こんにちは〜。
台湾在住のryoです。
去年の話になるんですが、胸頃まで伸びたヘアを切りたいなあと思い立ち、せっかくならとヘアドネーションに挑戦してみることにしました。
事前情報として、台湾では
・メッシュやブリーチなしの均等で控えめなカラーリングならOK
・15cmからドネーションできる
と聞いていたので、それなら私でも出来るかも!と思い、試してみることにしました。
今回は台湾で私がヘアドネーションを実際にした流れ、方法について紹介していきます。
ヘアドネーションとは?
ヘアドネーションとは、小児がんや先天性の脱毛症、不慮の事故などで頭髪を失った子どものために、寄付された髪の毛でウィッグを作り無償で提供する活動です。
元々はアメリカでスタートした活動で、日本では2009年から活動がスタート。
寄付する髪の毛の長さは、国や団体に違って異なるようです。アメリカや日本では基本的に31cm(12インチ)以上〜が必要ですが、台湾では15cmから寄付できる団体も多くあります。
台湾でヘアドネーションをする方法
「ヘアドネーション」と聞くと、美容院で髪の毛をカットしてもらい、そのまま預かってもらうイメージが大きいんじゃないかと思います。
台湾では以下、2通りのヘアドネーション方法があります。
- ヘアドネーション対応店で切ってもらい、そのまま髪の毛を預ける
- 美容院で「ヘアドネーションしたいので髪の毛を持ち帰りたいです」と言って髪の毛を切ってもらい、あとで自ら郵送する
1.のヘアドネーション対応店を探すのは結構難しく、条件も31cm〜カラーリングなしの髪の毛のみなど、条件が厳しいことが多いです。
もちろん髪の毛は長ければ長いほど、カラーリングなしで傷みもないほど綺麗なウィッグが作れるとは思うんですが、現代にヘアドネーションのために2年〜4年も髪の毛を一才切らない、染めない、というのはちょっと敷居が高すぎでなかなかヘアドネーションに挑戦できないんじゃないかと思います。
2.であれば、自ら15cm以上〜カラーリングありでも受け取ってもらえるがん協会などを探し、郵送できるのでヘアドネーションに挑戦しやすいです。
個人差あるかもですが、胸ちょい下くらいまで伸びた髪の毛を
肩につかないかの長さにカットするイメージです。
美容院でヘアドネーション用に髪の毛を切ってもらう
私は(2)で自分で郵送して髪の毛を送ることにしたので、まずは美容院でヘアドネーションしたい旨を伝え、髪の毛をカットしてもらいます。
私はいつも通っているmee japanへ♪快く対応してくれ、毛先が傷んでいるから多めにカットしたほうが良いなどアドバイスもらえました。
ライトでかなり明るく見えますが、実際は焦茶の結構暗めのカラーリングでロングヘアでした。
afterは肩下くらい、鎖骨には掛からないくらいの長さで、毛先のほうも合わせると18〜20cmくらい切ったようです(カットしたあとにブリーチしているので髪色が変わってます)。
カットした髪の毛を袋に入れてもらい、この日は持って帰ってきました。
15cm以上カラーリングOKで受け取ってもらえる台湾のがん協会
次に、カットした髪の毛を受け取ってもらえる機関を探します。
中国語で「台灣 捐髮 15cm」などと検索していると、15cmからドネーションを受け付けているがん協会「中華民國癌病腫瘤患者扶助協會」を見つけました。
こちらに書かれているヘアドネーションの条件を見てみました。
ヘアドネーションの条件:
- 長さが15cm以上あること
- 天然パーマや白髪もOK
- カラーリングやパーマ後半年以上経ってるもの、グラデーションやプリンになっているもの、特殊な色、明るすぎるカラー、黒髪に染めたものは受け付けない
- 5歳未満の子供の髪の毛は細すぎるのでウィッグにそぐわない。12歳未満の子供の髪の毛の場合、細くて柔らかいため20cm以上必要とする。この髪の毛で作れるウィッグは女性もののみで、男性ものは作れない。
おおお!この条件ならいけそうだ…!
とはいえ、本当に15cm以上なら受け付けてくれるのか、使い物にならなかったときゴミを送ってしまって迷惑にならないか、などの不安もあったので先にfacebookを通して「この髪の毛を送っても良いですか?」とメッセージを送ってみることにしました。
返信は、「送ってもらって構わないが、万が一使えなかった場合に返却はしない」とのこと。
返却の必要はないので安心して、髪の毛を送ることにしました。
ヘアドネーションの郵送方法
私はジップロックに髪の毛を入れて空気を抜いてから、郵便局で購入した封筒に入れて郵送しました(手頃な封筒が家にない人は、郵便局で1元で封筒が買えるのでおすすめです)。
宛先は、以下を参考にして書きました。
住所を書いたあとに『髮束捐贈(ヘアドネーション)』の記載も忘れないようにします。
送料は、台北市の北投までで32元(約130円)ほどでした。
これでヘアドネーションの手続きは全て完了です。
最後に
北投がん協会は、「とりあえず送ってOK」と言ってくれたものの、毛先がこんなに傷んでいて15cmちゃんとウィッグが作れる分の髪の毛を送れたかな、迷惑にならなかったかな…とちょっと不安な気持ちもあります。
でも、カラーリングもヘアアレンジも好きな自分が地毛で30cmのヘアドネーションをするのは正直難しかったし、柔軟な条件を設けてくれた台湾でだからこそ出来たと思うので、自己満かもしれないけど、ずっと挑戦したいことが実現できてよかったです。
カラーリングOK(暗め)、15cm以上なら全く無理なくできるので、これからも条件が揃っているときには出来るだけヘアドネーションしていきたいなと思います!
この記事をみて、自分もやってみよう〜と台湾でチャレンジする方が増えたら嬉しいです。
それでは、また〜。
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