HSK6級のレベルは?合格までの流れと個人の申し込み方法について。

語学学習


こんにちは〜!

台北在住のryo(ryo_lfmp)です。

「HSK(漢語水平考試)」の6級を、深センまで行って受けた結果、合格していました♪

「HSK」は、中国語の能力を測る試験として世界的な基準となっている試験です。

この記事では、HSKの6級のレベル、個人での申し込み方法、HSK6級に合格するためのおすすめテキスト、試験の構成と私の試験結果を紹介します。

 

HSK(漢語水平考試)とは?

HSKとは、漢語水平考試(han yu shui pin kao shi )の頭文字をとったもので、中国の教育部(日本でいう文部科学省にあたる)が認定する国際的な中国語の語学検定試験です。

中国語を母語としない学習者(外国人以外に華僑や中国国内の少数民族も含む)が対象となっています。

1984年に開発が進められたHSKは、1992年に中国国内で正式に国家レベルのテストとして認められました。

中国(大陸)の国力が上がるに連れて、HSKが、英語でいうTOEFLやTOIECと同じように、海外で中国語能力を測る証明として、認められてきました。

 

中国語検定とHSKなら、とっておくべきは確実に「HSK」

HSKはコミュニケーション能力の測定に特化しているため、より実用的な中国語能力が求められます。

中国の大学へ入学する外国人は、HSKの提出が求められますし(文系大学でHSK5級、理系大学でHSK4級を求められることが多いです)

企業でも、外国人はHSKを持っていると有利です。

HSKのレベルはどうなっているの?

HSKは1級、2級〜6級まで分かれており、6級が最も難しいレベルとされています。

6級に合格(スコア180点以上で合格)していると、日本国内ではもちろん、留学先や外国での就職でも「中国語ができる人」を評価され、関連の仕事をするのに有利です。

中国国内では2017年4月から外国人労働者のランク付を行っていて、その基準としてHSKが採用されています。ほかにも、HSK6級の合格で通訳案内士の中国語筆記試験が免除されたり、中国語を勉強する者としては一番知名度が高く、融通のきく試験となっています。

試験を受けられる場所

試験を受けられるのは、中国国内(大陸、香港を含む)と中国と国交のある多くの国。

日本に住んでいる人ならば、大抵日本の大学や語学学校などで申し込み、試験が可能です。日本なら、TOEICと同じようにほぼ毎月受けられます。

HSK検定申し込みサイト(日本語)

 

で!す!が!

このHSK試験、中国(中華人民共和国)政府の認定試験であるが故に、台湾国内では一切試験が受けられません。不便ーーーーー!

まあ、これ以外は台湾より中国のほうがずっと不便なんですけど(Google、YoutubeなどのVPN規制や海外送金もろもろ面倒臭すぎる)

 

私は台湾に住んでいるので、日本に帰って試験を受けるか、中国大陸(もしくは香港)で試験を受けるかの二択だったのですが、丁度友人から香港旅行の誘いがあり

旅行と兼ねて香港でHSKの試験を受けることに決めました。

HSKを個人で申し込みする方法

上述したような日本のサイトは、中国国内での試験に対応をしていないので、中国で試験を受ける場合には、自分でHSKの本サイトにアクセスし、申請をしなければいけません。

申し込みの条件ですがわりとハードで、中国に住んだことのない普通の旅行者だったら、まず申し込みが難しいと思います。

というのも、支払いが海外クレジットカードに対応しておらず、銀聯卡(中国のクレジット・デビッドカード)のみの取り扱いだからです!!

インレンカード持ってない人や、中国に知り合いがいない人は申し込みができないっていう。

(日本で作ったインレンカードが使えるかどうかは、試していないのでわかりません)

申し込みの手順

HSK協会のサイトへアクセス

http://www.chinesetest.cn/index.doへアクセスすると、英語、日本語、中国語、フランス語など好きな言語で申し込みをすることができます。

お好みのLanguageをクリックしてから、申し込みをする試験をクリック。

会員登録を済ませる

会員登録が必要になるので、メールアドレスと電話番号、名前だけですが簡単に登録をしてマイページに入ります。(このとき入力する電話番号は、中国のものでなくてもOKです)

申し込みをする級を選んでクリックします。

ここまで、日本語で操作もできるし何てことないように思いますが、ここから難易度が増します(笑)

 

試験会場を決める

このあと試験を受ける会場を決めるのですが、香港旅行と一緒に試験を受けよう!と思っている方は注意が必要です。

香港でのHSK試験は、なんとネットでの申し込みができません!

