代表として、ひとりで事務所任されるなんて、こんなに大胆なことはないよね〜。
ちなみに先に述べた第二新卒での転職活動では2社から内定が出ていたのですが、第二新卒向けの転職サイト「第二新卒エージェントneo」というサイトを使っていました。
以前ブログにも書いたのですが、この転職エージェントで自分の親友も社会人2年目で大手企業のマーケティング部署に採用が決まってキャリアアップしていて、個人的に結構信頼しているサイトです。
20代に特化した就職・転職サービス【第二新卒エージェントneo】をのぞいてみる
台湾現地採用の給与(3年目)
月給:5.6万元(約20万円)
ポジション:海外営業担当
ボーナス:月収2ヶ月分
社長もさすがに商売人なので、「ビザのために1年日本に出すけど、翌年からは台湾に戻ることを考えてほしい」と言われ、契約書にサインもしていました。
家賃の高い東京の事務所を、私ひとりのビザのために維持するのもそりゃあ1年が限界よね。ワーホリ1年+この1年の東京生活で就職ビザが取れる基準は満たせることになったので。
契約書は台湾国内のみに有効のものだったので、日本に住むに日本人の私は破棄しても正直問題なかったのですが、すでに社長や同僚との信頼関係が出来上がっていたのと、台湾人の彼氏がいて台湾での生活を心待ちにしていたので、台湾に戻ることにしました。
しかし揉めるのは、台湾の会社へ戻ったあとの給与!
今のほうが去年より仕事できるのに
給与低いなんて許せない!
最終的に5万6000元(約20万円くらい)で落ち着き、家賃手当ても少し出してもらっていたので、台湾での生活にはかなり余裕が出てきました。
台湾現地採用の給与(4年目)
月給:6.2万元(約22万円)
ポジション:課長
ボーナス:月収4ヶ月分
月収も役職がついたことで前年度より2万円以上上がりました。ひとりで出来ることが相当に増えていたので、仕事が楽しく、今思えば1番残業していた年だったと思います。
そのお陰(?)か売り上げが相当によく、ボーナスも4ヶ月分つきました。
ボーナスは日本円で3桁には少し届かなかったけど、台湾ってこんなに毎年どんどん給与が上がるんだ!とモチベーションが上がりました。
台湾現地採用の給与(5年目)
月給:7万元(約25万円)
ポジション:副理(サブマネージャー)
ボーナス:月収4ヶ月分
この年は1年目の頃のように、人間関係で色々とあって大変でした…。管理職として毎月、毎クオーター、年、翌年の予算編成と管理、教育、人間関係の修復、採用etc
とにかく新しいことの連続で、これまで最優先してきたお客さんの要望を細かく聞けなくなってしまいました。本当に余裕がなかったです。
この頃になると金銭的にはかなり安定してきたので、お金のことはあまり考えなくなっていきました。
がむしゃらに走ってきた台湾生活を振り返り、自分の経験を誰かにシェアすることで、昔の自分と同じように苦しい気持ちでいる人の役に少しでも立てるかもしれない…と思いブログを始めたのもこの頃です。
台湾で就職するのはありか?
2019年はまだ終わっていないので、去年までの収入の推移と仕事量について書いてみました。
「台湾で給与をあげるには」なんて記事を偉そうに書いておきながら年収400万円wwと思われてしまうかもしれません(笑)。
でも、台湾の給与相場って本当に低いんですよ。だから「日本の年功序列じゃ給与上がらないし、海外に出たほうがたくさんお金もらえるかも」と思って海外就職を目指している人は、私の経験上でいうと、台湾には来ないほうが良いです。
台湾でのキャリアアップは、
正直いって経済規模的にもかなり厳しいから日本のほうがいいよ
だって、日本なら第二新卒でも年収500万円からの求人が全然ありますよね。
経験ありのマネージャーなら、20代で年収1000万越えも全然珍しくないはず。
でも、台湾で20代で年収1000万を超えるような仕事は、台湾にきた外国人の駐在員でもない限り、多分ないです。
アジアへの海外就職で20代でも日本以上に給与をもらえる可能性があるのは、シンガポールと香港、中国国内の大都市くらいです。でも、小学生の頃から1日8時間以上勉強をしてきて、超一流大学を卒業し外国語もペラペラで、それでもこの仕事にありつこうとする優秀な彼らと争って仕事を勝ち取ることになります。
いや…日本で平和ボケしてる私には彼らの人生をかけた戦いに勝てる気がしないんだよ
それでも台湾で働きたい人へ
コネがめっちゃ大事
元も子もない話なんですが、台湾で給与所得をあげたい場合、1番大事なのは「コネ」だと思います。
やっぱりその会社の経営者に好かれない限りは役職を上げることは不可能です。
