横向きで完全埋没した親知らずを台湾で抜いちゃった

台湾の生活・文化

こんにちは〜。

台湾在住のryo(@ryo_lfmp)です。

日本で勇気がなくて出来なかったこと。なぜか台湾だと「やってやろうじゃないの」という気分になり、あれもこれも挑戦しています(単純に安いから?笑)。

そのうちのひとつが、親知らずの抜歯。

口が小さくて歯が大きく、小さい頃から矯正治療を受けて6本近く大人の歯を抜いてきた私。

もう抜歯はこりごりだぜ…と思っていた矢先、奥歯がたまに痛むようになりました。

痛むときは、なんだか歯茎が腫れている感じで、血の臭いがしてとても気になります。年に数回たまになって、たまに退く痛み。

台湾では同僚の紹介でとても良い歯医者さんに巡り合えたので相談してみたところ、下の奥に親知らずが埋まった状態で、横向きに生えていることが判明!

レントゲン写真をみたらこんな状態でした。

異国の地での抜歯。しかも親知らず。しかもしかも埋まった横向きで、もはや「形成外科」案件。

ちょっと緊張しましたが、結論台湾で抜いて本当によかったです。

台湾で親知らずを抜くまでの流れ

ざっくり流れと掛かる時間、費用を説明していきます

  1. 初診
  2. 抜歯
  3. 抜糸

初診から抜糸までは短くて10日、抜糸後も歯茎の穴が完全に埋まるまでには10日程度かかります。

なので2〜3週間以内に海外出張や旅行にいく場合は、その予定が終わってから親知らずを抜いてから抜糸が終わる1週間は避けたほうが楽しめると思います。

台湾でかかった費用は、合計3回クリニックに行った「掛號費(診察代)」だけなので、150元*3回で、450元(1500円程度)でした。

掛號費(診察代)はどこも100元〜200元程度ですが、歯医者さんだと150元が相場かと思います。

初診

台湾の先生って、メモ書きが英語なんだ…

まずは初診でレントゲンを取って歯の生え方を確認します。

知らずの生えている箇所は顎や首に近く、たくさん神経がある箇所なので、歯医者さんによっては対応してくれない場合もあります。

私も本当は1箇所だけ取ろうと言われていたのですが、(完全に埋まっている場合は、形成外科でやったほうがいいとのこと)

どうしてもこの先生にお願いしたくて、聞いてみたら大変だけどやるよ、と2つとも抜いてもらえることに。

ryo

実はもう数年この歯医者さんに通っていて、誠実で腕がよく、本当に良い方なので、この先生に抜いてもらえると聞き安心しました。

レントゲン含め、初診にかかる時間は30分程度。費用は台湾の保険証を持っている人なら100〜150元(360〜500円)のみです。

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抜歯

さて2回目の診療。ついに抜歯の日です。

手術の前に、同意書を書きます。

本人と、先生がサインして1枚を控えとしてもらいます。

痛みに激弱な私ですが、歯医者さんの麻酔だけは昔から、痛いと思ったことが一度もないんですよね〜。

歯医者の麻酔って全然痛くないですよね?痛痒い感じで、なんかムズムズします。

台湾の歯医者さんの麻酔も痛かったことがないのですが、今回は親知らずを、しかもほぼ埋まっている一番奥の歯を抜くだけあってかなり奥の奥まで麻酔の針が入っている気がしました。

ryo

少しだけチクッとしました。

私は口の中がとても小さいので、先生がすごくやりづらそうで申し訳なかったです…。

施術中は痛みはなかったのですが、口が大きく開かないのでペンチのようなものでグイッと一気に引っ張ることができず、金づちのようなもので「カンカン」と歯を割って叩く音が気持ち悪かったです。

この「カンカン」がとても顎の骨に響いて…『先生!骨にヒビが入っちゃいます!』という被害妄想が。

そのたびに「痛いですか?」と止めてくれる先生。全然痛くはない。見えないので、勝手な私の思い込み(笑)。

時間は合計で1時間くらい、費用は初回と同じく150元(500円)でした。

抜いた歯は、くださいと言えばもらえます。

炭酸水みたいなのに入れて消毒してくれました。生々しい写真ですみません

子供のころ母が抜けた歯を屋根に向かって投げてくれたのを思い出し持ち帰ってきたのですが、ベランダから上に投げたら人様のベランダに私の歯が侵入して迷惑になると帰って気が気付きました。わはは。

どこかお気に入りの山にでも埋めたいと思います。

ちなみに2本の親知らずは同時には抜かず、日を分けて抜きました。

親知らずを抜くと、顔が腫れるんじゃ…と心配していたのですが、2回とも少しも腫れず、誰にも気づかれませんでした。

ryo

ほんとに腕のいいお医者さん

2日間、1日4回出されたお薬を飲んだら、術後すぐあった鈍い痛みもほとんどなくなりました。

これだけ大きな手術(?)をしたのに、麻酔が切れてからもあまり痛みがなくて、出された薬以外に痛み止めを飲んだりすることはありませんでした。

抜糸

歯を抜いてから1週間後くらいに抜糸に来ます。

なんとなくナイロン糸に引っ張られる感じがあって気持ち悪いので片方でしか物を食べられない日々とも、ついにおさらば!

抜糸の日は診療時間30分も掛からず、費用は同じく150元(500円)でした。

抜糸した直後は、まだ傷が塞がり切ってないので穴が空いていて食べ物がつまりやすいです。でもいつものお手入れ(ドルツジェットウォッシャー)で勢いよく水かけるのもまだこわいので、そわそわと歯ブラシでお手入れです。

大体抜糸から10日くらいでまったく傷が気にならなくなります(個人差はあります)。

台湾で親知らずを抜くメリット

  • 完了までがたったの3回と早くて効率すごくいい(日本では歯石ひとつとるのに1回予約取らなきゃいけなくて、予約してもすごい並ぶしストレス)
  • クオリティが高いのに値段が圧倒的に安い(3回なのでかかった費用全部で300元程度。日本円にして1100円とかです。)

台湾で親知らずを抜くデメリット

  • 今の場所に長く居住しない人にとっては、万が一後遺症などが残った場合に施術したクリニックに問合せできないのが面倒
  • レントゲンをとるときに口に入れる装置が大きくて(自分が子供の頃通っていた矯正歯科と比べると)ちょっと苦しかった
  • 唾液や水を吸ってくれるバキューム?の威力がなんか弱くて水が垂れる(笑)。

最後に

通っている歯医者さん、辺鄙な場所にあるし、口コミで人気すぎて予約はいつも1週間後くらいじゃないと取れないんですが本当に腕がいい。店舗もキレイだし、先生の態度が穏やかでとてもよくて、誠実で好き。

受付のおばちゃんたちは、まあベーシックなタイプの台湾のおばちゃんですが、それもよき。

ryo

新北市の西のほうにお住まいの方は、DMもらえればクリニック教えますよ〜。みんな歯医者難民だもんね…。

そんな台湾での親知らず抜歯体験記でした。

それでは、また〜。

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