海外移住者は国民年金を払うべき?【断言します】月1.7万円貯める余裕があるなら迷わず支払うべきです。

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こんにちは!

台湾在住のryo(ryo_lfmp)です。

今日は、「海外移住した日本人は日本の国民年金を払うべきか?」というお話をします。

海外に住む日本人には、国民年金を支払う「義務がない」ので、こればっかりは個人の自由なんです。

だから最近は悲観的なニュースを見て「将来貰えるか分からない年金にお金をかけるなんてバカみたい」と支払わない人が多いように思います。

もちろん、「年金なんてなくてもバリバリ稼ぐから気にしない。」っていう人はそれでいいと思います。でも私は「か細く給与報酬を得ている海外移住者こそ、国民年金に入るべきだ」と常々思っています。

(バリバリ稼いでるなら、国民年金の支出なんて痛くもないのだからそれこそ払ったほうが得なのですけどね)

 

もし毎月「1.7万円」貯金できる余裕があるならば、任意で国民年金の支払いをすることを全力でおすすめします。これからその理由を簡単にお話していきますねー!

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年金の種類について

年金の種類は、現在大きくわけて2つあります。

厚生年金(会社員が払うもの)

 

ひとつめは、会社員の年金である「厚生年金」

人によっては、毎月3万くらい支払っている人もいると思うのですが、給与から勝手に「基礎年金」と、将来もっとその年金をお得に受け取れるようにする「厚生年金」が引かれています。

 

「毎日働いてるし、国民基礎年金だけじゃ将来心配だろうから、多めに預かって投資しとくよー」ってやつです。

 

国民年金(日本に住む20才以上60才未満すべての住民が払うもの)

さて、ふたつ目が今回メインでお話することになる「国民年金」

これは、日本に住む20〜60才未満のすべての人が加入するべき制度です。

自営業も、フリーランスも、学生も、みんな国民年金。

「日本に住む20〜60才が加盟すべき」なので、海外在住者には支払いの義務はありませんが、任意で支払いをすることができますし、海外に住んでいても年金の受け取りができます。

ちなみに、2019年7月現在の保険料は、月16,410円

 

フリーランスやアルバイター、学生には決して安くない金額ですが、一括で払うと2年間で最大15,760円の割引になります。

私はここ数年「1年前納」で年間4000円ほどお得に国民年金を納めています。

 

海外在住者が国民年金を払うのをおすすめする理由

なぜ「台湾に5年住んでいる海外在住者の私」が、国民年金を払うのを猛烈におすすめするのか

大きく分けて3つの理由があります。

海外在住者でも受け取れるから

まず第一に、「海外在住者でも年金が受給できるから」

これからいつまで海外にいるのか、自分でもわかりませんが「日本国籍を持つ日本人」として、国の社会保障に任意で加盟できるという安心感があります。

日本人として国民年金を払い続け、受給条件の10年さえ満たしていれば、自分がどこの国の誰と結婚して、将来どこに住んでいたとしても、日本政府からの国民年金という恩恵を受けることができるのです。

これを自ら捨てる必要、ないと思いませんか?

 

遺族年金や障害年金の可能性を見逃していないか?

とはいえ海外に住んでいるとなおさら日本の政治家たちが言ってることが胡散臭く聞こえ、

やれ「年金は無くなる」だの、やれ「老後は2000万円が必要になる」だの耳にするので

「年金なんてもらえるわけないし、払う意味ないじゃーん」って思いますよね。

だって、自分が60才になる頃には「日本の年金制度なんて破綻してるでしょう」って。

 

でもみなさんがまず思いつく60才の年金云々って「老齢基礎年金」のことですよね?

国民年金を払っていると貰えるのは、何も年取ってから細々と毎月もらう「老齢基礎年金」だけじゃないんですよ。

国民年金は、60才以降にもらえる「老齢基礎年金」のほかに、「障害基礎年金」と「遺族基礎年金」というものもカバーしています。

これらは、国民年金の支払い条件に達していれば、60才未満で(支払い期間が10年に短縮されたので、1番早い人で30才から)

病気になったときは「障害年金」を、自分が死んだときには子供が「遺族年金」をもらうことができるようになるんです。

これまでずっと海外に住んでいたとしても、日本の国民年金を任意で払ってさえいれば、日本政府から恩恵が受けられるわけなんです。

すごくないですか?

例えば国際結婚などで、海外に長く住まないといけない理由があったとします。

そんなとき、急に障害を持ってしまい、働けないので家計を支えられなくなった。でも、毎月障害年金で数万円の収入があれば、家族の食費くらいにはなるかもしれない。

何もしなくても、国民年金を払ってさえすれば、「貰える」のですから、すごいことですよね。

どんな投資よりも簡単で手堅く、損をする可能性が少ないから

最後に国民年金は、「どんな投資よりも簡単で、損をしない」ということです。

国民年金はいわば超大事な「国債」です。毎月掛ける金額は16,400円と決まっていて、ただ決められた口座に振り込むだけです。

今現在、20才から60才までの40年間満額で国民年金を納めたひとは、65才から毎年78万100円を死ぬまでずっと、受給できます。

単純計算して、16,400*12ヶ月*40=7,872,000なので、今の保険料のままだとすれば40年でたった780万円しか保険料を払いません。

なのに65才になれば毎年78万100万円を受け取れるので、780/約78=10年で、75才まで生きれば元が取れることになります。

ちなみにうちのおばあちゃんは今93才でイキイキしてますので、仮に私が90才まで生きたとすれば、780万円しか払っていないのに、78*25年=で、1,950万円も貰えることになります。

しかも投資と異なり、これらはぜーーーんぶ所得から控除の対象になります!

