どうも〜。
台湾在住のryo(@ryo_lfmp)です。
台湾に本社を持つ上場企業にて、現地採用で働くこと6年。この6年の間に、私は3回、会社での健康診断を経験しました。
「なぜ毎年やってくれないのだろう?」
そう思って、台湾現地で働く日本・台湾の友人に話を聞いてみると、
「うちは一度もないよ。全部自費」
「2年に1度かな」という声がチラホラ。
このページでは、これから台湾で仕事もしくは生活をする方に向けて、
①台湾企業には従業員に対して健康診断という福利厚生義務が、労働法上定められているのか
②あるならばどんな規則があるのか
③私が経験した台湾企業での健康診断
をお話していきたいと思います。
それではどうぞ〜。
台湾の労働法上、従業員の健康診断は義務か?
台湾政府の勞動部(労働省にあたる)によれば、一般企業は
「65才以上の従業員には1年に一度、40〜65才は3年に1度、40才未満は5年に一度」会社は従業員に対して健康診断を実施することを規定しています。
1、新進員工任職前需實施「一般體格檢查」,在職勞工任職中要做「一般健康檢查」。
2、一般健康檢查的實施頻率: 65 歲以上者,每年檢查一次 ,40 歲以上未滿65 歲,3 年檢查一次,未滿40 歲者,5 年檢查一次。上述健康檢查紀錄至少保存七年。
(二)從事特殊危害健康作業之勞工,其受僱或變更作業時,雇主需為該等作業勞工實施「特殊作業健康檢查」,檢查頻率每年1次。 特別危害健康作業如下:高溫、噪音、游離輻射、異常氣壓、鉛、四烷基鉛、粉塵、有機溶劑、特定化學物質、黃磷等有特別危害健康之作業。
聯絡科室:職業安全衛生科承辦人
聯絡電話:1999「限臺北巿境內直撥,外縣巿請撥02-27208889」轉7021、7022、1414、7024、7507、1412
毎年どころか年齢によって1〜5年に一回でいいんだ…
ちなみに私が勤めている会社では、1年に一度ある年もあれば、2年に一回の年もあり…で、6年間で3回、会社負担での健康診断を経験しています。
台湾の会社で受ける「健康診断」ってどんなもん?
さて、私が台湾で会社員時代に経験した「健康診断」のスケジュールはこんな感じでした。
・健康診断の2週間前くらいに通知がくる
・無料以外に追加で申し込みをしたい人は、現金を払った上で申し込みをする
・当日の朝は朝ごはんを抜く
・当日の午前中にお医者さんや看護師さん、ボランティアのスタッフさんが会社に来て、約半日かけて順番に実施
・ひとりあたり全体で3時間程度で終了、1ヶ月以内に結果を受け取る
健康診断の通知
まずは人事部から「◯月◯日に健康診断を実施します。追加で申し込みしたい人はXXまでにご連絡ください。」などの通知メールを受け取ります。
私はせっかくなので、女性疾患(乳がん・子宮がん検診など)やアレルギー検査、各種がん検診などを5600元(約2万円)プラスしてもらいました。
当日休みや出張でいない人は、空いている日に直接病院へ向かい、検査をしてもらいます。
当日の朝
私が勤める会社は、本社に300人ほど人がいる、わりと大きな規模の会社だったので、従業員の健康診断は丸1日をかけて行われました。
当日は、会社全体の営業活動を停止して、各部屋が診察スペースになります。
一棟5Fの建物の中に、受付、X線、身長体重体脂肪、視力、眼力、聴力、問診、血圧、採血、尿検査、超音波などのスペースを設け、ひとつずつ並んで検査をしました。
※X線は、服を着たままですが会社の駐車場にトラックが停まっていて、この中で受けました
朝食の配給
当日の朝は、朝食を抜くように言われていたのでお腹が空いていたのですが、健康診断が全て終わると、パンと牛乳の支給がありました。
なんだか小学校の遠足とか健康診断みたいで楽しかったなあ
台湾企業で健康診断を受けてみて
実際に台湾の会社で3度の健康診断を受けてみて思ったのは、「異国でこんなに安心して健康診断を受けられてありがたい」ということでした。
まず、私はいつも言っているのですが、「台湾の注射は痛くない(笑)。」
台湾のベテラン医師やおばちゃん看護師は、全然迷いがないんですよね。あっと言う間に、怖がる前に終わっています。
がん治療では、高額医療の申請ができる日本で治療したほうがよいと思うのですが、普通の健康診断や風邪、軽い手術などでは、私が経験した限り台湾のほうが早くて安いです。
不満なし!!!
ただ今年(2020年)は会社での健康診断がなかったので、クリスマスプレゼントもかねて、彼とふたりで人間ドックを受けてこようと思っています。
台湾での人間ドック(&自費の健康診断)については、また改めて記事にしたいと思います。
それでは、また〜。
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