こんにちは〜。
7月に台北で男の子を出産したばかりのryoです。
先日子どもが満月(生後1ヶ月)を迎えたのですが、台湾のお祝い事に関してはまだまだ知らないことがいっぱい…!(日本もだけど)
せっかくなので、子どもが生まれてから成人するまでのお祝い事(風習)について調べてみることにしました!
台湾式でちゃんとお祝いするかどうかは別として、一応知っておきたいなと…!
【台湾の風習】子どもが生まれてから成人するまでのお祝い事
三朝(生後3日以内)
子どもが生まれてから3日以内に命名し、お酒とおこわを準備して妻側の家族に伝えるイベント。
今は出産の報告はスマホでさっと済ませられるので、やる人はほとんどいないのだとか。
もちろん知らなかったのでやってないです(笑)日本の生後7日後に行う「お七夜」とかなり似ているかも
十二朝(生後12日目)
生まれて12日目に、妻側の家族が鶏やお酒を持ちよって娘の産後ケアを行うこと。
これも里帰り出産ではなく産後すぐに産後ケア施設に入ることが多い現代の台湾では、ほとんど行われていないようです。
彌月(生後1ヶ月頃)
剃頭
生まれてから24日目に髪の毛を剃る行事。赤ちゃんの初めての散髪。
古い風習では、羊水に使っていた赤ちゃんの体毛は綺麗なものではない、との理由で24日目や生後1ヶ月に体の毛を剃ることで体を清めたのだとか。
中国大陸や他の中華圏ではこの風習結構根強い気がします!(シンガポールの子持ちの友人、ほぼ全員やってました。驚)
台湾だと最近のパパママさんは柔らかい赤ちゃんの可愛い毛を剃りたくないという人のほうが多い気がします
先祖へのお参り
おこわやフルーツなどお寺に祀る食べ物などを用意して、母もしくは祖母が赤ちゃんを抱き抱えてご先祖へお祈りする行事。
出産祝いとお祝い返し
古くは妻側の家族が赤ちゃんの洋服(帽子から靴まで)を準備して送る文化があったようですが、今は直接紅包(お祝い金)を手渡すことが多いのだとか。
家族だけでなく、友人や同僚の関係でもフラットにお祝いを渡す現代では、生後1ヶ月にお祝い返し(男の子はおこわ、女の子はケーキなど)も欠かせません…!
最近はお祝い返しも「男の子=おこわ」「女の子=ケーキ」というわけでもなく
パパママの好みのプレゼントをお祝い返しとして送ることが増えているようです
我が家のお祝い返しはこんな感じでした
收涎(生後4ヶ月)
生後4ヶ月には「收涎(よだれをしまう)」という儀式があり、大きな病気にならず子どもが大きくなってくれることをお祈りします。
12〜36個のクッキーなどに糸を通してネックレス状にして子どもの首にかけ、母親が抱っこしてご近所や友人に挨拶するのが一般的。
今でも幅広く行われているイベントで、最近では「收涎」用の映えるおしゃれで可愛いクッキーもたくさん売られています。
孤齒(生後6ヶ月)
6ヶ月〜1歳の間に歯が生えてくる赤ちゃんの、はじめての歯が生えてきたら、姑姑(叔母、父方の姉妹)がお米を食べさせて、靴や帽子など着るものを送る文化があるのだとか。
週歲・週抓(生後1年)
日本の「選び取り」に似た風習で、本やペン、インク、鶏肉、お金、ネギ…等、各業種を象徴する違ったものをお盆の中に入れ、赤ちゃんに選ばせる儀式のこと。
赤ちゃんが自ら掴んだものが、これから将来歩んでいく道(職業など)になると言われているそうです。
成人禮
あまり馴染みがないですが、日本の「成人式」に少しだけ似たものに「成人禮」というものもありました。
子どもが16歳になる年の7月7日(旧暦)に七娘媽生(という神様)にお祈りを捧げる文化があるようです。台南政府ではこの「成人禮」のイベントも行っているようです。
参考:孩子出生到成人的傳統習俗
日本との違いは?
こうして見てみると、台湾では2歳までにイベントが集中していますね…!
日本の子どもが生まれてから〜成人までの主なイベントは以下なのですが、大きく違うのは「帯祝い(妊娠中)」と「初節句」「七五三」くらいかな?
帯祝い | 妊娠5ヶ月目に、妊婦さんのおなかに腹帯を巻き、おなかの赤ちゃんの成長の無事と安産を祈願する行事 |
お七夜 | 生後7日目の夜に、誕生した赤ちゃんの健やかな成長を願い、命名式を行う行事。 名前をつけて命名書に書き、神棚や床の間に飾る |
お宮参り | 生後1ヶ月で、自分の生まれた土地の守り神に、初めてお参りする風習 |
お食い初め | 生後100日目に、赤ちゃんに初めて食べ物を与える儀式 お食い初めは、そこまで子どもが成長したことを祝うと同時に、子どもが一生食べ物に困らないよう願う |
初節句 | 男の子は5月5日に、女の子は3月3日に、今後の健やかな健康を祈る儀式 |
初誕生 | 満1歳のときに、「一生食べるものに不自由しないように」と、一升の餅米でついた「誕生餅」を背負わせたり、踏ませたりして、健康で力強く育つことを願う行事 |
七五三 | 男の子は3歳と5歳で、女の子は3歳と7歳のときに近くの神社に家族でお参りし、これまでの成長を感謝して将来の幸せを祈る行事 |
十三参り | 男女とも数え年で13歳になった4月13日に、虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)に参拝する行事。虚空蔵菩薩は、福徳と知恵を授けるといわれており、参拝することで、知識と教養の豊かな人間に成長することを願うことから、十三参りは「知恵もうで」、「知恵もらい」とも呼ばれています。 |
成人式 |
端午の節句と七五三はやってみたいなあ〜
最後に
子どもがいると、いろんなイベントごとが増えて、面倒なことも多いですがなんだかワクワクしますね〜!
普段、クリスマスなどの季節イベントすらちゃんと準備できない横着な自分ではありますが(笑)、日本と台湾をバックグラウンドに持つ子どもの成長を、楽しんで見守っていきたいと思います〜。
それでは、また〜。
コメント