こんにちは!
8月の末頃、このタイミングしかない!と思い立ち、人生で2度目のTOEICを台北で受けることにした私。
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申し込みをした当初はやる気に満ち溢れていたのに
9月頭に韓国出張にいき、その後もなんとな〜くダラダラしてしまい
不本意ながら準備不足のまま試験に臨むこととなりました。
初めてTOEICを受けたのは就活の前だから5年前かな?
その時もほとんど勉強しなくて点数は散々だったのですが、今回改めて勉強をしてみて色々と気づいたことがありました。
人様に伝えられるほど勉強をしたわけではないけれど
今回は、私がしたTOEIC勉強法についてシェアしてみたいと思います。
では、どうぞ!
TOEICの点数はどれ位取れるのが理想?
私が今回受けた試験は、一番一般的なL&R(リスニング・リーディング)の試験で990点満点になっています。
日本、韓国、台湾で就職に有利とされているこのTOEICですが
企業が大体600点以上〜を設定しているので、600点、700点とったくらいじゃ「そこそこ英語できるんだね〜」と見なされてしまうのですが
正直この600点って結構難しいんですよね。
私は、仕事でも毎日欧米人に対して英語を使っている上
会議やプレゼンも英語でやることも多いので、ある程度「英語が仕事で使える・日常会話で困らない」レベルだと思います。
でも、海外生活が長いから躊躇することなく言葉が出て来る(惰性)、というだけで今回過去問の解説を読んでいた時に出て来た「SVO」すら「おー。なんかそんなのあったねえ…。で何ソレ?」っていう状態でした。笑
(無意識に使っている状態)
そんなこんなで600点も取れるわけが無い、と感じたので目標を
第一段階:600点以上
第二段階:800点以上
で設定することに決めました。
とりあえず一度過去問を解きましょう。
目標を決めたは良いものの、何から手をつけたら良いか分からずとにかくダラけました。
「いや〜TOEIC関係の教科書ありすぎ。正直何やったらいいか全く分からん。文法?単語?リスニング?は一番得意だしいいか…アプリも無料のありすぎだし、ブログはアフィリエイトで教科書のリンク貼ってるだけじゃん…一体何から始めたらいいの…」状態でした。
とりあえず自分の実力を知りたいと思ったので、ネットで出て来た無料試験とやらを幾つか受けてみました。
ネットで探し出したTOEIC無料試験はこの3つ。
リンク貼っておいてなんですが、正直全く意味がないどころか私にとってはマイナスの影響だったので集中して勉強する場合、これらは一切やらなくて良いです。笑
「何故マイナスの影響だったのか」というと、これらはミニテストといって各パートから1〜2問を抜粋して20分くらいで試験を受けるだけなので
本番と比べて集中力が俄然上がります。
しかも結構簡単なので割と正解してしまい、「あっ。やっぱあんま勉強しなくてもいけるんじゃ」と思ってしまいた。(遡ってこのアホが!と自分を蹴り飛ばしたい気分です)
それで途中で海外出張も入り、日本の友人が遊びにきたり、中秋節に入ったりして怠けました。
TOEICがどういうものなのかきちんと分かっておらず、対策も立てられず、ただただ試験の日が1週間後まで迫ってきました。
いや、1600元も払ったしさすがにこのままじゃマズいよな、と思うものの、月額XX円のアプリなど買う気もなくなりました。
だってあと1週間しか無いのにアプリ買うって勿体ないよね?と。
何を買うか迷う前にとにかく 手 を う ご か せ !
