【日台国際結婚】台湾での入籍に必要な書類と提出の流れを紹介。

台湾の生活・文化

去年(2020年)のことですが、長くお付き合いしていた台湾人男性と台湾で入籍をしました。

本当は2020年の春に顔合わせなどをして、式はしなくとも軽く食事会などをしてから入籍を…と考えていたのですが、長引くコロナでもはや何もかもが面倒になり、プロポーズや指輪も用意する前にそそくさと入籍(笑)。

ryo
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まあとにかく私のペースで進められたのでよかったです(笑)。

日台の国際結婚は、日本側と台湾側どちらで先に手続きをするかで手順が異なります。

結婚後「どちらに住むのか」を基に、どちらでの手続きを先に進めるのかを決めたほうが良いと思います。

私は彼と共に台湾に住んでいるので、台湾側の手続きを先に済ませてから、日本でも入籍をしました。

両方での入籍の手続きを終えた感想は、

ryo
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思ったより簡単だったなー

でした。

このページでは、台湾に住む日本人の私が台湾人男性と台湾で入籍をするまでに必要な書類や、入籍の流れを紹介していきます。

【日台国際結婚】台湾での入籍にかかった時間と費用

やろう!と思い立ってから入籍が完了するまで、かかった時間と費用を計算してみました。

平日にお休みをとる必要がある方もいると思うので(私がそうでした)参考までにまとめておきます。

  • かかった時間:全体で最短2週間、入籍するその日まで1ヶ月みておけば余裕。休みをとるのは、平日2日でOK
  • かかった費用:約5,460円
ryo
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本当にあっさり。そして費用も全然かかりませんでした!

【日台国際結婚】台湾での入籍に必要な書類

  • 日本の戸籍謄本1通(3ヶ月以内のもの)
  • 婚姻要件具備証明
  • 婚姻届(結婚書約)
  • パスポート(念のため居留証も私は準備)

日本の戸籍謄本1通

台湾に住みながら日本の戸籍謄本を取り寄せる…

これはもう日本に住む家族にお願いするしかないのでは?と思ったのですが、なんと家族に頼ることなく手に入れることができました。

まず自分の本籍地のある市町村区の戸籍課ページ「戸籍謄本等を海外から郵送請求する方法」を確認します。

ryo
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必ずあるのでご自身の本籍地がある市町村区のページを確認してみてください

そこで必要とされていたのは

  1. 戸籍の郵送請求書
  2. 証明書手数料(戸籍謄本の場合は、1通450円)
  3. 返信用封筒(切手を貼り、送付先の郵便番号・住所・氏名を明記したもの(EMS推奨)
  4. 本人確認資料の写し

でもここで疑問が…。

ryo
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証明書手数料や日本のEMSの返信用封筒、日本に帰らずにどうやって用意したらいいの?

これは各市町村区によりますが、振り込み口座を持っている市役所があります。ホームページ上に載っていない場合は電話やメールで確認をとってみてください。

ryo
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お役所によっては「現金で送ってくれればいいです」というところもありますが、台湾の法律で禁止されているので現金を送るのはやめましょう。

出典:郵便局(台湾)

台湾から必要書類をEMSで送り、2020年7月頃のことですがなんと1週間も経たずに戸籍謄本を送り返してくれました…!なんていうスピード対応!

日本の戸籍謄本取得にかかった費用

  • 戸籍謄本1通450円
  • 台湾への返送EMS費用(約1000円)
  • EMS郵送285元(約1000円)

合計:約2,500円

婚姻要件具備証明

さて。無事に日本の戸籍謄本を手に入れることができたら、急いで台湾国内にある交流協会(台北と高雄にある大使館的な役割を果たしている機関です)に向かいます。

ここで申請するのは「婚姻要件具備証明書」。

これは、日本で取得した戸籍謄本の内容を「簡易的に翻訳かつ認定する書類」だと思っていいです。「独身証明書」と呼ぶ人もいますが、同じものです。

ペラッペラの印刷した一枚の紙で、申請したその数十分後にすぐもらえます(笑)。

この申請にかかる費用は、320元(約1100円)です。

ただ!これで終わりじゃありません。「婚姻要件具備証明書(独身証明書)」を台湾の外交部に「認証」してもらう必要があります。

交流協会で発行された「婚姻要件具備証明書」はすぐにもらえるので、日を分けて面倒になる前に、もらったその足ですぐ「外交部」に向かってください。

外交部の窓口にて、「婚姻要件具備証明書の認証をうけたい(中国語で「要申請單身證明書~」とか言って担当の窓口を紹介してもらいました)」と伝えます。

この認定には400元(約1500円)かかります。

用意された申請書を記入

この領収書を全部渡すと、受け取り日のハンコと共に一番上のピンクのだけ返してくれます

支払いを終えたら、領収書兼受け取り日を確認します。大体平日中2〜3日程度かかります。

後日、受け取り日に再度外交部へ書類を取りに行きます。

郵送ができないので、申請日と受領日で2日、平日に休みをとる必要があります。

受け取り日には必ず、領収書を持参しましょう。

婚姻要件具備証明にかかった費用

  • 交流協会での「婚姻要件具備証明書」の発行320元(約1,100円)
  •  台湾外交部での認定400元(約1,500円)

