こんにちは〜。
台湾在住のryoです。
何がきっかけだったか忘れましたが、体調面や、友人の影響、動物のことを考えたりで最近めっきりお肉を食べる機会が減りました。
そんな私がずっと挑戦したいと思っていたもの。
それは、仏教国「台湾」で古くから取り入れられている「もどき肉(大豆や野菜などを使って作られた植物肉)」を使って調理をしてみるということ。
今日は台湾の「もどき肉」と「もどき肉」が買えるお店、調理してみた感想などを紹介していきます。
台湾の大豆ミート!「もどき肉」って何?
台湾のベジタリアン人口は、総人口の10%にあたる200万人と言われており、世界で3番目にベジタリアンが多い国です(2020年データ)。
台湾には「台湾素食」という仏教で食べることが禁じられている食材を使わない料理のジャンル(基本的にヴィーガン)があります。
「台湾素食」は日本の精進料理とは異なり、色とりどりでとても豪華です。
肉や魚を一切使わず、植物性食材(穀物・豆類・野菜)を工夫して、肉や魚とまるで同じような食感の食材を作り出しています。これを「もどき肉」と呼びます。
台湾の大豆ミート最大手「ベジファーム」とは?
台湾の「もどき肉」最大手といえば「ベジファーム(松珍生技)」。
台北の迪化街で創業されて以来70年以上の歴史を誇る「植物肉のパイオニア」的存在。
近年は外資へ植物肉の製造件輸出業者として、日本向けには日清とタッグを組み、台湾の大豆ミートを輸出しているようです。
「ベジファーム」の商品が買える場所「弘茂」を見つけたよ!
「ベジファーム」の商品は、台湾国内の普通のスーパーでは取扱いがないので(見かけたことない)ネットで買う人が多いようです。
でも冷凍食品のため、送料が200元(800円)近く掛かってしまい、ひとりで買うには結構ハードルが高い。
こういう工場直下で大手スーパーでの取扱がない「良いモノ」が台湾には結構多いのですが、だからこそ会社のオバチャンたちや台湾のママ友会なんかは良いモノを一緒に買う「團購(団体購入)」をするんですよね〜。
会社を辞めてしまい、ヴィーガンの同僚と一緒に「團購(団体購入)」できないので、ベジファームの商品などヴィーガンの食品を扱うお店「弘茂」へ行ってみることにしました。
アクセス
「弘茂」はベジファームの始まりの地「迪化街」にあります。
「迪化街」へは台北MRTグリーンラインの北門駅か、オレンジラインの大橋頭駅から歩いて10〜15分程度なのですが、私は駅が家から近いのでこちらから徒歩で行きました。
売っている商品の種類
店内は清潔で、「もどき肉(大豆ミート)」の種類がとにかく豊富!
そしてアメリカから来たBeyondミートなどのフードテック企業と比べて信じられないほど値段が安い…!
レストランなどでよく使われている、すでに味がある程度付いていたり、調理が簡単な「冷凍食品」なら大体1袋(600gくらい)で130〜200元(500円〜800円)。
乾燥したタイプのミンチ肉(もどき)なら、50〜130元(200〜500円)程度で売っています…!
日本製造の乾燥ミンチ(ひき肉の代わりとして)
日本製造の乾燥素肉(鶏肉の代わりに使える)
食材をどう調理していいかわからないときは、店員さん(オバチャン店員とお兄ちゃん店員)に聞くと、「この大豆ミートはこういう料理に使うと合うよ」と丁寧に教えてくれます。感激。
ヴィーガンの食材は「高い」のがネックだったりするのですが、このお店に来てみて「台湾では自炊でもヴィーガンライフを楽しめる」と確信しました!
ベジタリアン・ヴィーガンの人には台湾天国なのでは…。
ちなみに冷凍食品600gも130〜200元(500円〜800円)だと1〜2人のミニマルな家庭にはちょっと量が多い…。
ということも考えて「計り売り」のコーナーもあります!
鳥の胸肉とかソーセージみたいのもある
私も初めて買うから美味しいのか心配で、一食分だけ買いたかったので、こういう売り方してもらえるのはすごくありがたかったです…。
ベジハムや冷蔵のソーセージは175元(600円くらい)
わたしが買ったものとお会計
今回わたしが買ったのは3種類のもどき肉で、お会計は270元(1,000円)でした。
詳細はこんな感じ。
チキンナゲット風(12個)- 計り売りで80元
肉団子風(12個)ー計り売りで90元
牛肉チャンク風(12個)ー計り売りで90元。
どんな料理をしようか、ワクワクたのしみ!
実際に台湾の大豆ミートで料理してみたよ
実際にで買ってきた大豆ミートを使って料理をしてみました。
こちらはチキンナゲット風の大豆ミートを使って作った唐揚げ(風)。
唐揚げを作るときのタレ(?)を、この大豆ミートが入っているビニール袋に入れてまぜて30分放置。そのあと少量の油で揚げただけです。
味完全に「鳥の唐揚げ」でした。
注意点(?)としては、穀物を使って作られているから少ない量でも結構お腹にたまるというかお腹がいっぱいになる。お肉と比べたときの栄養量がどんな感じなのかもちょっと気になるかも。
店舗情報
住所:台北市大同區民生西路365號
電話:+886(02)2553-2398
営業時間:9〜20時半(日曜は17時半まで)
最後に
せっかく台湾にいるのに、欧米ナイズ&流行になったVegan Cafeやレストランばかりに行っていたので、本場の「素食」の世界を全然知りませんでした…。
いや〜、もったいない。
美味しい「台湾ならでは」の健康的な素食料理、もっと知りたいです。
それと、個人的には今回ナゲットもどきで「唐揚げ」を作ったら、まったくヴィーガンではない夫が「これ素肉?」と聞いてきたのが驚き。
台湾の方は昔からこういったヴィーガン料理を食べたきたのだなあ、と改めて素食が生活に当たり前に根付いてることを実感しました。
台湾の「ヴィーガン・素食」については、プレタイ(当Place In Taipeiブログ)の「Vegan」カテゴリーでもまとめています。
興味のある方は、こちらもぜひご覧ください〜♪
それでは、また〜。
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