こんにちは〜。
台湾在住のryoです。
ちょっと急用ができて来年の2〜3月ごろに日本に帰りたいなと思い、2021年12月現在の日台の入国規制について調べてみました。
新型コロナウイルスの変異株・オミクロンの出現などにより各国の入国規制が日々変わっている状況ではありますが、現時点で日台往復に掛かる費用や仕事を休む必要のある日程についてまとめてみました。
どんな人が日台往復できるのか?
2021年12月現在、日台の往復が可能なのは、『台湾で有効な居留証を持つ日本人』と『日本で有効な長期滞在ビザを持つ外国人』に限られています。
また、台湾からの入国に対して日本は14日の自主隔離(自宅でOK)を、日本からの入国に対して台湾は7日のホテル隔離+7日の自宅隔離+7日の自主隔離を求めているので
出勤義務のある会社にお勤めの場合は、最低でも35日の休みを取る必要があります。
会社に「1ヶ月丸々リモートさせてください」と言って通れば、帰れるかも。有給だけじゃキツいよね…そんなに長く仕事休めないし。
【2021年12月現在】日台往復に掛かる最低限の費用
日台往復に際して必要な費用を最低限計算してみました。
・飛行機代(14,174元|約58,000円)
・台湾出国前のPCR検査代(3,500元|約14,324円)
・日本に着いてから自宅までの移動代(0円)
・日本自宅隔離14日間(0円)
・日本出国前のPCR検査代(9,000〜11,000円)
・台湾入国後の7日間の隔離ホテル宿泊代(2〜5万元|約8万円〜20万円)
合計金額:20万1,324円
ひとつひとつ解説していきます。
飛行機代(14,174元|約58,000円)
コロナウイルスの影響がまだまだ長引く現在、日台間でも飛行機は毎日は飛んでいません。
今日台を往復する場合に一番確実なのは、日本航空(JAL便)。
さらにJALでは予約変更料が無料になる国際航空券の販売をしており、日本地区(日本発)の販売は2021年11月30日で終了していますが、日本外ではまだこの航空券の予約を受け付けています。
実際に私が帰国のためにチケットを探したところ、台北松山空港ー東京羽田空港の往復は、14,174元(約58,000円)でした。
なるべく安いものを選びましたが、
コロナ禍にJALでの帰国チケットが6万円未満で買えるのは結構安いなと思いました(でも値上げしないでお願い)
台湾出国前のPCR検査代(3,500元|約14,324円)
私が前回一時帰国した時と比べて、台湾でのPCR検査の金額がかなり下がっています。
今は国外とほとんど同じで、常件(通常の、結果が出るまで2日程度かかる検査)だと台北市内でも3,500元ほどで検査ができます。
このTAIPEI CITY HOSPITALだと、PCR検査が3,500元で出来るのですが、予約も翌日以降は取れる感じで、以前と比べて予約が取りやすくなっているなと感じました。
日本に着いてから自宅までの移動代(0円)
これは実家や日本の家がどこにあるかによって費用感がかなり変わるとは思いますが、もし自宅が関東圏で、これから隔離期間に同居する予定の親御さんが車などで迎えに来てくれる場合は、お金が掛からないかと思います。
ちなみに私は前回の帰国時、降り立ったのが『成田空港』で自宅からはかなり遠かったので、レンタカーを借りて自分で運転して帰りました。
5時間のレンタルで1万4000円くらいでした。
羽田ならタクシーのほうが楽な人も多いかも
日本自宅隔離14日間(0円)
これも自宅の場所によって大きな差があるかと思いますが、直行便で当日中に自宅に着ける人は0円、直行便がなくホテルを取る必要がある場合は、値段はピンキリかなと思います。
レンタカー借りて何時間か掛けて頑張って自宅まで運転したほうが楽な気もします。
日本出国前のPCR検査代(9,000〜15,000円)
台湾へ入国するには72時間以内のPCR陰性証明が必要です。海外渡航用のPCR検査は、日本だと大体9,000〜15,000円で手配できます。
安いのはこの辺りのクリニックです。
・海外渡航なら【芝国際クリニックのPCR検査】:土日祝日もやっているので、海外出張のPCR検査や平日仕事の人におすすめ。英語陰性証明合わせて1万4,000円
・自宅で簡単PCR検査【Tケアクリニック】 :英語陰性証明合わせて1万3,480円
小さなお子さんが一緒の方や、渡航PCR検査をやってもらえるクリニックが自宅から遠い方はTケアクリニックとかで郵送でのPCR検査が安心で、おすすめです(14時までに検査キットがクリニックに届けば、当日に英語の陰性証明をメールで受け取れます!)。
結構タイトなスケジュールになったので、注意してね
引用:因應國際Omicron變異株疫情迅速擴散,指揮中心入境旅客PCR檢驗報告調整為「2日內」報告並改以「採檢日」為計算基準
台湾入国後の隔離ホテル宿泊代(2〜5万元|約8万円〜20万円)
さて、最後に台湾へ入国してからの隔離ホテル代です。
これが一番頭を悩ませるところなんじゃないかと思うんですが、
2021年12月15日現在、台湾の隔離には以下の3パターンがあります。
・7日(ホテル隔離)+7日(自宅隔離)+7日(自主隔離=普段の生活通りでOKだけどなるべく公共の場に行かない)
・10日(ホテル隔離)+4日(自宅隔離)+7日(自主隔離=普段の生活通りでOKだけどなるべく公共の場に行かない)
・14日(ホテル隔離)+0日(自宅隔離)+7日(自主隔離=普段の生活通りでOKだけどなるべく公共の場に行かない)
自費のホテル強制隔離が、最短だと7日で良いパターンがあります。どんな人がホテル隔離7日間で住むかというと…
・自宅隔離時に一人暮らし、またはひとりだけで生活できる部屋がある人
・WHOが認めるワクチン、もしくは台湾製造のワクチンの2回接種が終わっている人
です。
今までは有無を言わさず14日ホテル隔離だったのですが、国内の感染者もゼロが続き、これから国外の行き来が多くなる旧正月に向けて、国民にも配慮して作られてた新しい規制です。
実施期間は2021年12月14日〜2022年の2月14日までです。
旧正月前後は隔離ホテルはすでにいっぱいで、なかなか予約が取れないと聞きます。
隔離ホテルの検索は、台北市だと台北市政府のプラットフォームで簡単に検索&予約ができます。
例えば私が希望する条件は、
・3/21に台湾に入国するとして、3/21から7日間(3/28まで)で3/29チェックアウト
・部屋のサイズは何でもよいけど窓は絶対必要で
・値段は1泊MAXで3〜4000元まで(7日で3万元以下|12万円以下)、で探してみると…
いっぱい出てきました!
南港は松山空港からも近いし、見た目も綺麗だしこれで3〜4,000元なら結構良さそうな感じがします!
ホテル隔離も7日間なら金銭的な負担も
14日と比べるとだいぶマシかも…!
最後に
2021年12月に帰国の手配をする場合に、ザッと見積もって一人なら20万円程度で帰国できることがわかりました。
隔離ホテルは3,000元以下のものもありますし(窓無し独房かもしれないけど)、2/14以降は政府の規制がさらに緩和される可能性もあると言われているので、もっと節約できるかもしれないですね。
まだまだ、5万円と掛からず海外旅行できてきた日々には程遠いですが、これだけコロナが(というかコロナを恐れる風潮が)長引くと、もう以前の日々には完全に戻ることができないんじゃないかと思います。
ハア…なんて時代だ…とは思うけれど、嫌なことばかりでもないコロナ時代。
なるべく前向きに生きていきたいなあ。
それでは、また〜。
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