で、何をやったら良いか分からない人への結論。
一度過去問を全て解いてみてください。
私は参考書は紙の書籍派ですが、
海外在住ですぐに問題集が買えない方は、e-testでも受けることができます。
月額2,100円で、レベル分け(600点・730点・900点)されており非常に便利なサイトです。
2時間ぶっ続けで過去問を1度解き終わると、どうしようもなく焦ります。
何を勉強しなくてはいけないのか、自分がどのパートが弱いのかが段々と分かってきます。
全て解き終わった後、トイグルさんのスコア換算表で自分の実力を大体知ることが出来ます。
※トイグルさんにはこの10日間で物凄くお世話になりました。ものすごいサイトです。
この場を借りてお礼を申し上げます。
TOEICはリスニングとリーディングパートに分かれているのですが、最初にリスニング45分間を終えた時、「あれ。結構いけたか?」と思い、正解数を記入すると680-835点と出ました。で調子に乗ったのもつかの間。
リーディングパートのPart5〜7を相当苦戦しながらやり終えて、
また点数を確認すると、今度は405-550点と出る。笑
ギョエーーーーーーーー!!!!
私、今人を採用する立場で「TOEIC600点ですか。話せますか?面接の言語を英語に切り替えましょう」とかなんちゃって英語で面接してる癖に自分は405-550点だと!?!?これはまずい!これは非常にまずい!!
社長にも上司にも「アンタは英語も中国語もできるから」と米市場も任されているのに私はこんなにも勉強ができなかったのか!?
ってことでこの時試験7日前。
いてもたってもいられなくなり、この日から出来る限りの時間を割いて勉強を始めました。
自分の得意な部分と苦手な部分を知る。
2時間で過去問をしっかり解いたことで、TOEICがどのようなパートで形成されているのかがわかるようになりました。
これがわかるとやっと、ブログやネットで言われている「Part5の品詞問題はコレでクリア!」とか「Part4は先に例文を読め!」みたいなアドバイスがしっくりくるようになりました。(今更。苦笑)
私のような怠け者は少ないかもしれませんが、一応…書いてみます。
TOEICのL&R(リスニング・リーディング)試験は、リスニングのパート1〜4まで、リーディングがパート5〜7までと分かれています。
リスニングパート
Part1:試験用紙に載っている写真を見て、流れてくる英文から正しい状況を選び、A~Cの3つから答える問題。
→英文が一番短くて簡単な問題です。過去問では10問で振り分けられていましたが、今回の試験では6問に短縮されていました。
リーディングが苦手な私は全問正解しないといけないパートです。
Part2:短い問いかけがあり、流れてくる英文から適切な回答を選ぶ問題。
→英文は短く、問いかけに対して答えを探せば良いので簡単です。
個人的には、Part1は画像から色んなことを想像してしまいミスをすることが多いので(苦笑)自分にとっては一番点数の取れるパートです。今回は20問くらいあったと思います。
Part3・Part4:長い英語の文章を聞き、問題文に書かれている質問に回答する問題です。
→ひとつの文章に3つ質問があり、各質問ごとに3つの回答があるので、集中して聞きながら9つの英文を読まなくてはなりません。
慣れていないと本当に聞いたことが右耳から左耳に流れていき、全く正解できなくなります。
しかしリスニングパートでは範囲が一番広く、点数に影響してくるので絶対に攻略しなくてはいけません。
リーディングパート
Part5:文法、品詞、語彙問題
→100文字程度の英文の空欄を埋める問題ですが、品詞問題(同じ意味でも形容詞や名詞、副詞など文法によって使い分けて選ぶ)、単純な語彙問題などあります。
語彙問題は単語力なので地道にやるしかないのですが、文法は本当に数日復習するだけで見違えるように出来るようになります。
Part6・Part7:長文問題
→ひたすら長い英文を読み、質問に対して該当する答えをマークしていきます。
Part7まで差し掛かる頃には集中力が切れてきますが、慣れるしかないかと。
自分の「苦手」を見つけた!
