こんにちは〜。
台湾在住のryoです。
前回この記事を書いてから、7ヶ月が経ちました。今回は、実際に7ヶ月間子どもを台湾の公立保育園に預けてみた感想を書いてみます。
台湾で保活をしながら思ったのは、台湾の保育園(=2歳以下の預け先)に関しての日本語情報ってかなり少ないということ。台北市ならまだしも、新北市だとほとんどなく、他の地方都市だともっと情報が少ないのです。
台湾で公立保育園に子どもを預けることを不安に感じている保護者の方も多いと思うので、私たち家族の経験(台湾・新北市の公立保育園)が誰かの役に立てば幸いです。
台湾の公立保育園ってどうなの?
台湾の保育園事情は、以下のエントリーでも書いた通り私立・準公立・保育園・一時保育の4種類があります。
公立か、私立か、で値段に雲泥の差があるので(月7万円くらい違う)、安い公立に通わせるとなったら普通は不安に感じると思います。私もそうでした。
参考までに、自己負担金額だけでいうと、一ヶ月あたり公立が約1.5万円、準公立が5万円くらい、私立が6万円〜10万円(ピンキリ)です。準公立や私立だと登録費が毎学期分10万円くらい掛かるのですが、公立にはそれもありません。
値段の差ありすぎでしょ
でも自分の経験や、周りのママ友も皆口を揃えていうのが、「園によって質(レベル)は違う」ということ。
公立でも、私立でも、準公立でも、評判の良いところは良いし、悪いところは悪いです。なので、実際に園に何度も通ってみて、保育園の雰囲気や、近所のママ友の口コミなどリアルな情報を得ることがめちゃくちゃ大事だと思います。
公立だから悪い、私立だから良いってことは一切ないです。我が家の場合は、逆のパターンで、今の公立の学校に大満足しています
台湾の公立保育園はピンキリ・選ぶ基準は?
我が家は、保活のときに私立・準公立・公立の全ての保育園を色々を見学に行ったのですが、その中で今通っている公立が一番いいなと思ったんです。
人によって、何に重きを置くかは違うと思うのですが、私の場合は
- 広い園庭があってお天気の良い日は外遊びができること
- 施設が新しく、清潔感があること(台湾によくある古いビルの一角とかは嫌だった)
- 先生たちが子ども好きで優しそう
- 家から近くて通いやすい
でした。私と同じ条件の保育園が気になる方は、近所の「付属公立保育園」の見学をおすすめします。
気になる園があったら、電話や訪問して見学できるか聞いてみて。突然行って見学させてくれるところも結構ある(笑)。
付属公立保育園とは?
実は、公立保育園にも様々な種類があります。一般的に人気なのは、国の管理下にある駅直下マンションの中に入っている公立保育園と、公立幼稚園や小学校の中に組み込まれている付属公立保育園です。
駅直下マンションの中の保育園は、やっぱり交通面が便利なので主に台北首都圏で共働きの両親に人気です。付属公立保育園は、幼稚園や小学校の中に組み込まれているので、その後の進学に有利(2歳以降の幼稚園入学に有利)だったり、園庭が広く環境が良いため人気があります。
我が家は保活時代、近所のこの2つの保育園に申し込みをしていて、結局何ヶ月も待って、第一希望の付属公立保育園に入園しました。
付属公立保育園の環境
付属公立保育園も、古いところや新しいところがあって一概には言えないのですが、やはり新しい校舎のほうが、施設自体も綺麗で、お局さんもいないしで先生たちも伸び伸びと過ごしているように見えます。
我が子の付属公立保育園は、広い園庭、新しい校舎、部屋の様子が確認できるモニター、共有遊び場(一部屋)、クラスごとの部屋(合計3部屋)があり、見学したほかの私立保育園よりもずっと環境が良いと感じました。
台湾の公立保育園の1日の過ごし方
預け時間は、基本7:30〜18:30まで。延長保育もありますが、今のところうちの園では登園以来誰も利用している人がいないそうです(素晴らしい)。
朝は家でミルクを飲ませてから登園して、9時(フルーツ)、11時半(ガッツリ)、15時(おやつ)に食事。アクティビティは午前中にメインのものが、午後に軽いものがあって、12〜15時までお昼寝で、おやつを食べたら帰宅という感じです。
我が家はママが8時に送って、帰りはパパかママの早いほうが16時半くらいに迎えにいきます
保育園で1日の流れをルーティーン化して子供達に教えてくれるのって本当に素晴らしいですよね。このおかげで親子の生活が整って、子どももお利口になった気がします。
台湾の公立保育園の写真は共有してもらえる?
