台湾人スタッフは管理が大変?台湾企業で働く日本人が意識していること。

台湾就職

こんにちは〜。

台湾在住のryo(@ryo_lfmp)です。

私は平日の朝9時から18時まで、台湾企業で働いているのですが、これまで幾度となく「台湾人スタッフのマネジメントって大変…」と思ってきました。(今も毎日思ってます)

海外で、特にアジアで日本人が働く場合、給与の待遇面で現地の方よりも優遇されることが多く、それ故にいきなりマネジメント職を任されたり、小さな会社だと急に「マネージャー」なんて肩書きがついて仕事に大きなプレッシャーを抱えてしまう人がいます。

私も台湾の会社でチームリーダーになり、いわゆる管理職と呼ばれる立場になってから早いもので丸2年が立ちました。

去年よりもリーダーらしくなった、とは自分では到底思えないけれど、今日は私が意識している「外国人の(台湾人の)マネジメント」について書いてみたいと思います。

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台湾人のマネジメント-能力編

「マネージャー」と肩書きがついていても、実力のない人にチームはついてきてくれません。だからやっぱり、自分の「能力」を上げないといけません。

外国語で業務をするというハンデがあるなかで、どうしたら他の人よりも仕事が出来るようになり「使えるマネージャーだ」と台湾人スタッフに思ってもらえるんでしょうか。

誰よりも働く

中国語はみんなより出来ないけど、誰よりも泥臭く働く。

どんな人でも、どんなことも「やれば」なんでも出来るようになると私は思ってます。

母国語でないが故、効率よくできなくても、時間をかければ誰でもできる。やるかやらないか、それだけ。どんな仕事も勉強も同じ。努力したことある人はこれを知っているから新しい挑戦がいつも出来る。

こんな働き方は時代にあっていないかもしれないけれど、必要なときは残業も休日出勤も、客先と朝まで付き合うことも、旧正月に出張もします。

まあ今年はまだ一度もしてないけれど。で、「努力は見せない」のが日本の美徳だけど、台湾ではそうじゃありません。

どれくらい自分が努力しているか、時間を割いているか、それをチームに知ってもらう。大変なんだな~と思ってもらう。ダサいけどこれに尽きる。

自分のどの能力が評価されてポジションについているかということを表示し続ける

↑で結果を出したら、自分の存在感をアピールする。

どういう理由があって、どんな存在感があるから自分がこのポジションにいるんだ、ということをわかってもらう。

これまたダサいけれど、ここをわかってもらえないとリスペクトしてもらえないので、自分の能力と評価、ポジションを提示し続けることは台湾企業でマネジメントする上ですごく大事。

でないとスタッフは社長(給与くれる人)の言うこと以外聞かなくなり大変。

年上の人へはリスペクトを、年下にはプロフェッショナルを

「自分はマネージャーだ」と周りにわかってもらうのと、偉そうにするは決してイコールじゃありません。

ひとりで出来ることには限りがあるからこそ、チームがあるので、みんなに自立的に手伝ってもらうための環境作りをします。

チーム内に自分よりも年齢が高かったり、専門的知識を持っている人がいる場合は「リスペクト(敬う)」の態度で色々と教えてもらい

チーム内に自分よりも年齢が低かったり、入社したばかりの人がいる場合には「プロフェッショナル(専門的)」を教えてあげる。

このバランスが取れれば、上からも下からも認められる人材になれるはず。

全部ひとりでこなせる能力も必要

先ほど書いたことと少し相反しているかもしれませんが、仕事をはじめから終わりまで自分でこなせる能力も必要。

ひとりで出来ないほど仕事が大きくなるから、助けてくれるスタッフが必要になるんです。

日系企業の中には「現地の業務は現地の社員に任せるのが一番」と、現地の現場や経営に携わらない人がいますが、自分で理解して実務がこなせないと、結局困ったときにもスタッフ頼みでお願いするしかなくなります。

