台湾生活が長くなると、よくも悪くも台湾のことが分かってきて、時に「台湾のここが嫌い…」って瞬間が訪れますよね。
そんなときは母国が恋しくなるもの。
自分の意思で来ているくせに贅沢な!と言われればそれまでですが、
それでも『台湾イヤぁぁぁ』『日本帰りてぇぇぇ』って時が誰しもあると思うんです。
特に
・会社から派遣されて(駐在員として)台湾に住んでいる人
・台湾人と結婚して台湾に住んでいる人
など理由があってすぐに台湾から離れられないと、余計にストレスが溜まりますよね。
この記事では、台湾に住む日本人が、ホームシックになったときにするオススメの「気分転換」を5つ紹介します!
台北の中山区に行ってみよう
とりあえず、台湾在住の日本人が「もう台湾に住むの辛いよ〜…」ってなったら、台北の日本人街がある「中山」に行きましょう。地方都市にお住まいの方は、台北旅行してみましょう。
ここはまるで「小さな日本」です。
林森北路に行けば、庄やがあります。日本とほぼ同じ値段でハイボールや日本のたこ焼きが楽しめる銀だこもあります。
ふらふらと歩いていると、頭にネクタイ巻いてる系の日本のおっさんがいたりします(サザエさんのアニメでしか見たことなかったのに台湾で見るとかw タイムスリップしてる…)。
日本ではしないような行動を、林森北路でしている人もいます(彼らも日本が恋しいのかもしれない。暖かい目で見守りましょう)。
懐かしの無料案内所だってあります(台湾では違法な風俗が、日本だと中規模な街には当たり前にあるよね〜)。
海外に住んでいるからって、母国を美化しすぎていたかな、と冷静になれるかもしれません。
林森北路のカラオケではモー娘。に小室ファミリー、安室ちゃんも歌えます(年齢が出る)。
乃木坂46やキンプリだって歌えます(付け足した感…)。
たまに台湾人とカラオケにいったとき「日本の歌あるよ〜」って紹介された曲リストが全部演歌で落ち込むこともありません。
中山には、林森北路には、日本にあるものが全部あります。日本人もたくさんいます。
だから台湾で鬱になったら、中山で思いっきり日本を感じましょう!
台湾人パートナーがいる方は、彼(彼女)とはその日は別行動で台湾の現実生活とは距離を置き、日本のお友達を誘って話を聞いてもらうのがおすすめです!
私もそんな夜に救われたことが何度もあるので、悩んでいる人はぜひ一緒にごはんとか行きましょう!
SNSを始めてみましょう
「台湾生活がしんどいな…」「日本語話したいな…」「でもどこで日本の人と知り合えるのか分からないな…」という人は、台湾在住アカウントのSNSを作ってみましょう。
すでにアカウントがある人は、「台湾関係」のユーザーをたくさんフォローしてみましょう。
私が台湾企業で働いていたときは、自分以外に日本人はゼロ。
日本語を話せる人がお客さん以外に誰もいなかったので、日本語で話すこと、日本人の友達を作ることをすごく夢みていたんです。
でも、居留証を取得して台湾に住む日本人は、1万2000人もいます。
外務省に届け出を出しているワーホリや留学生なども含めると、2万人です。(ソース※外務省/台湾:在留邦人数)。日本人は、台湾国内に実はたくさんいたんです。
もちろん全員と友達にならなくても、SNSをフォローすることで彼らの生活を覗きみることができて、それだけで元気が出ることがあります。
ああ、みんなそれぞれいろんな悩みを抱えながら頑張っているんだなって。
インスタでは明るい海外生活を、Twitterではリアルな生活や悩みを曝け出している同志が見つかるかもしれません。
でも、だからと言ってSNS上の日本人の誰かと自分を比べる必要もありません。
SNSは当初の目的(例えば、ママ友探してる、近所のグルメ情報・お得な情報知りたい、友達ほしい、等)を達成したら、中毒になる前に辞めてしまうのもありです。
私もインスタとツイッターをやっているのですが、長くSNSを利用していると誰かしらから疎まれたりすることもあります。
でも当たり前のことですがSNSは私の生活のほんのほんの小さな一部の日常を切り取っただけで、私の人生そのものではないので悪しからず!
出典:[2019年最新]台湾に暮らす人たちの人数〜台湾の統計を細かく見てみた
生活習慣に気を配る
普段、決まった時間に就寝、起床していますか?
食事は3食バランスの取れたものを食べていますか?
日常的に運動して汗を流していますか?
