淡水の観光スポット「紅毛城」の散策が楽しい。淡水から覗く台湾の歴史。

台湾観光

台北の中心、台北車駅(メインステーション)からMRTレッドラインで北へ30分。

山や河のある賑やかな「街」でもあり、数多くの歴史建築物の残る文化の街「淡水」。

「淡水」には、台湾の歴史を感じることができる施設がたくさんあります。

今回紹介するのは、「淡水」の観光スポットとして有名な「紅毛城」。

山の上にたたずむヨーロッパ調の美しい建物は、淡水の名観光スポットとして人気があります。

先日在台6年にして初めて行ったところすっごく面白かったので、今回は「紅毛城」の歴史やおすすめの周り方について紹介したいと思います。

「紅毛城」は1664年オランダ人によって建てられた建物

「台湾」という島は、昔から多くの国によって統治されてきました。古くはスペイン、オランダ、明鄭、清、そして日本です。

「紅毛城」の歴史は300年にものぼるので、「紅毛城」の歴史を辿っていくと、台湾の歴史がよく分かります。

1629年にスペイン人に侵略された「淡水」は、台湾北部の植民地拠点として現在の紅毛城である「聖多明哥城(San Domingo)」(旧名称)を建てました。

その後、スペインは台湾を南部から侵略していたオランダ軍に負けます。

そして1642年、オランダ軍は台湾北部のスペイン植民地として象徴であった「聖多明哥城(San Domingo)」を立て直し、「紅毛城」と名前を改めました。

この名前は、2020年の今でも使われています。

その後、紅毛城は1867年から、1980年に中華民国とイギリスが正式な国交を断つまで、イギリスの領事館兼官邸として利用されました。

「紅毛城」の外観は、赤を貴重としたオランダ統治時代らしいのですが、内観は英国のお城のようでとても見応えがあります。

「紅毛城」へのアクセス

「紅毛城」へいくのに一番簡単な方法は、台北MRTレッドラインで終点の「淡水駅」までいき、それから歩く方法です。ただ、駅から「紅毛城」までは徒歩で15分くらいあるので、暑い夏場はキツいかもしれません。

旅行で来た方には少し難易度が高いですが、「紅毛城(真理大學)站」というバス停で降りれれば、すぐ目の前なので楽チンです。

「紅毛城」の観光ルートを紹介

まずは受付

現在は、コロナ対策のため入場の際には温度を測ることと、手の消毒が必要です。

実名制になっており、入場の際には身分証明証(私たち外国人の場合にはパスポートや居留証)の提示が必要になります。

入場料金は、大人が80元(約300円)ですが、 KLOOKのサイトでは、周辺の古蹟3か所(「紅毛城」「小白宮」「滬尾礮臺」)の入場券が合わせてたった78元で購入できるので、事前にネットで買っておくのがおすすめです。

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「小白宮」「滬尾礮臺は、「紅毛城」を観光するならまとめて観ておきたいスポット。

建物を紹介

建物のあるのは丘の上。階段を登っていくと、赤を貴重とした洋風の建物が見えます。

東にあるのが領事館として使われていたスペースで、西にあるので官邸として使われていた建物になります。

元イギリス領事館(東)

元・イギリス領事館として使われていた場所。

1階が監獄になっていて結構迫力があります。当時台湾の地で悪さした外国人を収容していたんだとか。

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3つしかないので、これで足りるか?って感じだけど

こちらは領事スペース。

こちらはあまり広くないけれど、お風呂やトイレスペース、それから窓の作りがイギリスっぽくて(作ったのはオランダ人だけど)昔住んでいた寮を思い出して懐かしい気持ちになりました。

優雅な「元イギリス官邸」(西)

元領事館を観終わると、次は「元イギリス官邸」へ。

こちらは広々としていてかなり見応えがあります。

ウェディングフォトをここで撮る人も多いんだとか。

確かに写真映えしそう。

暖炉のある居間①(台湾は暖炉使う機会なさそうだけど)

公務スペース

キッチン

寝室①

屋根裏部屋・子供部屋

シャワールーム兼トイレ

寝室②

ダイニングスペース

隣に見えるのはキリスト教の「真理大学」

真理大学のキャンパス

「紅毛城」を見えると、隣に立派な建物があるので見えるのですが、こちらはキリスト教の「真理大学」です。

台湾の私立大学なのですが、残念ながら一般市民は入ることができません。建物すごくキレイだし大きな礼拝堂もみてみたかったのだけど…残念。

施設情報

施設名:淡水紅毛城
住所:淡水區中正路28巷1號(MRTレッドラインの「淡水駅」から徒歩15分、もしくはバス停「紅毛城(真理大學)站」で下車
電話:02-2623-1001
開放時間:9時半〜17時(土日は18時まで。閉館の30分前まで入場可能)

最後に

今回は淡水に行ったら訪れたいスポット「紅毛城」を紹介しました。

「紅毛城」の周辺には他にも見所たっぷりの観光スポットがあるので、また別の記事で紹介します。

台湾国内を旅行するときは、「KLOOK」のサイトもチェックすると色々なツアーの情報が載っていて楽しいです。

KLOOK:「紅毛城」「小白宮」「滬尾礮臺」など淡水の古蹟博物館の入場券が、3か所まとめて78元のチケットを購入する

それでは、また〜。

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