こんにちは〜。
台湾在住のryoです。
普段は台湾の会社で働きつつ、複数の企業と業務委託をしながら生活をしています。
海外で日本の企業から仕事を受けるときに気になるのが「契約の取り交わし方法」。
契約書を二部郵送してもらい、双方が押印(またはサイン)後、一部を受けとるのが一番アナログかつ大多数を締める契約方法ではないでしょうか。
これが海外在住や、コロナ禍の今だと「データで契約書を添付してもらい、PDFで電子サイン」などが当たり前になってきてていることと思います。
でも先日、新たなお仕事を請け負うときにサラッと「契約はクラウドサイン上でお願いします〜」と言われたのです。
なんだろう?と思いながらやってみたところ、これが超!!楽チン!で素晴らしい。
「クラウドサイン」は主に契約書を発行する側のほうが煩雑な手続きが減ってありがたいサービスではあるのですが、仕事を受ける側としてもかなり便利でした。
ITリテラシーが高い方は「そんなのもう昔から知っているよ〜」と思われるかもしれませんが、今回は仕事を受ける側の目線で(私と同じくらいの仕事量なら、登録料はおそらく無料です!)クラウドサインを紹介してみたいと思います。
「クラウドサイン」ってなに?
クラウドサインとは、契約書・発注書などの書類をアップロードし、相手方が同意することにより、相互同意がされたことを示す電子署名が施されるサービス。
やりとりは全て「クラウドサイン」上で行われるので、郵送はもちろんのこと、大きなデータをPCや自分の購入した制限つきのクラウドに保管する必要もなし!
電子署名が施された書類の保管、管理も行うことができます。
国内の電子契約市場ではシェア率は一位。
誰もが知ってる大企業も使っているし、とても安心
「クラウドサイン」の利用料金について
受信側ではなく、企業を運営する上で使用するならば、月1万円のスタンダードプランがちょうどよさそう。
今のところお仕事を受ける側の私としてはフリープランで十分(月5件も新規の契約はないし)だけど、今後スタンダードプランを検討しても良いかも。
詳細はクラウドサインのサイト上からご確認ください。
登録不要!「クラウドサイン」で実際に契約書を受け取ってみた
はじめに取引先から契約書をもらったときは、実はまだ「クラウドサイン」に登録をしていませんでした。自分のメールアドレスに、急にこんなメールが。
最初に届いたメール
そう、登録すらしていなくても、契約にはサインできるし、双方のデジタル印が押された契約書のPDFをダウンロードすることが可能なんです。
普段ほとんど使う機会がないという人は、登録もせずデータだけ保存しても大丈夫!
自分のメールアドレスに契約書のリンクが送られてくるので、受け取りたいアドレスは先に渡しておく必要があります。
とりあえずメールについてたリンクをクリックして、利用規約に同意
と、ここで重大な発見をする。
日本語のほかに、英語と中国語も選べる!!!!!
これはすごいなあ〜…日本企業が国内の法律に基づいて外国人に業務委託をお願いしたいとき(コーダーとかエンジニア、翻訳とか)めちゃくちゃ便利だよなあ…。
利用契約書に同意すると、契約内容が出てくるので、最後まできちんと内容を確認して
押印にする文字を入力します。
入力すると、最後のページに押印がつきます。
字体は普通のゴシックなのでちょっとしょぼい感じです(笑)。
合意が完了すると、「書類の合意締結完了」のメールが送られてきます。
無料登録をしておくと、クラウド上にそのままデータが残っているのでわざわざダウンロードして控える必要はありません。
「普段使わないから登録はしません〜」という方は、上のメールで双方が合意した契約書のPDFをグーグルドライブなどにそのまま保存しておくとよさそうです。
クラウドサインのメリット
- 英語と中国語(簡・繁体)に翻訳できるので、日本国内の法律に基づいた契約を、外国人ともできる
- 雛形があるので契約書の作成が超簡単
- 郵送したり、メールで送ったりする時間と費用が省ける
- 契約書を紛失したり、自身のデータから謝って消してしまってもクラウドサイン上に契約書の記録が残っているので失くす心配がない
クラウドサインのデメリット
・あえていうなら…「サイン」がPDFのデジタルサインと比べてしょぼい(笑)。
サインっていうか文字載せてるだけじゃん…と思ったけれど別に不都合は何もないので良いです(笑)。
最後に
フリーで受けるお仕事は、きちんとした契約書がないものもあったりするので、
クライアントがクラウドサインを使っているなら便利だし、そうでないのなら、こちらから契約書を提案するのもありだな〜と思いました。
コロナでオンライン化が進んでいる今、今後の契約書締結のスタンダードになりそうですね(もうそうなっているのかな…?)。
自分の意志で海外に来たものの、頑張っても現地の人と全く同じようには働けないし、その上住む場所が限定されている以上、母国と同程度の報酬を得ることは難しいのかな…、此処(台湾)でがむしゃらに働くしかないのかな…と思っていたけれど、幸か不幸か、コロナが私に多くの選択肢を与えてくれているような気がします。
「海外ではたらく(WORK)」カテゴリーでは、台湾の会社や働き方について、私が体験したことをベースに綴っています。結構かくのに時間が掛かるカテゴリーなので、記事の数は多くないのですが、どれもその時その時に、気持ちを込めて書きました。
ご興味があれば、こちらも覗いていただけるとうれしいです。
それでは、また〜。
【参考資料】
コメント