台湾人がギョッとする日本人の行動まとめ

台湾の生活・文化

 

こんにちは〜!

台湾在住のryo(ryo_lfmp)です。

日本人が台湾に行くと、「ご飯が美味しい」とか「人が優しい」なんて良いイメージを持つ反面、

「騒がしい」「ゲップする人むり!」なんてマイナスな声を聞くこともあります。

 

「声が大きくてカフェがうるさい」

「食事中にゲップするなんて信じられない」

日本で育ち台湾に住んでいる私も、台湾人の嫌だなぁ〜と思うところはたくさんあるのですが、

それは自分にとっての常識とは離れているから、なんですよね。

でも、国が変われば「普通」も変わる。

”そんなことわかってる”

”でもこんなことが「普通」なんてありえない”

という気持ちは超!わかるのですが、

気持ちを和らげるため、もしくは相手の立場に立って物事を考えるため、

今回は逆に、「台湾人が思う、ギョッとする日本人の行動」について、イラストと共にまとめてみました。

「台湾人のここが嫌!」と思っている人も実は、「日本人のここが嫌!」をしてしまっているかもしれません。

 

※このお話は台湾に5年間住み現地の企業で働き、日々台湾人たちと共に生活をしている私が見聞きして感じたことです。全ての台湾人に当てはまるとは限らないので、参考程度に見てくださいね♪

 

台湾人がギョッとする日本人の行動

所構わず指や首、腰の関節を鳴らしまくる

日本人は毎日仕事でお疲れなのか、普段から「関節」を鳴らすことが多いなあと思います。

男女問わず、特に指を「ボキボキボキィ」と鳴らす音は、台湾人にとって心地よい音ではないそうです。

日本でもこの音が嫌いな人はいると思いますが(特に鳴らさない人にとっては)、そこまで嫌な顔された覚えはないです。

でも台湾人にとっては、骨を鳴らす習慣がないので、かなりギョッとするみたいです。

実際に指の骨をバキバキ鳴らすのは、映画の格闘シーンとかでしか見たことがないという人もいて、

「えっ。何怒ってんの?」とか

「ヒーェー。日本人の女の人でもそんなことするの?」と言われたりするので

恐らくすごくマイナスイメージなんだと思います。

 

私は小さい頃から骨を鳴らす習慣があって、今でも知らず知らずのうちに指、肩、首、腰などバッキバキ音を鳴らしてしまうんですが、

注意されてからというものの、なるべく人前では意識してやめるようにしてます。

正直首や腰なんかは自己流でバキバキしても体に悪いし、やめたほうがいいですね。

 

蚊や蝿、ゴキブリに過度に反応して怖がる

台湾は、高温多湿の気候でフルーツなどの植物がたくさん取れるが故に「虫」も日本に比べて多い国です。

それでいて、シンガポールのように毎週「防虫剤の散布」を徹底したりしないユルい台湾なので、まあそこら中に「害虫」がウヨウヨいます。

ゴキブリやネズミは東京にも相当多いけど、人口が東京よりも少ない台北にも、同じくらいいるんじゃないでしょうか。

 

特に「蝿」や「ゴキブリ」は、ローカルの飲食店なんかに行くと普通に見かけたりします。

なのでいちいち「ギャァーーー!」と騒いでお皿をひっくり返して逃げたり

「いや!この店ハエがいるから無理!!」と店に入らなかったりすると、うんざりされます(笑)

 

それが衛生的にどうしても無理な人は、百貨店に入っている高めのレストランやホテルディナー、もしくは家で自炊するしかないですね(笑)

 

でもローカルでも全てのお店にいるわけでは無い(遭遇するわけでもない)ので、台湾に来たらもうあまり気にしないほうが良いと思います。慣れです。

 

