@台北から更新しています( ˊᵕˋ )
台湾における日本大使館的存在をしている日本台湾交流協会で借りてきた本2冊のうち
明らかに興味をそそり読みやすそうな高野秀行さんの「イスラム飲酒紀行」【電子書籍】という本を読み終えました。
カタール、パキスタン、アフガニスタン、チュニジア、イラン、マレーシア、トルコ、シリア、ソマリランド、バングラディシュへ執筆の為の取材へ行った際に
アル中ではないが(?)休肝日のない著者の高野さんが、
お酒が禁止されているはずのイスラム圏で
そこに住む現地の人たちと、何故かお酒を飲みながら楽しく語らうことが出来て
そんな旅で知り合った人々との話をまとめた本でした。
どこへ行っても、「アルコール」を手に入れることに物凄い情熱を持っていて
旅で紀行記はたくさんある中で、イスラムでの飲酒をエッセイにしている点はすごく面白いなあと思いました。
本を読み進めていくうちに、著者:高野さんの、数十カ国語をも操りそうな語学力や、行動力に
何となく手にとった本だけれど物凄く有名な人なのではないか?と検索したところ
数年前書店でアルバイトしていた時、気になって仕方なかった謎の独立国家ソマリランド そして海賊国家プントランドと戦国南部ソマリア (集英社文庫(日本)) [ 高野 秀行 ]
という本を書いた人だと気づきました。
この本も結局購入しなかったのだけど、
こんな形で初めて高野秀行さんという人の本を読むことになって
5年以上前に気になっていた本を見つけたのもひとつの縁だと思うので
購入して読んでみたいと思います。
「誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをやり、それを面白おかしく書く」をモットーとしている wikipedia引用
ノンフィクション作家さんだそうで、かなり危険な場所に奥さんまで連れていってますが
結果的に危ない思いをしたことはないそうな。
だけど女の人がひとりで旅をする時には参考にできないかも。
ユーチューバーのジョーブログと同じ匂いが。
しかしどんな世界紀行本を読んでも、沢木耕太郎さんの深夜特急(1〜6) 合本版【電子書籍】[ 沢木耕太郎 ]を超える程心が震えるエッセイに出会えない。
本当に何度読んでも飽きることがない。
インターネットのない不便な時代に書かれた本だからか、写真は全然ないのに文字だけで風景が浮かび上がってくるようで、一緒に興奮したり落ち込んだりできる。
この本を紹介してくれた友人に感謝。
【イスラム飲酒紀行】面白かったけれど、
旅慣れしているのに、慣れているからこそ交渉が面倒なのか、お酒のためなら本当にお金を惜しまない程お酒が飲みたいのか、取材だからお金をかけることに抵抗がないのか
「現地」の人と触れ合いたいといっている割にはかなりぼったくられていたし
もちろん仕事で行かれているので、深夜特急とは比べたらいけないのだけど
行っている国や移動距離に対して少し内容が薄いように感じました。
これは「酒」をメインとして書いているためにそうなっている可能性があるので、
今日また出会った謎の独立国家ソマリランド そして海賊国家プントランドと戦国南部ソマリア (集英社文庫(日本)) [ 高野 秀行 ]も読んでみたいと思います ( ˊᵕˋ )
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