我が子が通っている園の場合は、フェイスブックに園がやっているクローズドのコミュニティがあって、そこで食事の写真や、普段の様子などが公開されています。写真が上がる頻度は月に1〜2回で、1つのクラスに対して100枚くらい。1クラスに15人いるので、すべての子供達が主役になるような写真が、1人5〜7枚ずつくらいあがっている印象です。
園を卒業した人がグループから承認削除されているのか、その辺のプライパシーがどうなっているのかは不明です。たぶん、そのまま垂れ流しになっているはず(笑)。
台湾の公立保育園では毎日何を食べてる?
保育園の献立は、月初に献立表がもらえます。朝のフルーツ、昼のごはん(ガッツリ目)、おやつが書いてあって、見るのが楽しいです。
フルーツは南国の台湾らしく、パイナップルやドラゴンフルーツ、レンブなど台湾が産地で季節ものものが出たり、お昼はお粥や炒飯などに青野菜などが中心で、おやつはフレンチトーストとか、マントウ(あんまんとか)がよく出てます。
写真は、時々フェイスブックに載っています(そんなに彩のいい綺麗な写真ではないですw)。
台湾の公立保育園ではどんなアクティビティがある?
台湾の公立保育園でも、季節に合わせた様々なアクティビティを実施してくれます。入園時にもらう、年間予定表のような用紙にスケジュールが書かれています。
ハロウィンやクリスマスなど西欧のイベントもあれば、旧正月でお年玉をもらったときのお礼の仕方など台湾らしいものもあって、おもしろいし、本当に可愛いです。
普段は、天気のいい日はお外で大きなボールを持ってお散歩したり、シャボン玉をしたり、お部屋の中では多目的室で順番に乗り物にのったり、
お絵描きや、工作、リトミック(音楽とダンス)など色々な遊びをしているようです。
担任の先生が「今日は〇〇のために日本語で音楽流したんだよ」とか時々言ってくれてありがたいのですが…5:1でそんなこと可能なの?(笑)。スマホでyoutube検索して流してる…とかではないと思いたいんですが(笑)。
台湾の公立保育園の配置基準は?先生の質など
以前の記事でも書きましたが、台湾の保育園の配置基準は、1:5
1歳児では、5人の生徒につき1人の先生がつきます。こういった国で決められている配置基準や、労働法、賃金やルールの遵守などに関しては、労働者が強い台湾ではかなり守られている印象ですが、周りやネットで保育士さんの口コミをみると、やはり国の管理下にある公立のほうが遵守されているようです(公立だと公務員扱いになるはず)。
私は、私立は高いから先生の数も増やしてくれるのかな、と思っていたのですが、見学に行った保育園で配置基準よりも多い先生を置いてくれている施設は1箇所もありませんでした。だから正直本当に、私立には魅力がない…
とはいえ、公立保育園では英語や日本語でのアクティビティなどはなく、一般的な台湾の公立教育そのままなので、物足りなさを感じる人はいると思います。
また、うちの園では5:1でいつも見てくれる先生が決まっているようです。
ランダムに3人の先生が15人の生徒をみるよりも、業務の遂行や責任の有無で担当の生徒を決めるのは効率が良いし、責任の所在をやたらと決めたがる台湾らしい気がする。個人的には賛成です
先生の移動は、入園してからの7ヶ月で、一度だけありました。息子の担当のめちゃくちゃいい先生が…旧正月明けにやめてしまいました…。
本当にいい先生だったから、さらなるスキルアップをされたのだと思うことにしている
先生とのコミュニケーション・連絡帳は?
先生とのコミュニケーションは、登園中はLINEです。
返信はかなり早くて、10分以内に帰ってくる印象。
いつもスマホいじってるの?って不安になる速さなのですが、息子の園の場合は、3人の担任の先生以外に「行程老師(簡単にいうと受付・事務の先生みたいな?)」と呼ばれる受付の先生がいて、受付にLINEの繋がるPCがあるので、そこで返信などしていることが多いそうです。
連絡帳は、A4サイズの普通のノートで、1日の過ごし方など書かれていますが、比較的短くて(数行)、返信のストレスも少なく助かります(笑)。
たぶん何の不安もないからなんだけど、連絡帳に全く書くことがなくて毎日困ってる(笑)。
モニターも写真もみているし、特に気になることがないw
最後に
そんな感じで、今のところ私は子どもの預け先の環境にはかなり満足しています…!
ただ、一歳7ヶ月になって、かなり中国語が優位に出てきているので、日本語の勉強をどうしようか、と
日本の保育園と比べると、どうでしょうか?
日本の保育園にもとても興味があり将来的に預ける可能性あると思っているので、ぜひコメントいただけると嬉しいです。
それでは、また〜。
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