経験があって、経営者と知り合いの場合「よかったらうちの会社来てよ。役職は〇〇で、給与は〇〇くらいでどう?」と、試験や面接ナシで高級取りになれることもあります。
そのように転職を繰り返して給与を上げることは可能ですし、1つの会社に長くいることで昇進することもあります。
「コネ」は別に台湾の経営者に限定するわけではなく、例えば人材派遣の会社の人と親しくなっておき、日頃から自分の要望を伝えていれば、優先的に仕事を紹介してくれることもあります。
台湾の就職サイトといえば「104人力銀行」が有名ですが、こちらは完全に台湾国内の台湾人向けのサイトになっているので、給与水準が低めです。
「台湾」に限定して、外国人採用として仕事を探すなら、JACリクルートメントと、パソナ台湾、Reeracoenの3つが一般的ですかね。日本人でも仕事見つかりやすいと思います。
変化を恐れない
基本はコネが全てなんですが、コネ以外に給与が上がるとしたら『変化を恐れないでチャンスを掴む』ということ。
会社がスピーディーにある新事業を展開するとき、他国に会社や事務所を作るとき、
今の業務に慣れていて生活を変えたくない同僚たちが中々手を挙げずにいるときに『私がやります』と一番に言えることが大事。
変化したくないと思ってたら、給与も変わらない。
大変だけど、変わりたいと思って行動したときだけ人は変われる
あと、よく『現地採用でマネージャーなんて、安月給で余計な仕事増えるからやりたくないよ』という人がいるんですが、マネージャーにはなったほうがいいと思います。どうせ役職ついてもつかなくても、日本人だというだけで仕事押し付けられますから!
でも役職ついていれば、手当が出るし
転職時にも在籍証明書に役職の記載してもらえるから有利だよ
私の今後のキャリアは?
「こうなりたい」っていう自分像は、今でもたくさんあります。
- 35才までに中小企業の副総経理になるとか
- 40才までに小さな企業の総経理になるとか
- 自分の家族が出来たら個人事業主になってフルリモートで働ける環境を作る、とか
矛盾してることもいっぱいあるけれど。
でも、人生って予想通りにはいかないんですよね。予想外のことばかり起きるのが、人生。
だって24才のわたしは、台湾で働くことになるなんて少しも思っていなかったし、こんなに長くひとつの会社で働くことになるとは思ってもいなかった。
何なら去年は転職して日本に戻るつもりでいました。
だけど、その時々の決断で今の自分があり、幸せに暮らしています。
だから、来年すらどうなるのか今は分からないけれど、自分の決断にはいつでもワクワクした自信を持って。
また「フレキシブル」な考えと「フットワークが軽い」という自分の持っている長所を忘れずに、元気よく、周りの人と、楽しく毎日を過ごしていこうと思います。
ではまた〜。
これ一体なんの記事だった(笑)?
コメント
すごいです。尊敬します。
これから台湾へ移り住もうと思っているので、
とても参考になりました、ありがとうございます。
ひとつ質問です。
「1年目は本当に辛くて、日本に帰りたくて弱音ばっかり吐いていました」
とのことですが、特に辛かったのはどんなところでしょうか?
Mikeさん
ツイッターでもコメントありがとうございました!
スパムをうまく処理できていなかったのでコメントに気づかず、返信が遅くなってしまい申し訳ありません。
特に辛かったのは、言葉を全て理解できなかったことです。
人と話をするのが好きな性格なので、同僚の話の中に入っていけないことが辛かったです。
また、本当に同じテンポで話ができないと、1対1以外では話ができないので、大勢で集まる時などは苦痛でした。
分からないので、意地悪されているんじゃないか、と思ってしまうんですね。
あとは新卒で入社したので、右も左も分からず、その上給与は台湾人よりずっと高かったので(ビザの規定金額の関係上)
当初は上司からも煙たがられてたような気がします。
しかし今では人間関係ではノーストレスとなりました。
皆意地悪としていたのではなく、ただ言いたいことを言っていただけなんですね。
矛盾していることも多いので、カッと言い返してやると、なんだか嬉しそうにまた反論してきます。
住めば都、とまではいきませんが、他の国と比べても、日本人が住みやすい環境であることは間違いなさそうです。
きついですが、社内で唯一ムニの存在になるためには、台湾系企業や外資企業が良いと思います。
日系企業では、現地採用からの出世はなかなか難しいかなと思ってます。
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