台湾での入籍を先に済ませること数ヶ月。
私の本籍がある日本の市役所(戸籍事務課)の方々とは、定期的にメールでやりとりをしていました。
日本での入籍に関しては、できたら外国での入籍を終えてから3ヶ月以内に日本でも手続きを済ませてほしいけど、間に合わなければ「遅延証明」を別途書いて送れば問題ない、とのこと。
この数ヶ月仕事があまりにも忙しかったのと、最近喧嘩しがちだったのを言い訳に(笑)、日本での入籍を延ばし延ばしにしていたのですが、まあいろんな理由があってそろそろ手続きせねばと思い立ち、やっと取り掛かることに。
喧嘩中の私の口癖
「日本では独身」
「嫌になったら日本に帰る」
(笑)
このページでは、台湾に住む日本人の私が台湾人男性と国際結婚をし日本側の入籍手続きをする際、
日本に住む家族などに書類の発送など一切お願いすることなく、ひとりで「日本での入籍」を完了するまでの流れを紹介していきます。
母はお願いしたら嫌な顔せず手伝ってくれると思うけど、私は何でも自分でやってみたい性格でして…
あと日台のやりとりで、中華圏の文化になれていない母親がカルチャーショックを受けて台湾に対する印象が悪くなったらいやだな、とも…
それでは、台湾での入籍記事と同様に、「必要な書類」と「入籍までの流れ」で大きく2つに分けて紹介していきます。
【日台国際結婚】日本での入籍に必要な書類
- 結婚証明書(台湾の市役所が発行した結婚証明書で日本語の訳文を添付することが必要)
- 台湾人の方の戸籍謄本1通(配偶者が記載されたもので日本語
の訳文を添付することが必要) - 日本の婚姻届
結婚証明書
台湾での入籍を済ませたときに申請する「結婚證明書」です。
原本を送る必要があるので、台湾での入籍時に念の為2部購入しておきました。
この内容を日本語に翻訳する必要があるのですが、ググってみると先人のみなさんがすでにフォーマット化してくれている日本語訳書類がすぐに見つかります。
ありがたすぎる…
私は台湾人女性のブログを多いに参考にさせていただいたのですが、ネットに公開されているのは、やはり「日本人男性と台湾人女性が入籍する」が大多数。
なので「台湾人男性と日本人女性」の翻訳フォーマットを作ってみました。
こちらのリンクからダウンロードできるのでよろしければ使ってみてください。
戸籍簿原本一通
こちらも台湾での入籍時に申請するものですが、原本に加え、翻訳したものを用意する必要があります。
私の場合は、この裏と面を両方翻訳するようにと言われて、下記の翻訳文を用意しました。
ダウンロード:台湾の戸籍謄本(裏)原本
ダウンロード:台湾の戸籍謄本(面)原本
日本の婚姻届
日本の婚姻届は、ネット上でもダウンロードできますが、私は台北にある交流協会(台湾で日本の大使館的役割を担っています)で見本と共に2部もらってきました。
みなさん、お相手(台湾人)の国籍欄を「中国」と書くか「台湾」と書くか気になるところだと思います。
台湾のことをちょっと知っている人なら、「台湾は中国なのかそうじゃないのか」に白黒つけるのががいかに意味がないことかわかると思うんですが、台湾をよく知らない自分たちの親戚家族にとっては兎にも角にも気になるところだと思います。
残念ながらうちの親戚も中国が嫌いでして…
念の為婚姻届を提出する市役所に問い合わせたところ…
外国籍の方の国名の記載なのですが、「台湾」でも「中国」
なので「台湾」にしようかなと思ったのですが、日台交流協会でもらった婚姻届のフォーマットが「中国」になっていたので、各窓口の対応によって書き直しとかになったら面倒臭いな…と思い、「中国」と書くことにしました。
彼は「気にしてない」と言ってたけど、本当のところはわからん
【日台国際結婚】日本での入籍の流れ
資料を用意したところで、入籍の流れといきましょう!
- 本籍のある日本の市町村区役所の「戸籍課」に電話やメールで連絡をとり、郵送で入籍手続きをしたい旨を伝える
- 上記で記載した必要書類を全部揃える
- 郵送前に内容を確認してもらう
- 台湾から国際郵便で郵送
- 受理→入籍完了
郵送前の内容確認
私は③の「郵送前に内容を確認してもらう」でつまづきました。
日本に帰れないから郵送でお願いしているのに「郵送前に書類の原本をお持ちいただける方はいらっしゃいますか?」と確認が入ったのです。
えー。それができたら初めから代理で入籍お願いしてるし
と思いつつ、プライパシーの流出も気になるところですが、面倒だったので必要書類をメールで送ってしまいました(実際には私のデータを保存しているGoogleドライブのリンクを送り、見れるけどダウンロードはできないように設定しました)。
で、数日後無事書類の確認OKが出たので、郵送。
台湾から国際便で郵送
普通に台湾の郵便局からエアーメールで送りました。送り状が付いているので、輸送の進捗は確認できました。
コロナ禍、しかもちょうど緊急事態宣言の真っ只中だったのですが、大体1週間程度で届きました。
受領の通知
ずっとメールでやりとりをしていた市役所の方から、「無事受理しました」との連絡が入りました。
日本側の入籍をするときには私はすでに国際結婚に対してエナジー切れしていて、早くいつもの日常がやってくることを望んでいたので、入籍日(受理された日)すらちゃんと覚えていません(笑)。
記念日が1年にたくさんあっても面倒だし、個人的に思い入れのある台湾の「結婚記念日」だけ頭に入れておけばいいかな〜と思っています(適当)。
日本での入籍を終えてみて
これでやっと、日台両方での入籍を終えることができました。
思えば、10代・20代の頃から結婚願望や子供を欲しい気持ちがなく、20代後半で同級生たちが結婚、子供を持ち始めてからも「自分だけの人生を生きる」とか「”嫁ぐ”という言葉が嫌い」と言っていました。
だけど、今のパートナーと長く安定した生活を送るなかで
「入籍」をすることでお互いの国で、ふたりがさらに多くの権利と社会保障を得ることができるのだと思ったら「結婚」という制度に興味がわきました。
あと正直、海外で6年以上働いてきて、経済的に不自由がないなか、今のルーティーンな生活を送るのに飽きてしまった。人生の新しいステージをみてみたかった、という気持ちもあります。
もちろん、それは自分の気持ちだけでなく相手の気持ちもあった上で決めたことですが。
それに、配偶者控除などの税金面での待遇以外にも、外国人パートナーならば、お互いの国(2か国)での居住権はもちろん、自分の国では「世帯主」でいられて、「苗字を変える必要がない」というメリットもあります。
自分を変える必要がなく、メリットが得られる。
今のような状況のなかでは、デメリットのほうが多いのでは?とも感じてしまう国際結婚ですが、私個人の性格的には、これがあっていたのかもしれないと思っています。
これから先、いいことも悪いこともたくさんあるだろうなぁ〜
長い人生、苦しかったら別れて一人に戻ったり、ほかの誰かと違う道を歩くこともある。深く考えずにいこ〜
順其自然!以上!
それでは、また〜。
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