婚姻届(結婚書約)

最後に用意するのが「婚姻届」。

台湾の婚姻届も日本と同様、可愛らしいものがたくさん売られています。

私は絵をかくのが好きなので、自分で作ってみようかなあとも思ったのですが、結局既存のものを購入(笑)。

家のインテリアにあったナチュラルな婚姻届を二部、購入しました。

ryo
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提出するのは一部でいいのですが、可愛いのでサインしたものをインテリアとして飾っておきたかったんです。

台湾のECショップ「Shoppie」で100元(約360円)ほどで購入しました。

この「婚姻届」ですが、「保証人」という項目があり、自分たち以外の誰かにサインをしてもらう必要があります。

「身分証番号」を書かせる欄がなかったので、外国人でも良いのかもしれませんが、私は台湾人の親友にサインをお願いしました。

大学生時代からの友人のHelen

【日台国際結婚】台湾での入籍の流れ

用意した「婚姻要件具備証明書」と「婚姻届」、それからパスポートを持って、希望の戸政事務所で入籍の手続きをします。

相手(台湾人)は身分証明書を持ってくればOKです(彼は念の為に自分の戸籍謄本も用意していました)。

私たちが住んでいるのは「新北市」なのですが、何かあったときに外交部に近いという理由で「台北市中正区」の戸政事務所で入籍手続きをすることにしました(あともろもろクオリティが一番よさそうだな…と)。

住む場所と、手続きをする場所が違っても何の問題もなかったです。

受付で用意された誓約書に簡単にサインをします。

戸政事務所によって、結婚祝いのプレゼントがあるみたいなのですが、台北中正区の戸政事務所ではアウトドアブランドの保温エコバッグをもらえました♪

ピクニックに使える〜

日本での入籍のために「結婚証明書」と「台湾の戸籍謄本」を申請しよう

無事に書類が受理され、台湾での入籍が認められたら、その場で「結婚証明書」と「戸籍謄本」も申請しておきましょう。

これは台湾で先に入籍を済ませた場合、日本での入籍に必要になる書類です。

「結婚証明書」は280元(約1000円)、「戸籍謄本」は値段忘れてしまいましたが、200元(約720円)以下だったと思います。

どちらも控えが欲しかったので、2部ずつ申請しておきました。

日本での入籍手続きへ

台湾での入籍を終えたあと、基本的には3ヶ月以内に日本でも入籍を済ませたほうが良いようです。

といいつつ、すぐにできるか不安だったので、本籍地のある戸籍事務所に聞いてみたところ「すぎても問題ない」とのことでした(遅延証明書の提出が必要になります)。

台湾で入籍を済ませたあとの、日本での入籍方法についてはこちらの記事でまとめていますので、参考にしていただけると嬉しいです。

【日台国際結婚】日本での入籍に必要な書類と提出の流れを紹介。
台湾での入籍を先に済ませること数ヶ月。 私の本籍がある日本の市役所(戸籍事務課)の方々とは、定期的にメールでやりとりをしていました。 日本での入籍に関しては、できたら外国での入籍を終えてから3ヶ月以内に日本でも手続きを済ませてほしい...

台湾の「婚姻ビザ」申請について

台湾での入籍を終えたあと、日本での入籍を待たずに「婚姻ビザ」の申請ができます。

私は台湾の企業から出ている「就労ビザ」と「居留証」「健康保険証」がすでにあったので、その場で急いで手続きをすることはなかったのですが、先日申請を済ませて無事に受け取ったのでまた記事にしてこちらにリンクを貼りたいと思います。

台湾での入籍を終えてみて

日台国際結婚の手続きはずっと、「大変そうだなあ」と思っていたのですが、台湾で生活する中で、台湾で国際結婚の手続きをするのは思ったよりも簡単でした。

個人的には、先に日本で入籍をするよりも、台湾側からしたほうが楽な気がしています。

それから日本で入籍をしていなくても、台湾での入籍だけでビザが申請できるのは驚きました(笑)。

ryo
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そういや歌手の浜崎あ◯みもアメリカ人と結婚して2〜3年近く配偶者ビザ持っていたけど日本では未婚と10数年前にニュースで見たなあ

「国際結婚」ときくとなんだか大ごとのように感じますが、結婚が人生の全てではないし、考えすぎず、相変わらずマイペースにやっていこうと思います。

なので、これから台湾人との結婚を考えられている方も、気負いせず(何様?)。

ライフステージが変わっても、持ち物が増えても、自分の人生を生きられるのは自分だけなのだから。

それでは、また〜。

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