この記事では、海外(台湾在住)の日本人が、
日本で行われている選挙に参加し、投票する方法を紹介していきます〜。
海外在住でも、投票できるよ。
諦めないで〜
政治に文句のその前に…
外から、または内から日本を見ると、数十年暮らした母国だからこそ、愛のある文句を言ってしまいがちですよね。
でもね…信じられないかもしれないけれど、日本国籍を持つ国民には、日本の社会を変える力があるんです。
たった一人の一票なんて、日本の間接選挙で何の役に立つのか。そう思うかもしれませんが、国政選挙に地方選挙、政治家たちはその『一票』が欲しくて、国を、生活をよくしたくて(たぶん)日々政策を立て、実行しているんですよね。
日本はよく『老人優位の国』とか揶揄されますが、現時点で『選挙に参加しているのが年配者』なのだから仕方のない話ですよね。
日本のことを好きで変わってほしいなら、自分たちが変える努力をするしかない
そんな気持ちで書いています
まず、選挙って年に何回あるの?
まず選挙なんですが、なんだか年がら年中やっている気がしませんか?
でも実際には、選挙って基本的には4種類しかなく、頻度も3〜6年に一回だけなんです。
- 衆議院議員総選挙(国政)
- 簡単にいうと、与党を選ぶ一番大事な選挙。解散総選挙がない限りは、4年に1度だけ。2017年に衆議院総選挙があったので、次は2021年の10月の予定。
- 参議院議員通常選挙(国政)
- 簡単にいうと、野党の議員を選ぶ選挙。解散はなく、6年に一度だけ。でも3年に一回半数が入れ替わるので、3年に一度とも言える。
- 一般の選挙(地方選挙)
- 毎回国政ばりの予算と規模でメディアが騒ぐ東京都議選含め、各都道府県や市町村の選挙。これは住民票を置く自治体によって違うので、自分の出身(住民票を置いている場所)のホームページなどこまめにチェックしてね。
- 特別の選挙(国政/地方選挙)
- やり直しや議員の不足、増員など。とりあえずあんまり気にしなくてもいいかも。
海外在住者が参加できるのは、どの選挙?
住民票の転出届を提出している海外在住者が投票できるのは、『国政』。
まあ地方選挙は『住民票』に基づいて配布されるので、権利がないのは当たり前かもしれません。
海外から『在外選挙』で投票するには、いくつかの条件と、流れがあります。
在外選挙投票するには
在外選挙投票の条件
- 18歳以上の日本国民(日本国籍保持者)
- 住民票を抜き、転出届けを出してから3ヶ月が経過していること(なので住民票を抜かずに、実は長期で海外在住している人は、在外投票できません)
- 在外選挙票を持っていること(これから流れを説明していきます〜)
出典:外務省ー在外選挙
在外選挙投票の流れ
条件が揃っていることを確認したら、在外選挙の準備をしましょう。
在外選挙の申請は、台湾(台北)の場合は、大使館の役割をしている「日本台湾交流協会」が窓口です。
台湾で在外選挙登録するための必要書類
- 居留証(と書きましたが、日本から転出して3ヶ月以上が証明できればいいので、ワーホリで住民票抜いている方もパスポートなどでOKかもしれません)
- 在留届(届交流協会に置いてあるので、日本で転出届を出したけど、台湾で在留届を出してないって人はここで一緒に提出します)
- 在外選挙人名簿登録申請書(こちらは、番号札をもらって窓口でもらう必要があります)
在外選挙人名簿登録申請書を受け取る際、選挙人証の受け取りに使用する書き留め封筒を同時に渡されます。こちらには、現在の住まい(台湾の住所)を書いて提出してください。
受け取り
窓口で申請を済ませたら、大体3ヶ月以内に、
- 投票用等請求書
- 在外投票の手引き
- 在外選挙認証
の3つが届きます。
この中の『投票用紙等請求書』に記入をして、『在外選挙認証』とともに、選挙管理委員会に送付します。
実際の投票
地方自治体から送られてくる『投票用紙』を受け取ったら、選挙管理委員会に送付して、投票は完了。選挙管理委員会に送付→投票所に届くまでに必要な日数も計算しないといけないので、基本的には
- 『在外選挙認証』受け取ったら直近の選挙があってもなくてもすぐに『投票用紙』を請求する
- 『投票用紙』は、期日前投票する
がおすすめ。
これも全部、送られてくる『在外投票の手引き』に書いてあるので
それをよく読んでね。
※台湾での投票の注意点
在外投票は通常、大使館での投票か、郵便等投票、日本国内における投票の3つから選べるんですが、台湾で投票する場合は「郵便投票」のみになってます。
気をつけてねん
最後に
2021年の選挙には、東京都民の方は直近で7月4日に都議選がありますね。
次の国政選挙は、2021年の10月。
いうても数年に一回の選挙よりも、普段の私生活のほうが100倍に大事なので、ネット投票も郵送もできない選挙は本当に時代遅れで億劫ですよね。
それでも、日本に住んでいようがいなかろうが、投票する資格と方法があるのならば、できるかぎり参加したいなあ…。この記事がその一歩になったらいいなあ、と思います。
2021年・2022年の選挙日程は、こちらから確認できますー。
またねん〜
コメント
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