しゃっくり(吃逆)とゲップは台湾人にとっては同じ

日本人が台湾旅行にくると、台湾人が食事後当たり前にゲップを披露してるのに驚くと言います。

私も今だに慣れなくて、「食後のゲップをマナー違反」と思わないような人とは正直一緒にいれません。

 

でも台湾人にとっては「しゃっくり」と「ゲップ」は同じ自然現象のようです。

しゃっくりとゲップは、一般的に中国語では同じ単語「打嗝」で表現されています。

 

打嗝(吃逆)

打嗝とは医学上「しゃっくり」のことを言う。肌が痙攣して収縮したときに起きるもの。寒い場所や冷たいものからの刺激を受けたり、満腹のとき、大笑いしたとき、早くごはんを食べ過ぎたとき、硬くて乾いたものを食べたあとなどに出やすい。

私が普通に「しゃっくり」をすると、まるでゲップをしたかのように台湾人から

「欸 你也會打隔喔〜〜!」とニヤニヤされるので

「これはゲップじゃなくてしゃっくり」と言っても、そういう言葉が中国語にないために、台湾人にとっては同じ行動に見えるそうです。

 

ということは、「ゲップはマナー違反」と思っている台湾人の前で、「止められないから仕方ないもの」として普通にしゃっくりを繰り返していたら

何人かの台湾人からは「何この人ずっとゲップして…本当耳障り」と思われているかもしれないのです。

うーん、不思議。でも自分の常識は他人の常識じゃないってまさにこのこと!

 

車のドアを勢いよく閉める

部屋のドアは全く人に気を遣うことなく「バンッ」と勢いよく閉める台湾人ですが(多分何も考えてない)、なぜか車のドアはそぉ〜っと閉めます。

車のドアは、閉まりきらないと危ないので勢いよく閉めるの(というかちゃんと一回で閉まるように割と力を入れて閉める)が日本の常識だと思うんですが、台湾では車は高級品なので

壊れないようにそっと閉めるのが常識のようです。

社長の車に乗せてもらったときとかに勢いよくドアを閉めると嫌な顔されたりするので、気をつけましょう!

 

ラーメンや蕎麦をズズッと思い切りすする

これは「台湾人に嫌がられる」というより「外国人に嫌がられる」行動なんですが、

欧米では「麺をすする」という文化がありません。

「麺はフォークで巻きつけて食べる」のが常識なので、ラーメンや蕎麦でも汁を飛ばしながら思い切り啜ると引かれます。

日本では、うどん、蕎麦、ラーメンをすするのはOKだけどパスタは非常識っていう暗黙の了解がありますが、

 

台湾人は、

・何を食べるときも麺を啜らない人、と

・どんな麺でも啜る人

の2パターンに分かれていると思います。

だから麺を啜る習慣が無い人、欧米帰国子女系(台湾にめっちゃ多い)の前でラーメンや蕎麦をズズっとすすりまくると、まるで食事中にゲップをしたかのような目で見られます。

 

私は日本で育ったのに、ラーメンや蕎麦を啜る音が最近ダメになってしまいました…なんでかわからないけど嫌悪感があるんです…。

 

まとめ

パッと思いついたのがこの5つだったのですが、なんだかまだ思い出していないことがあるような。

 

実は今書いたことのほとんどが、私が台湾人から注意されるまでやっていたことで、言われるまで相手が嫌だと気付いてなかったことでした。

注意されてからは、私もなるべく気を付けるようにしています。

「マナーは日本人のほうが達者に決まっている」と思い込んで、「台湾人が嫌がること」を考えられてなかったので、自分勝手だったなと反省しました。

 

じゃあ自分が気をつけたら相手も気をつけてくれるか、ということそうではありません。笑

 

 

自分は気を付けているのに相手は気を付けてくれないっ!とまたストレスが溜まったりするので

台湾生活の正解は、「どんなマナーも気にせず自分のやりたいように自由に生きる」なのかもしれません。笑

 

それでは、快適な台湾生活を〜♪

 

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