このページには、台湾で1歳の子どもを育てる私が実体験した・調べた、子どもの感染症と病名を台湾華語(中国語)で掲載していきます。
実際に台湾のクリニックやメディアでよく使われていて、口にすれば直ぐにわかってもらえるものを載せているよ
台湾に住む日本人保護者の方の役に立てるようなページにしたいので、「その言い方はしないよ」「これも知りたい」などアイディアがあれば、コメントや、SNSでDMいただけると、とても嬉しいです。
幼少期に罹りやすい病気
インフルエンザ
インフルエンザの台湾華語(中国語)は、「流感(Liúgǎn)」です。インフルエンザの種類を日本語でインフルエンザA型・B型などと表現しますが、台湾華語でも同じように流感A型・B型などと呼ばれています。
ウイルス感染症は、抗生物質が効かないので治るのを待つしかないものばかりですが、インフルエンザは、タミフルなど有効な成分があります。正しいお薬を服用すると重症化を防げて治りも早いので、早めに検査してお薬をもらうことが大切です。
台湾では小さなクリニックでも、感染症の検査をしてくれます。高熱が出ていてインフルエンザの疑いがある場合は、「可以幫忙檢查流感嗎(インフルエンザの検査をお願いできますか?)」と話してみましょう。
はしか
はしかは、台湾華語(中国語)で「麻疹(Mázhěn)」です。今日本でも流行っていますよね。予防接種が最も有効で、罹ると抗生物質も効かず、ウイルスが体から抜けるのを休息して待つしかないので、厄介な感染症です。
手足口病・ヘルパンギーナ
手足口病は、台湾華語で「腸病毒(Cháng bìngdú)」です。正式名称は「手足口病」でも載っているのでお医者さんには通じるのですが、一般的には手足口病の主な病原菌のエンテロウイルスからそのまま「腸病毒」と表現されます。同じエンテロウイルスが原因で感染するヘルパンギーナのことも「腸病毒」と呼ばれます。
腸ってつくので一瞬ノロウイルスのことかと思いますよね。
ちなみにノロウイルスは病毒性腸炎といいます
高温多湿の台湾では常に流行っている感染症なのですが、衛生福利部によれば、流行期は3月から10月(ながっ!)、特に7〜8月にピークを迎えるそうです。
アデノウイルス
アデノウイルスは、台湾華語で「腺病毒(Xiàn bìngdú)」です。日本語でも、台湾華語(中国語)でもウイルス名で呼ばれているのでわかりやすいです。
保育園でかかる二大ウイルスといえば、腸病毒と腺病毒です!!
季節関係なく一年中流行しっぱなしの怖い感染症です。ただ秋冬は特に感染が多いようです。
参考:腺病毒介紹
突発性発疹
突発性発疹は、台湾華語で「玫瑰疹(Méiguī zhěn)」です。日本語とは全く違う表現のひとつなので覚えておきたいです。台湾では特に春先や秋先に罹りやすいようです。
現在我が子が感染中…
参考:認識玫瑰疹
溶連菌(レンサ球菌)
日本でも流行している溶連菌ですが、台湾華語では「鏈球菌(Liàn qiújùn)」です。溶連菌がきっかけとなり、肺炎や咽頭炎になる場合が多く、抗生物質と一緒に病名だけ伝えられることも多いです(手足口病と逆のパターン)。
ちなみに溶連菌とは、「A群溶連菌咽頭炎」の「溶血性レンサ球菌」を略したものだそうです。=溶連菌もレンサ球菌も同じ意味です
参考:A型鏈球菌咽喉炎
マイコプラズマ肺炎
マイコプラズマ肺炎の台湾華語は、黴漿菌肺炎(Méi jiāng jūn fèiyán)です。お医者さんが胸の音を聞いて怪しいなと思ったり、保護者が希望するときにインフルエンザと同様唾液で検査をしてもらえます。大病院だと血液検査とレントゲン(中国語ではCTで通じます)も撮ってもらえるようです。
参考:黴漿菌肺炎
ロタウイルス
ロタウイルスは、台湾華語で「輪狀病毒(Lún zhuàng bìngdú)」です。予防接種の項目でもお馴染みですね。
参考:輪狀病毒感染
RS ウィルス感染症
RSウイルスですが、台湾華語では「RSV」と通称されています。正式名称は、呼吸道融合病毒症です。
参考:呼吸道融合病毒
参考文献
1歳8ヶ月で平日保育園に通っている息子は、手足口病、アデノウイルス、突発性発疹を台湾で経験しました…。
発熱の長さでいうと、突発性発疹>手足口病>アデノウイルス、という感じで、アデノウイルスは本人自体は結構軽症だったのですが、親にはガッツリ感染して、私としては一番辛かったです…。
親ならどんな病気もみているのが辛くて代わってあげたいよ…(移ったときは一ミリくらい、イラッとするんですけどね)
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