子供の頃から「規則正しい生活をしなさい」「よく食べて、寝て、運動しなさい」と言われたものの
大人になった途端、不摂生になっている人が多いのではないでしょうか。
体が健康を感じられないと、心まで疲れてしまいます。
ノートに毎日寝る時間、起きる時間、仕事以外でやるべきことを書き、栄養のある食事を3食とる。
1日が達成できたら、次は1週間の予定を立ててみる。
理想通りの生活が出来たら、自分に自信がついて心も元気になってくるので本当におすすめです。
また、「運動」の時間がとても大切です。
普段ネット社会で毎日空き時間にスマホを触ってしまうことが多いかと思いますが、小さな画面を延々と眺めていると頭がおかしくなってきます(私の場合はね)。
ネットから離れてランニングマシンや外で30分くらい、ひたすら無心に走る時間をもうけるととても気持ちが良いんですよ。
「今そんなことはしていない」という人がいたら試してみてください。
体が元気になると、心も元気になります。ほんとです。
目の前の仕事をサボってみる
さて。
休みの日に中山行って日本の友達とお酒飲んで、Twitterでは台湾に住む日本人の方々の生活が覗きみれて楽しくなってきた。生活は安定してたが…台湾での仕事がつらいよぉーー!人間関係がキツいよぉーーー!という方。
仕事、サボってみましょう(エッ)。
「今日はもう無理」と思ったら無理せずに、自分が嫌だと思う状況から逃げてみましょう。
休んで、自分なりに努力して、それでもダメだったらもう辞めちゃいましょう。
正直、今の給与っておいくらですか?
現採の1年目だと、月給15〜20万円くらい?
台湾支店駐在の総経理だと、100万円くらいかな?
辞めたら生活出来なくなると思いますか?
台湾と日本は輸出入合わせて700億ドル(約7兆円)も年間取引があります。
日本で仕事を探すのが難しくて、今勤めている台湾の仕事の条件が如何によかったとしても、日本語ネイティブで中国語ができるならいくらでも仕事は見つかります。
安易に転職を勧めるわけではないけど、海外にいるならなおさら今の仕事に固執する必要はないですよ〜。ビザの心配がない人は、今はいくらでも日本の会社からリモートでも働き先が見つかります。
出典:JETRO(台湾)
今の環境から数日離れてみる
仕事をサボったり、職場を変えてみても改善しない場合、今住んでる環境自体に問題がある可能性もあります。
これは国際結婚の場合にあるあるですが、台湾人パートナーとの生活でイライラしたり、
もしくはパートナーの家族との同居がストレスであったり
単身赴任の駐在員の場合、一人のアパートに帰りたくないという人もいるかもしれません。
そんな時は「外泊」しちゃましょ。
おすすめは、外国気分を味わえるお洒落なホステル。
すぐには旅に出られないけれど、非日常を感じることで、気分転換になります。
星のつくホテルに泊まるのは、経済的に厳しかったり、家計を共有しているパートナーに申し訳なかったとしても、
「海外」を感じられるホテルなら1万円、いや、5000円足らずで泊まれます。
それだけで心が元気になれるので、やってみる価値ありです。
もちろん、身軽に移動が出来る人は「旅に出る」ほうが元気になれるのですが、
今回は仕事や結婚など台湾に生活の拠点があって、すぐには別の国に行くことができない人を想定しているので、「外泊」と書いてみました。
最後に
今回は在台7年の私が「台湾生活しんどいな…」と感じたときにする「気分転換」についてまとめてみました。
「気分転換」というか、私がわりと日常でしていることに近いです(笑)。
でも、「あー仕事しんどいな」とか「ほんと台湾って腹たつな」とイライラが溜まったときに、これらの行動をとると本当に元気になれます。
台湾で日本を思いっきり感じて、日本人と愚痴をこぼしあって、仕事もサボって、非日常も味わったけれど、もう無理。どうしても慢性的に「台湾鬱」になってどうしようもない…という方。
一旦日本に帰りましょう。
病気になる前に。いや、もうすでになってるのかも。
・会社を辞めるなんて考えられない
・パートナーや子供を置いていくなんて考えられない
色々あると思いますが、
いくら仕事があっても、守るべき家族が存在していたとしても、今苦しんでいるのは自分。自分の人生は、自分しか生きられません。
我慢して病んでも死んでも、実は誰も感謝してくれません。
自分を縛り付けている原因に思える相手や物事は、実は自分がいなくても死なないし、自分が思っているほど困ったりしません。
自分を大事にするのが結局1番大事。元気になったころ、悩みの種だった家族やパートナー、仕事仲間のこと『あ、やっぱり好きかも』って思えるようになります。
結局は自分の心の持ちようなのです。Be positive !
わたしの経験からのお話でした。
みんながみんなこの方法で元気になるとは限らないけれど、
自分の心が変われば、何も変わっていないはずの環境も『変わったように思える』んですよ〜。
そう思えるのにも時間が掛かると思うので、決して焦らず、ね!
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