2017年公開の台湾映画【強尼凱克 ・missing johnny】感想レビュー。

MOVIE

台湾に来てから新しい映画を本当によくリアルタイムで観るようになりました。

理由は、この3つです。

①日本よりも公開が早い(ハリウッド映画もほぼ同時公開ですね)

今はインターネットで世界中の情報をリアルタイムで見れるし、英語を日常的に使う人も増えているので欧米で公開した話題の映画などは台湾でもすぐに話題になります。

会社や友人の間で話題になっていると、どうしてもすぐに観に行きたくなります(笑)

最新映画の感想をみんなで語り合うのも楽しいです。

②シンプルにチケット代が安い(200元くらいですね)

③自宅から映画館までの距離が近い

東京の実家では、映画館のある施設まで電車や自転車で少し時間をかけて行かなければ着かなかったので、必ず事前に予約をとってから、約束をして映画を観にいっていましたね。

台北生活では、土曜の夜22時頃急に、あ、今から映画みにいこうかってなって家から歩いて23時からのレイトショーをみて、1時くらいに帰ってきてそのまま寝たりできます。

とにかく都市がコンパクトにまとまっているので生活がしやすいです。

 

ハリウッド映画ってなんであんなに面白いんでしょう?

ドキドキして眠れなくなったり、込み上げてくるものがあったり、人をものすごく興奮させます。私的にはボリウッドや韓国映画も最近は面白いです。

それに比べると、邦画や台湾映画は本当につまらなくてあまり観ていなかったのですが

台北生活に関するブログを書いているので、台湾映画もたまに観てみることにしました。

新しい発見があり面白かったので、これからも定期的に見ようと思います。

今回は、映画のポスターが綺麗だなと思って惹かれた「強尼凱克 」の感想を書いてみます。

 

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2017年公開の台湾映画「強尼凱克」のあらすじ

 

主な登場人物は3人。

台北の都市で普通に生活しているように見えて、皆が皆、何かを抱えています。

「人跟人的距離太近的時候 ,不知道怎麼愛(人と人の距離が近すぎる時、どうやって愛したら良いのかわからなくなるのだ)」という、台湾人にしては珍しいテーマがメインになっています。

台湾人ってパーソナルスペースが無いのが普通だと思っている台湾在住の外国人って多いと思いますが、

台湾人も、アンダー40才くらいの年代からかなり変わってきていると思います。

登場人物①徐小姐の場合

主人公は台北のアパートにひとりで住む訳あり美人の「徐小姐(xuさん)」

すごく美人で、英語が堪能で、わがままで今ドキの甘やかされて育って金持ちの娘・台湾女性代表って感じの女の人です。

彼女のことをよく知らない映画の前半では、この女うZeeeeeeという感覚で物語が進みます(お口が悪くてすみません)

だってホンットーにワガママなんだもの!

予定外のことが起きるとすぐに舌打ちするし、大声でヒステリックになるし、男の人に何でもやらせて自分では何もしないし、部屋もオシャレ風なのに不潔だし、行儀が悪いし!なんか下品。でもいるいるこういう金持ちの娘。

友達になれないタイプ。

そして、買ってきたばかりのインコを自分の不注意から逃してしまいます。

その後も結局帰ってこず。

最近どうやら間違い電話が多い。誰もかれも、「ジョニー?元気?」と電話を掛けてくる。

その度に「間違い電話ですよ」と言うものの、ジョニーの奥さん、友人、同僚、いろんな人から間違い電話を受け取るので少し面白くなってきた今日この頃。

 

登場人物②阿風の場合

工事現場で働くシャイで物静かな男性。

最近車が壊れ気味。

よく友人の家を訪れては、自由になれない友人(家族と住んでいる)を見ては、内心バカにしているような(気がする)。

この人、かっこいい。私好きです(どうでもいい)

映画の中では、白い薄汚れたTシャツに汗びっしり垂らして、ちゃんと工事現場で働く若者を演じてます。

 

登場人物③小李の場合

毎日干渉しすぎる母親を正直うざいと思っているアスペル気味な若者。

両親は離婚しており、息子と2人になった母親は、息子がいなくなってしまったら、と思うと不安で毎日やること、帰宅の時間などをポストイットに書き

息子の部屋のドアに貼ることを日課にしている。

息子がポストイットをチェックしないと、ヒステリック気味になる。

とはいえ、毒親にはなりたくないという意識も50代の若い母親にはある。

息子を愛する気持ちと、自分の気持ちの間で折り合いのつかない母親や、息子(小李)の心情など細かく観察していると結構面白い。

 

小李と、徐小姐は同じアパートに住んでいる。

小李とお母さんは2階に、徐小姐は5階の頂樓(屋上に立てた掘っ建て小屋)である。

徐小姐の買っている鳥の鳴き声がうるさくて嫌だと言いながらも、フルーツやお茶などもらいものがあると、ご近所の徐小姐におすそ分けに行くお母さん。

生活感が超リアル。

彼らの住むアパートを直しにきた阿風。

 

少しして、香港から出張できた彼氏と徐小姐は大げんか。

自分が訪ねてきても上の空の徐小姐に、「お前は一体何を考えているんだ。このアパートの生活費も、お前が民宿を経営する資金も、生活費も全て出しているのになんだ?金が足りないのか?浮気してるのか?もうお前は8年前とは違うんだ!こんな風にしてくれる男がもういないぞ!」と問い詰める彼氏。

怒って飛び出す徐小姐。

行くあてもなくて、たまたま家の近くにあった阿風の車に勝手に飛び乗る徐小姐。

戻って来た阿風はびっくりしながらも、何も聞かずに車を走らせ、彼女の話を聞いてあげる。

 

ここで、2人の少し悲しい過去が見えてくる。

阿風は小さい時に両親が離婚しており、本当はお父さんのそばにいたかったけれど離婚の1週間前に、お母さんに抱きしめられ、息ができないほどに抱きしめられ「你跟我吧(あなたはママと一緒にいるよね)」と言われてからずっと、お母さんと生活してきたことを告白。

 

徐小姐は、「実は私、7歳の娘が香港にいるの」と。

ええええーーっ!あの彼氏は旦那か。8年前のお前とは違う=独身で若かった頃のお前とは違うって意味か。

と色々と紐解けてくる。

「でも、話すのは表面的なことばかり。学校はどう?おばあちゃんは元気?」そんなことばかり。

 

ここで阿風の名言「あまり近すぎないほうが優しくなれていいかもよ。ほら、人と人は距離が近すぎると、どうやって愛したらいいのかわからなくなるんだ」

 

 

THE ENDって感じです。

物足りなさはすごくあって、何これ?って感じの映画なので台湾人は超低評価を下しそうですが

台湾社会をリアルに観たい!という人にとってはまあまあ面白いかもしれません。

まあ、私がこのブログに書いた内容が全てなので、あえて見返す必要もないかもしれませんが、映像と一緒に観たい方にはおすすめします。

普通っぽい恋愛映画ではありません。


 

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