各パートごとにどんな問題が出るのかを簡単にサクッと書いてみました。
2度解いた過去問を見ると、リスニングパートではパート3と4が、
リーディングでは5が特に弱いと感じたので、これらを重点的に勉強することにしました。
Part3・Part4の攻略方法
→どこの参考書にも書かれていることですが、とにかく問題と回答を先読みすること。
先読みなんて出来るわけないだろ!と思うじゃないですか。
パート2の最後の問題か、パート3の最初の問題を潰してもいいから、次の質問文と回答を先読みする時間を取ることをオススメします。
正直、質問文と回答文の意味が理解出来ると、文章自体は6〜7割くらい聞き流しているだけで答えが見つかるようになっています。
聞いてなくてもこれだろって思う答えも出てきます。
人間2つのことに集中することはどうやっても難しいと思うので、とにかくこのテンポを作ること。これで私はパート3・4の点数が上がりましたが、
にしても勉強期間が短すぎるので、イマイチ〜そこそこの点数しか取れていないことでしょう。
それでも今回の試験対策で勉強法が分かっただけでも成果があったとします!
(またすぐ自分に甘い)
Part5:文法、品詞、語彙問題の攻略法
→文法、品詞に関する参考書は多すぎる。
1週間前のタイミングでは、今さら本を買っても仕方ないと感じたので買うのは辞めました。
どうしようか、と思って「TOEIC文法 基礎から」で検索エンジンをかけていたところ
数千円の価値があるようなサイト「トイグル」が無料で見られることが分かったので文法と品詞はこのサイトで勉強することに決めました。
このサイトの「英文法」カテゴリーで「目次」に書かれているものを全て読み、ノートに書き写しました。
それでやっと、中学時代に習った「SV」「SVO」「SVOO」など思い出すことが出来ました。
また品詞ごとの語尾に着くアルファベットも、基礎的なことが全部載っていたので詰め込むことが出来ました。
この「トイグル」で勉強したことをTOEIC文法問題 パート5対策で解いて練習しました。
(最近買ったipadが、アプリでの英語学習に物凄く役立ちました。
画面が大きくてスクショして文字もかけるし、超いい!)
→語彙問題
単語は本当に楽しく隙間時間に出来ないとダメだな〜と思ったので、スタディサプリ (無料のアプリ)でゲーム感覚で楽しく勉強!
短期間でレベル38まで上がりました。
まだTOEIC600点の単語しかやり終えてないので、これからも空き時間を見つけてクリアしていきたいと思います( ˊᵕˋ )
これは楽しかったので続けられそうです。
終わりに。
そんなこんなで、人生で2度目のTOEIC試験が、満足に準備できないまま終わりました。
いや、英語に触れている時間は仕事も合わせると長いのですが
TOEICで点数を取るための勉強を1週間程しか出来なかったので、600点にも達していないのではないかと思っています。
とはいえ、今日の試験ではリスニングを中心に手応えを感じることが出来たので
引き続き試験の結果や次回の目標、独自の英語勉強方法など書いて行きたいと思います。
ひとつだけ言いたい。
「そこそこ英語話せるけど(ex: 昔外人のボーイフレンドがいた、とか)文法苦手だし難しい単語わかんないんだよね〜。でも喋れるしいいよね〜。てかTOEIC800点で話せないとか意味ないじゃん。フッ」とか思っているそこのアナタ!(自分だろ〜…)
ダサいですよ!!
文法が苦手なこと、いつまでたってもボキャブラリーが増えないことに言い訳をつけて何もやらずにいたらあなた(私)の英語はいつまで経ってもそのままです。
TOEIC800点でも自分より話せない人、いるかもしれない。いるでしょう。でもこの点数をとるのって本当に大変なんです。
何百時間も血のにじむような努力をしないと取れないわけで、本当に翻訳や通訳を仕事に出来る人、大事な場所で頼りにされるのは、
「血の滲むような努力をしてきた人」なんです。
今回挑戦してみて、改めてそう思いました。
そして「英語が話せるポジションにいる」のに「試験での点数が600点取れない」人も恥ずかしいと感じました。
このコンプレックスを、必ず克服してみせます。
そう誓った日曜日の夜、でした。
今日はここまで。
5000文字の文章を読んでくださってありがとうございました!
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