こんにちは!
台湾在住のryo(ryo_lfmp)です。
台湾は近年、日本人にとってかなりポピュラーな旅行先になっているので
千と千尋の神隠しで有名な「九份」や台北市内の有名観光地はほとんど行き尽くしちゃったよ〜って人も多いんじゃないでしょうか?
そんな方にオススメしたいのが、ぎりぎり台北市内だけどショートトリップ感も味わえる「北投」
台北の温泉地として有名な「北投」ですが、この記事ではリゾート気分と知的好奇心の両方が満たされるKKdayの「黄昏之戀」という観光プランを紹介します。
半日しっかり観光が楽しめる上に、リラックスできるのでとてもおすすめのプランです♪
【北投のおすすめ温泉】「少帥禅園」ってどんな場所?
少帥禅園は、今は郊外の個室温泉+レストランとして人気の観光スポットになっていますが、とても古い歴史を持っている温泉です。
始まりは、1920年の日本統治時代に作られた「新高旅社」という高級旅館でした。
戦前は富裕層が中心となって温泉を楽しむ旅館として使われ、
その後第二次世界大戦に入ると神風特攻隊の接待所として使われるようになりました。
神風特攻隊は、ここで出戦前の最後の夜を過ごしたと言います。
また、戦後は蒋介石と一緒に中国から台湾に移ってきた政治家の「張学良」が50年軟禁されていた場所でもあります。
今はリニューアルされているので、神風特攻隊の接待所として使われていた当時の様子を再現しているものはないのですが
「張学良」が軟禁されていた頃の書斎の様子などは再現されているので、観光スポットとしても見所があります。
写真:張学良の銅像
それでも日本人としてはやっぱり、70年以上前に色々な想いを抱えながらも国のために命を落としていった神風特攻隊の戦士たちに想いを馳せずにはいられません…。
日本統治時代に作られた温泉施設「少帥禅園」の施設紹介
現在の「少帥禅園」には、食事を取ることのできるレストラン、軽食を取れるカフェ、足湯、個室温泉、展示スペースなどがあります。
写真:足湯
個室温泉と入浴後のアフタヌーンティーの2名プランがお得に楽しめるKKdayのツアー「黄昏之戀」
今回は、KKdayが提供している個室温泉入浴+アフタヌーンティーの2名プラン「黄昏之戀」に参加してきたので、利用料金やサービス、実際に体験した感想などをまとめていきます♪
個室温泉入浴+アフタヌーンティープラン「黄昏之戀」の料金について
このプランは、少帥禅園での個室温泉と、アフタヌーンティーの2人分で、2,500元になります。
正直紹介する個室温泉も、アフタヌーンティーの食事メニューもかなり贅沢なので、半日のんびり観光しながら温泉と食事が楽しめるプランとしては、決して高くないよなぁと思います。
(そもそも台湾の温泉は、普通のホテルタイプの個室でも1〜2時間でひとり800元くらいします)
「黄昏之戀」のプランに含まれているもの
・北投駅から「少帥禅園」までの送迎車サービス
・景色が最高な個室温泉を2時間貸切り
・入浴後の食事(アフタヌーンティー)
予約は、下記のKKdayのアプリやウェブサイトから、日本円でも予約が可能です♪
実際に体験してきたよ!個人ツアーの流れを紹介
それでは、実際の流れをみていきましょう♪
【シャトルバスの事前予約を忘れずに!】「少帥禅園」までのアクセス
少帥禅園は、北投駅からかなり離れた場所にあるので、駅から歩いてはいけません。
KKdayのツアーに申し込むと、送迎バスもついてくるのですが、迎えにきてもらうときには事前に宿への予約が必要になります。
私はすっかり忘れていたので、なんとか自分たちで最寄りのバスを探し辿り着きました(汗)
とはいえ、台北MRTの北投駅の1番出口の近くにあるバス停で小25か230のバスに乗って、「北投文物館」で降りるだけなので事前予約を忘れちゃった!ときも特に心配はいりません。
まあ面倒だから、迎えにきてもらうのが1番楽チンなんですけどね。
受付の場所
予約時間の10分ほど前に入り口へ行くと、個室温泉のある場所まで案内してもらえます。
受付のスタッフの方は英語が話せて、日本語の名前を見ると英語で対応してくれました。
中国語のほうが流暢なのに、こういうときに申し訳なくて「中国語で構いませんよ」とか言い出せなくて、そのまま外人ぶってしまいます(確かに外人なのだけど)。笑
景色が素晴らしい!カップルや家族で利用したい個室温泉
受付で鍵をもらったら、今度は個室のお風呂担当のおばちゃんが部屋まで案内してくれます。
今回は209号という部屋に案内してもらいました。
台湾では、大浴場で裸になる習慣がほとんどなくて(というか日本くらいなのかもしれません。)水着を来たり、個室温泉が多いのですが、ホテルの個室みたいな作りになってます。
バスタオルやシャンプー、ボディソープなど必要なものは全て揃ってました。
部屋の中はクーラーまで効いているので、一瞬温泉に来ていることを忘れてしまいそうになるのですが、蛇口をひねると、モワッとした匂いのお湯がちゃんと出てきました。
浴槽が2つあるのですが、左の蛇口からは冷水が、右からは温泉が出てくるようになっているので
「熱い→冷たい」を繰り返して、お水を飲みながらいくらでも浸かっていられますっ…ああ、至福の時すぎる。
時間は2時間たっぷりあるので、誰かとのんびり温泉に浸かるには十分すぎるくらいですね!
お風呂のあとは、まったりアフタヌーンティーの贅沢時間
しっかり温まって満足したあとは、お茶とお菓子をいただくアフタヌーンティーの時間。
温泉から出て「小六茶舗」というカフェに向かいます。
扉を開けて、「黄昏之戀」で予約した旨と伝えると、席に案内してもらえます。
土曜日のお昼すぎに行ったのですが、自分たち以外に1組しか人がいなかったので、かなりのんびりできました♪
山の中っていうこともありますが、物音ひとつしないくらい静かで…台北のクラクションや街の喧騒から離れてとても落ち着きます。
アフタヌーンティーで付いているメニューですが、ドリンクは紅茶かコーヒーで選べます。
軽食メニューもたっぷりあって、アフタヌーンティーというより昼食で良いくらいでした。
スイートポテトを乾燥させたものや、
キャラメル入りのクッキーに蒸しパン
甘いものだけでなく、滷味(台湾の煮物)などしょっぱいものまでありました♪
お風呂に入ったら少しお腹が空いたので、ちょうどよかったです。
帰りは送迎バスに乗るのを忘れずに!
帰りのバスは、30分おきくらいに出ているのですが、夏場だと外で待つのは暑いので
カフェを出る前に帰りの送迎車の時間を聞いておくのが良いかと思います。
帰りの車は貸切ではなくて、小さな子供を連れた3人家族と私たちの二組で帰ってきました。
送り迎えの車は、6人乗りの普通の乗用車です。
まとめ
普段台湾に住みながらもあまり観光自体に興味がなく、いろんなところに出向かない私ですが
この「台北近郊旅」はかなり楽しかったです。
無理なくのんびり温泉でリラックスできるだけでなく、日本の歴史とも関連深い場所だったので、知的好奇心(って言いたかっただけ)も満たされました。
また台湾で知られていない、良い場所を見つけたらブログで紹介していきますね♪
それでは、たのしい台湾旅行を!
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