「私がいないとあの人は結局何も出来ないんだ」と思われると、スタッフがどんどん傲慢になります。

そんなときには「辞めてもらっても構わない」(とは言わないけど)という態度で接し、自分がいればチームは回るということを周りに知ってもらったほうがいいです。

そのために、企業の管理職レベルならば業務はいざとなったらひとりでもなんとかなると周りに思わせたほうが(それだけ実務ができるようになったほうが)いいと思います。

でもこれお客さんや会社のスタッフが日本語操れる日系企業ならまだしも、台湾現地の企業だと明らかに語学のハンデがあって、きついんですけどね‥。私も大変‥。

台湾人のマネジメント-気遣い編

「能力編」では少し厳しくスタッフにあたってきましたが、厳しいだけだと辞めちゃうので何かとフォローしてます。具体的には‥

人前で怒らない

台湾人は「メンツ」をすごく気にするので、なるべくグループLINEや、人前でひとりの人を名指しして怒らないことが大事。

注意は、1対1のときに目を見てきちんと伝えること。

1対1で話をする機会を設ける

定期的に、1対1で話をする機会を設けて相手に「大事にされている」と思ってもらうことが大事。いや、本当に大事にしているんだけどね。

失敗を責めない

これは私の性格もあるかと思いますが、私O型人間で、元々人や自分のミスに寛大なんですよね。

台湾社会も、この点では私と似ていて「失敗したらやり直せばいい」というところがあります。だから私は台湾社会が結構合ってるような気がします。

基本失敗を責めません。人は誰でも間違うし。

何度も同じ間違いをしなければ、それでよし。あまりにも何度も間違う人は向いてないからやる仕事を替えます。ちなみに私は細かい数字の計算が超苦手。

家計簿とかは楽しくマメに付けられるんだけど、絶対間違えちゃいけない数字の入力が延々と続く作業とかムリ。つい、数字見間違えて発注間違えたりしちゃう。

誕生日を覚える

チームの誕生日を覚えています。前日に率先してケーキやお花を買いに行って、お昼休みのタイミングでサプライズで祝ったりします。

これはうちの会社の文化かも。お金は自分で出すこともあるし、部の費用から出すことも。こんな小さなお金は気にしません。

スタッフが辞めるときにいつも事務所にある不要な紙とかを使ってこういうものを作ってます。

チームの家族を大事にする

これも「大事にされてる感」を感じてもらう手のひとつなのですが、自分のことだけじゃなくて、自分の家族のことまで気にしてもらえたら、嬉しくないですか?

子供の名前や誕生日を覚えたり、日本出張で何か可愛らしい物を見つけたら、同僚の子供にプレゼントを買って帰ったり。同僚のおじいちゃんおばあちゃんを思いやったり。

「ああ、うちの上司は私の家族のことまで大事にしてくれるんだ」と思うと、上司のためにもっと多くのことをしてあげたくなりませんか?(いや、これが目的というわけでは本当にないんだけど、私も自分の上司から学びました。)

ケチケチしない

食事の席で一緒になったら(カフェでランチとか)なるべく支払いを済ませるようにしてます。どうやっても1000元(3600円)超えることなんかないし、何人いても払います。

周りをよく見て、大変な仕事を終えたときや何かを成し遂げた人にはこっそりドリンクを買ったりします。

スタッフ人気は可不可

これも、自分の上司の姿をみてやるようになったことかな…。あんまり感謝してもらえたことないけど(笑)。

年に何回かみんなで食事して親睦を深める

週末のみに誘ったりは絶対しないですが(誘っても絶対来てくれないし私も自分の好きなことしたいし)、年に2~3回はお昼にチーム全員で食事をするようにしています。

みんなで集まることって仕事以外ではほとんどないから、こういう機会って大事だなあと思ってます。この食事もほとんど私が出すかな。

でもある程度の距離を置く

それでいて一番大事なのが「ある程度の距離を置く」ということ。

あまり近くなりすぎないのが吉。

チームと仲良くなりすぎると、「今日遅刻したけど遅刻申請出さなくていい?」とか「また失敗しちゃったけど許して」みたいな会話が起きがち。

スタッフによって忖度が起こりがち。

なので、「気を遣う」という絶妙な距離感を大事に。

最後に

とりあえず、いつもやっているな~と思い立ったのはこれくらい。

でも一番大事なのは「私がどんなヘマをやらかしたとしても、自分はリーダーなんだ」と選ばれた自信を持つことじゃないかと思います(そんな大袈裟なものでもないけど)。

自信がなくてヘラヘラしてるリーダーじゃ、チームもソワソワしますよね。

だから傲慢とは違うけど、堂々としていなくちゃなあと思います。

海外で奮闘する日本人のみなさんに、私が台湾の現地企業でした超ローカルな体験が少しでも役に立てれば、うれしいです。

それでは、また~。

 

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