大事なことなのでもう一度(笑)

香港で中国政府認定のHSK試験を受けたい場合は、インターネットでの申し込みはできず、直接現地で申し込みをするしかありません。

あら〜。

香港現地に住んでいて1ヶ月後のHSK申し込みができるのなんて、留学生か在住者しかいないですよね〜。

くれぐれも、私みたいに先にチケット買ってから試験の申し込みをしないようにしてください(←香港で往復チケット買ったあと、香港の学校で試験が受けられないと気付き、香港から1番近い深センの学校に変更した人。笑)

ここで香港が出てこなかったので、CHINAの中からめちゃくちゃ探しましたよ。探せど探せど出てこない、香港。

後からネットで調べると、香港で受ける場合は現地での申し込みが必要で、ネットでの試験申し込みはできないということがわかりました。トホホ。

 

支払いは銀聯カード

先程も書きましたが、支払いは銀聯カードでRMBのみ受け付けています。

銀聯カードを持っていない人は、カードを持っている人に使わせてもらうしかないですね…でも中国旅行は銀聯カードかwechat Payがないとかなり不便なので、現金をたくさん替えておきましょう。

受験票をプリント

申し込みが完了したら、マイページで受験票をプリントしてください。

これで試験の準備は全て完了です!

HSK合格におすすめのテキスト

HSK6級受験者ともなると、中国語はおそらく上級者かと思いますので、正直テキストなどは必要ないと思います。とにかく実践あるのみ。

というか本当に買う必要がないんですよ。

なぜなら、試験の申し込みをしたサイト(http://www.chinesetest.cn/index.do)で模擬試験を受けることが出来ますし

模擬試験自体にはお金がかかるんですが、この資料のダウンロードには一切お金が掛からないんです。(だから自己採点したら無料で過去問をダウンロードできます)

模擬試験をクリックし、資料センターを開くと、過去問が3つくらい出てきます。

単語に関しては、合計5000もの単語が乗っているハンドブック(エクセル形式でダウンロードできます)まで付いているので、本当にテキストを買う必要が無いです。

私も今回のHSK6級対策としては、この過去問を2部印刷し、通しでやって、苦手な部分を復習したのみ。

昔試験を受けた時は、こんなサイトがあることを知らなかったので(日本のエージェント使って応募してたので、進められるがままにテキストを買っていた)

新HSK模擬問題集 6級を使っていたのですが、これも全部過去問です。無料でダウンロードできるものと同じ。

なので「正直過去問は3回分あれば十分。そんなにたくさんやる時間ない」って人はテキストを買う必要がないと思います。

 

HSK6級の試験結果と実際に受けてみた感想

正直準備期間がほとんどなかったんですが、300点満点中202点と、一応合格していました。(180点以上が合格ライン)

まあ台湾企業で毎日中国語漬けが5年も続いているので、これでも低い方ですよね…。

採点は、リスニング、リーディング、ライティングで各100点が与えられています。

 

リスニング:57点

台湾中国語と大陸中国語で発音や言葉の使い方が若干異なるので、リスニングでの点数が全然出なくて驚きました。古典系は本当に難しくてさっぱり。日本語で聞いてもわからないと思います。笑

点数は、なんと57点!めちゃくちゃ悪い!いつもは1番点数が取れるところなので焦りました。

リーディング:66点

これもよろしくないですが、本当に難しいんですよね。

第1章の間違いを探せ(請選出毛病的文章)とか意味がわからなくて、台湾人の同居人にやらせたら10問中7問間違えていました。笑

問題の意味が分からないらしいですw

なので、第1章は捨てて、長文の読解をやったほうが点数が取れます。

ライティング:79点

ライティングが79点だったので1番よかったです。これは中国語での口語が得意な人は、わりと誰でも点数を取りやすいと思います。

1000文字程度の文章を10分かけて読み、その後思い出しながら文章を400文字程度で内容をまとめるというものなのですが、ブログの要約などで培った文章力が活かせたような気がします。

でも、何度も出てくる大事なキーワードを忘れました(爆笑)

その大事な言葉が思い出せなくて、回りくどい言い方でなんとなーく適当に文章を作ったのですが、79点も取れててよかったです(笑)

(例えば、金づちという単語が出てこなくて、長い銅、という具合に表現しましたw)

 

まとめ

中国語力は、5年前と比べて確実に上がっているはずなのに、試験で取れる点数は学生時代のときとほとんど変わらなかったですね。古典や中国文化などの教養が私にはないので、当たり前かもしれません。笑

言葉ができる=試験の点数が高いとは限らないな〜と実感してます。

HSKの期限は2年なので、また次に受けたいな〜と思ったときにチャレンジしたいと思います。

 

 

それでは、また〜♪

 

台北情報ブログと、海外就職ブログのランキングに参加しています。

よろしければクリックお願いします ( ˊᵕˋ )


にほんブログ村

コメント