海外の上場企業で管理職になって1年。出来るようになったことを振り返る【環境を変えなくても人は成長している】

海外就職

 

こんにちは。

台湾在住のryo(ryo_lfmp)です。

 

実はこの8月で、管理職になって1年が経ちました。

外国人の採用すら初めてだったこの台湾企業。

本社の管理職が外国人になるのも、もちろん初めてのこと。

 

1年が経ち仕事にも慣れ、余裕が出てきたので、

ここでこの1年で起きたこと、できるようになったことを振り返ってみます。

 

管理職になる前の気持ちを「前半」

全然わからないながら奮闘している頃を「中半」(っておかしい表現ですね)

1年が経った今の気持ちを「後半」として、大きく3つに分けて書いています。

 

台湾での就職で不安を抱えている人、海外就職でのキャリアに悩んでいる人、全然成長してない…と自分をせめてしまう人の、少しでも参考になったら嬉しいです。

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【前】管理職に就きたい気持ちは、半々だった。

昇進の発表は、7月~8月。

発表に向けて、社長や上司からは3月頃に声が掛かります。

「あなたを今年度から昇進したいと思う」

そう言われたとき、嬉しい気持ちと、中国語もネイティブではない私ができるのか?という不安が半半でした。

そもそも、これまでチームをまとめていた直属の上司は、超凄腕で「リーダーの鏡」のような人です。

 

「彼と比べられるのではないか?」

「大体チームには自分より年上で、経験も高い人のほうが多いぞ。なぜ私?なんだ、また社長の日本人びいきか?」と。笑

 

でも、私は基本的に「NO」といわない性格です。

分からないこと、出来ないことにぶつかると苛立ち、ストレスを感じ、涙も出ますが、それでも冷静になったあと淡々と続けていくと、必ず克服できることを知っているからです。

 

それは高校の受験勉強で、

あるいは学生の頃、大人に初めて非常識なくらい怒鳴られ泣きながらもナゼか必死に働いた出版社のアルバイトで、

または、言葉があまり分からないのに台湾本社の企業に入って泣きながら食らい付いた半年間から鍛えられたことでもありました。

 

昇進に伴う昇給については事前に何も説明がなかったので

「どうせ日本人だから既に台湾人マネージャーと同じくらい貰ってるし、役職だけだろう」と思っていたら、わりと大きな金額での昇給があったのでラッキー♪と。

ローカルな台湾企業ほど、給料を主張する従業員を煙たがったりするのでこの辺は空気読んだほうがいいときもあります。

 

まぁヘラヘラした気持ちで、何も準備することなくマネージャー職がスタートしました。

【中】会社を辞めようとしていたマネージャー1年目。

写真:出張先の香港にて

 

そんなこんなでスタートしたマネージャー職。

まず、席が替わりました。

これまで前のほうにちょこんと座っていたのに、以前のマネージャーがいた、全体が見渡せる席に移りました。

 

毎日なんだかよく分からない書類にサインして(それでいいのか)、

毎週マネージャー会議に参加し、今月の部署の売り上げはどうだ、利益率はどうだ、稼働率はどうだ、などこれまであまり意識してこなかったことを勉強する機会を得ました。

 

もともと飽き症で、新しいことを勉強するのが大好きな私は、この勉強会がとても楽しかったのですが、この後に試練が待ち受けていました。

 

自分より経験も年齢も上の女性メンバーが、一切口をきかなくなる

仕事自体はきついながらも、新しい刺激が楽しい毎日でした。

でも、一番精神的に苦しかったのは、自分のチームのメンバーに無視されたり、いうことを聞いてもらえないこと。

 

「週会議はじめるよ」といっても、誰も集まらない、LINEは既読無視、仕事を頼めば「這不是之前跟你說過了沒(それ前に説明したでしょ)」なんて言われて、

当時(1年前)は辛くて、もうどうでもいい!!会社なんて辞めてやる!!と思ったりしました。

 

(正確にいえば、「辛い」というよりも「腹が立って仕方なかった」のですが。笑)

 

日本で就職の機会を得る

 

この頃「辞めよう」と思っていた理由のもうひとつは、日本での就職。

実はこの時期、本気で転職しようと思っていました。

まだ日本でのキャリアが捨てきれなかったんです。

 

二流私立大学を出た普通の女の子が、台湾企業で4年の時を経て、唯一無二の存在になったことで、いろんな会社からオファーがくるようになり、有頂天になっていました。もちろん、同業からの直々でのオファーです。

 

で、結局なぜ日本に帰らなかったかというと、プライベートの面も大きいのですが、よく考えるとあまりメリットが無かったからです。

収入の差がほぼない

ひとつめは収入のこと。

正直台湾で現地採用の今と、ほとんど変わりません。

台湾の管理職層になると給与は日本円にして、350万円〜(100万元〜)のレンジが多いと思います。しかも税金はかなり少ないので、ほとんど手取りです。

となると、日本の額面でいうと、年収500万円強もらっていることになります。それも台湾で。

 

しかし日本のオファーも蓋を開けてみると、20代の私に来るのはマネージャー職ではない上に、500万円以下がほとんどです。

もちろん、「今」がそこまで変わらないだけで、将来的には大きく変わるんでしょうが、私には日本でサラリーマンをこれから数十年も続ける未来が、想像できませんでした。

 

自由が少ない

また決め手になったもう一つの理由が「自由が少ない」です。

今の仕事は時間の融通が効いて、休みたければいつでも休めます。

社長や上司との関係も良好なので、今の立場を利用して仕事をより深く勉強し、独立を目指したり、収入が今後あがらなければ副業でいろんなことをしていくほうが、自分の理想の働き方に近いのではないか?という考えに至りました。

