台湾人と香港人はお互いマウントし合う。

台湾コラム

 

台湾に住んでいると、「日本のように人の目を気にしなくて楽!」「マウントとか気にしなくていい」なんていう人がいますが

正直台湾人はめっちゃマウントとります。

日本人のようにさりげないマウントではなく、笑ってしまうくらいあからさまなマウントです。

今日は、中国と微妙な関係にある中華圏のお仲間、香港人と台湾人のマウントについてお話していこうと思います。

 

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台湾人と香港人のマウントに気づいた経緯

私は上海とロンドンに住んでいたことがあり、多くの香港人や台湾人の友人がたくさんいます。

台湾人と香港人は、「自分達は中国人ではない」という意識がとても強いです。

そしてお互いに、中華人民共和国の国民ではないけれど

・中華文化を持ち

・中国語を操り

・中国から圧力を受けているので独立国とは言えないし、国際的にも国として扱われない

・中国以外の外国に統治されていた

という点で、両国の共通点が多いと思います。

また香港はイギリスに、台湾は日本に統治されていた環境もあって「中国」をベースにそれぞれ別の国から影響を受けています。

そして、「自分たちは中国人ではない」「中国でビジネスして金儲け」をしてきたのも、香港人と台湾人です。

で、この人たちが集まると、毎回すごいマウントします。

聞いていて私としてはハラハラするのですが、彼らにとってはなんてことないのかもしれません。

香港人のマウント

香港は、アジアでも屈指の大都市。

名実ともにアジア経済の中心だし、世界中のホワイト企業で香港に事務所を構えてない会社はないし、勿論優秀な人も集まります。

給与も高くて、その分物価もめちゃくちゃ高い。

 

イギリスの統治下だった歴史背景もあり、英語を話す人も多く、アジアでは最も「欧米文化」の影響を受けている国と思われます。

そんな大都市「香港」は、香港人にとって誇りです。

香港人のコンプレックス

住宅環境が悪い

前述の通り、給与は日本よりも高いこともありますが、土地が小さいため特に不動産価格がべらぼうに高く、若者が香港で家を買うことは皆無に等しいです。

早くして発展した都市なので、街は成熟しきっているが古い建物も目立ち、高級マンションなど綺麗な部屋に住めるのは一部の超エリートだけ。

 

6畳しかないような狭い部屋に、子供含めて2〜3人で住んでいる現地の香港人も多く、中華圏では、あまりにも狭い香港の家を「蟻居(アリの巣)」と揶揄することがあります。

正式な「中華人民共和国」の都市である

1842年の南京条約によって、中国からイギリスに割譲された「香港」は、1997年から99年間の租借を経て中国に返還されましたよね。

これだけ長くの間、中国とは全く異なる言葉や文化を持つ「イギリス」統治下にあった「香港」が

急に「中国」になるのは無理だろうってことで

イギリスは返却時、「50年間は、香港は「一国二制度」(一国両制)にしておきましょうね」と中国に約束させました。

 

これは、中国人民共和国の社会主義制度は、香港では50年間実行できないという意味です。

 

1997+50年後→2047年まで香港は今の民主主義を維持できるはずだったのですが、

2011年から香港の教育に「中国の愛国教育」がはじまったり

2017年の香港首相選挙(正しくは、2017年香港特別行政区行政長官選挙ですが、香港の代表という意味でわかりすくするためそう書きます。)で国民直接投票が実質無くなり、2014年に雨傘革命が起こったり

最近では、反中の記事を書くことで有名だった香港の新聞社の編集長が突然姿を消したりと、着実に中国共産党の支配下に置かれはじめている香港。

 

これはここには書ききれないほど深刻で、私たちには理解できないほど苦しい、悲しい思いを香港人は抱えていると思います。

参考文献:

香港返還

2014年香港反政府デモ

「雨傘運動」四週年:反思轉化行動 中國陰影下香港未來的迷茫

台湾人のマウント

中華民国であって、明確に「中華人民共和国」の都市ではない

 

台湾は、国際社会で中国からハブられてはいるけれど、「中華人民共和国の一都市」ではありません。

高度な民主主義が存在しており、「中国共産党が台湾を力づくで支配する」ということは今後数十年、いや一生掛かってもないでしょう。

そんなことがあれば、アメリカを含む大国からの批判の嵐になり、中国の国際的な信用がまた下がります。

 

政権が変わる度に、教科書が変わったり、名前も聞いたことのないような国から国交を切られたりしている台湾ですが、「中華民国」であって、「中華人民共和国ではない」ということは、事実です。

面積が広く、自然に恵まれている

日本と比べると「台湾って小さいな〜」と思うことがありますが、世界には台湾よりも小さな国が五万とあります。

 

さらに台湾は、北に日本や韓国

南に東南アジア、オーストラリアやニュージーランド

西に中国本土が広がっており、どこへ行くにも便利(=貿易など物流、人の行き来も盛ん)で立地が最高に良いのです。

また、周りを海に囲まれており、本土には山が多く自然もたくさんあります。

「田舎」が存在し、都市を出れば低資金でも「安い土地を購入し、戸建を立て田舎ライフ」を実現することが可能です。

台湾のコンプレックス

では台湾人のコンプレックスは何かといえば、やはり「成長しない経済」にあると思います。

GDPは毎年上がってはいるのですが、給与水準は驚く程低く、先進国とはとても思えません。

(大学院進学率も日本より高いし、知能的には先進国のはず)

私がよく耳にする香港人vs台湾人の会話

 

台湾人
台湾人

香港はやっぱ都会でいいよね〜。

香港人
香港人

いやいや。でも台湾はたくさん自然があって羨ましいよ〜

 

台湾人
台湾人

だよね〜。じゃあ、台湾の移民になりなよ!ホラ、今かなり多いんだよ。香港人の台湾移住。台湾は香港と違って、自由だしさ

 

 

ryo
ryo

(私の心の声) おいおい、ふっかけるなよ喧嘩を!

 

香港人
香港人

(イラッ)でも無理かな〜。台湾は給与低いし生活できないよ

 

台湾人
台湾人

でも香港に比べて家賃も凄く安いし、家も買えるよ〜。そうだ、最近XX新聞のXXさん、共産党に殺されたんでしょ?

 

これ、先週香港人のお客さんと、うちの台湾人スタッフの会話。

人の国の政治がどうとか、給与がどうとか、そういった踏み入った話をしない日本人としては、非常に焦りました。

なぜ人が指摘されたら落ち込むようなことをわざわざ口に出すのか?

彼らはいたって普通に淡々と話をしていたけれど、最終的にお互い話していてムシャクシャしてきたのか、

香港人
香港人

ryoはいいよね。私は日本に移住したいよ

台湾人
台湾人

そうだよ。なんで台湾にいんの?

 

 

ryo
ryo

・・・

 

と私が攻撃されて終わったのでした。

「台湾にいると人の目を気にしなくていいから楽〜」って言ってる方、それは私たちが外国人だから、比べられないからであって、

台湾人は普通に周りの目も気にするし、マウントもとるし

国籍が違っても世界的に見て環境の似通っている香港人ともめちゃくちゃマウント取り合いますよー!

 

相手を攻撃して自分が優位に立とうとする中華文化、いまだに慣れません…。

 

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