 

そんなこんなで、やめようと思いながらも踏ん張って、1年が経ちました。


 

【後】この1年で出来るようになったことを見直してみた

写真:出張先の韓国・ソウルタワーからの景色

 

日本にも結局帰らなかったし、転職もしなかった。

でも、自分の客先は4月になると大きな人事異動で人が変わっていく。

窓口が自分よりも若い新人になることも増えて、なんだか自分だけがみんなから追い抜かれていく感じで、焦っていました。

 

日本に帰るのも結局辞めてしまったし、毎日に大きな変化もない。

長い付き合いの客からは「よく続けてるよね~」なんて変な目で見られる。

 

そんな言葉を聞くと、

環境も変わっていないし、やることも大きく変わってないし、自分何立ち止まっているんだろう、と思い落ち込んでしまいました。

 

だけど、よく考えてみたら、この1年で出来るようになったことはたくさんあったんです。

だからこの1年で「できなかったこと」ではなくて、「できるようになったこと」を見つめ直してみました。

チームのメンバーとの摩擦がなくなり、リーダーらしくなってきた。

 

まず、あれだけあったチームのメンバーとの摩擦がほとんどなくなったこと。

どう乗り越えたのかは、毎週寄稿しているマネジメント系のメディア「Teamhackers」にもよく書いていますが、彼女とのことは完全に克服しました。

彼女が一番嫌がる行動は何か、相手の気持ちをよーく考えた上でそれを防ぐための予防策をたくさん取ったのです。

 

彼女の場合は、いきなり事実を突きつけられると嫌がるので、プロセスを全部共有して一緒にやってる感を出し、ひとりでできそうだな、と思ったら手放すような形で進めていきました。

 

その後採用した男性も、ちょっと問題児なのですが、彼との関係も最近克服してきていて、人間関係でのストレスはほとんど無くなりました。

あとは自分が人の悪口を言わなくなったら、誰かがこそこそ話をしているのも気にならなくなりました。

だって、私人のこと悪く言ってないもん。誰からも悪口言われるはずがないよね。

ま、言われててもどうでもいいかって思えます。

 

財務諸表を通して、「経営」がちょっとだけわかるようになった

もともと「数字」に弱い私。

しかし、マネージャーになると嫌でも毎月の利益を確認し、上に報告しなければいけません。

しかもうちは上場企業。数字はできる限り正確なものを提出しなければ、株価に影響が出てしまいます。

四半期ごとに株主総会があるのですが、管理職は各部署の経営状況を中国語で株主と会長に報告します。

現在は19年のQ2、つまり自分にとっては4回目の報告が終わったところなのですが、中国語で書かれた財務諸表、見ればみるほど分かるようになってきます。

会計なんて勉強したこともないし、今でも日本語だと何て書いてあるのかよく分かりません。

でも、中国語の資料だけは、何が書いてあるのかよく分かります。月末はいつも食い入るようにみているので。

人って不思議なものですねぇ〜。

 

人前で話をするのに緊張しなくなった

これもこの1年で大きく成長したことです。

もともと人前で話をする機会が多いタイプではあったのですが、

社長に連れてゆかれ外交部の前で中国語で話をしたり、ホテルのパーティーの外人客がいる前で英語で話したりするとんでもない無茶振りがあり、少しのことでは動揺しなくなりました。

人前で話すのって、本当に場慣れなんですよね。

それから、うちの社長が「うまくできたかできなかったかは重要じゃない。舞台に上がる勇気があるかないかが、重要だ」といって、どんな失敗でも笑ってくれる人なので、人がたくさんいるところで自分の意見をはっきり言えるようになりました。

 

当たり前だけど、中国語がめちゃくちゃうまくなった

 

自分の中で自信を持って「これができる」っていえることって、私にとって「中国語」だけかもしれません。

あ、私の中国語は大陸使用なので読み方はピンインしかできないのですが、聞く話すは完璧だと思います。

顔を見られると、多分服装とかですぐに日本人だとバレるのですが、電話ではほぼバレません。

特に業界の仕事用語は完璧です。

(逆に日本語で分からないことは中国語でも全くわかりません。)

中国語の勉強をしているわけでは正直なくて、「こういうときにはこのような言葉を使う」と子供が初めて言葉を覚えるときのように、学習しています。

なのでこれも、環境を変えなかったからこそ、学び得たものなのかな。

まとめ

 

この記事で何を言いたいかというと、主に2つ。

ひとつめは、台湾でのキャリア形成のこと。

台湾でのキャリアに関しては、海外就職カテゴリーでもかなりぶっちゃけていますし、給与のことなども書いているので、これから台湾で就職する人の役に立てばいいなと思います。

 

ふたつめは、「自分に自信を持ち、前向きに過ごそう」ということです。

私たちは環境や目に見えるものが大きく変わらないと「成長していない」と自分にストイックになりがちです。でも、目に見えなくても、実は毎日成長しているんだと思います。

私自身、「なぜ周りはどんどん進んでいくのに、私はまだここにいるんだろう」って思ってたんです。

でも、それは環境だけで、自分自身のできることは、書き出してみるとこんなにも増えていました。

 

だから、環境を変えなくても、人は着実に前進しているんです。

そのことに、多くの人が気付いて、もっと自分に自信を持って楽しく前向きに海外で(もちろん日本でも)暮らしていけたらいいなあと思ってます。

 

今日は、ここまで♪

 

 

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ryo

台北在住。台湾の上場企業で営業部長の傍らウェブライターやブログ運営をして気ままに暮らしています。
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