普通、投資をして利益が出たらその利益分は「所得」として計算し、所得税を取られてしまいますよね。でも、年金はこれがゼロです。それだけで通常の投資よりもずっとお得ですよね。

 

まあ、将来本当に全員がこんなに貰えたら財政崩壊しちゃうので、政府は現在の平均寿命や物価を考えた予測金額のシミュレーションもしています。

 

彼らが想定している場合でも、2000年生まれの若者ですら、

老齢基礎年金ですら「1.5倍」のリターンが出る超安定的な投資になっています。

どれだけ払ったら「受給条件」を満たせるの?→期間が10年に短縮されて、誰でも受け取れます

 

さて。これだけメリットを見ると、「ちょっと払ったほうがいいんじゃないか」と思えてきたのではないでしょうか?

でも「今までも払ってなかったし、もう貰えないと思う」と心配している人もいると思います。

なぜ「もう貰えない」と思ってしまうのか。

それは、平成29年までは(超最近!)年金って「25年間払い続けないといけない」制度だったんです。

25年間払い続けるのって、いろんな働き方がある今の時代でかなりハードモードですよね?

「25年とか無理だしもういいや」って人が続出したので、日本政府は受給期間を10年に大幅に短縮したんです。

10年なら、今40代でも、50代でも、これから十分に国民年金を払い、受給できる可能性があります。

といっても、この10年や25年っていうのは、もともと「支払いを続けている期間」じゃなくて、海外在住や低所得、学生時などにした「免除期間」も含んでるんです。

だから「年金通知」をひたすら無視して「未納」にさえなっていなければ、今はほとんどの日本人が「国民年金」を受給できる条件にあるんですよ。

海外で働くひとは、自分が住む国が日本との「社会保障協定」か確認しよう!

 

海外就職して正社員として働いている方は、普段給与明細をみると、その国の所得税や雇用保険などを支払っていますよね。

その際には、働く国の「国民年金」を納めている場合が多いです。

現在のグローバル社会において日本人もいろんな国で働いているので、社会保障の二重支払を防ごう!ってことで

日本と「社会保障協定」を結んでいる国がいくつかあります。

これらの国で正社員として働く人は、わざわざプラスで毎月16400円の国民年金保険料を支払う必要なく、これまで海外で支払ったものを日本の「国民年金」で支払ったものとしてカウントができます。

社会保障協定を結んでいる国は以下の通りです。

ドイツ、イギリス、韓国、アメリカ、ベルギー、カナダ、フランス、オーストラリア、オランダ、チェコ、スペイン、アイルランド、ブラジル、スイス、ハンガリー、インド、ルクセンブルク、フィリピン、スロバギア。

現在、署名済みだけどまだ発行していない国は、イタリア、中国、スウェーデンの3か国。

数としては「中国」に住む日本人がかなり多そうなので、これが発行されれば助かる日本人は多いのではないでしょうか。

 

ちなみに私が住む「台湾」は、この規定がありません…すでに「中国」で協定が降りているので、これからも「台湾」として社会保障協定を締結する可能性は低いのではないかと思います。

 

でも香港や台湾で働く日本人もかなり多いはずなので、一国二制度を認めるなら、「特別規定」を設けてくれたっていいのに…と思うんですが。

 

もらえる金額はそれぞれ

ほとんどの日本人が「国民年金を受給できる」状況にあるとはいえ、受給額はその人が支払った金額によって大きく変わります。

例えば、国民年金を40年間免除してきた人は、現段階では1度も支払いをしていなくても65才から毎年38万円を受給できます。(これもちょっとおかしな話ですよね。支払っていない人にはあげなくてもいいのに)

 

厚生労働省のホームページに記載されているリーフレットによれば、10年間支払い期間があるひとは、40年間満額で支払ってきたひとに対して1/4程度の受給ができると書かれています。

ということは、49才のひとがこれまで一度も年金を払っていなかったとしても、50才から毎月16,400円の支払いを10年間開始すれば、65才から年間19万5000円ほど貰える計算になります。

死ぬまで貰えるので、10年以上生きれば完全にトクですね。

 

現在「免除」状態のひとでも「国民年金をもらえる」という状況なので、例えば学生時代からずっと海外にいて「一度も日本の国民年金を支払ったことがないひと」でも申請さえすれば

65才から年間10万円程度、日本政府からの恩恵を受けられるかもしれません。払わなくてもトク、払えばもっとトクです。

ねんきんネットダウンロードがおすすめです

「さあ、国民年金の支払いを今からはじめよう!」と思ったら登録しておきたいのが「ねんきんネット」です。

登録するのにわざわざ年金役所に行って申請をして、郵送で送られてきたものをキーしないといけないっていうのが超面倒なのですが、最初のそれだけ住ませておけば

世界中のどこからでも、自分が支払った年金積立金が確認でき、今後クレジットカードで年金を一括お得に支払いもできます。

それに、ねんきんネットでは常に「将来受け取る年金見込み額」や「自分の年金記録」をみることができるので安心できます。

 

たとえば私はこれまでに、50万9870円の年金額を収めています。

ねんきんネットのシュミレーションによれば、これまでどおり年金を納めれば、65才以降は毎月61,871円が死ぬまで日本政府から支給されるようになります。

 

あとは、マネーフォワードに「年金積立金XX円」と表示があるのをみると、国民年金を一括で支払っても個人的に全然「損した」と感じないです。

ただ資金がある別の口座に移動しただけという感覚。すぐに引き出せないけどそれは投資も同じですね。

 

まとめ

 

今回は「海外在住者は国民年金を支払うべきか?」というお話をしてきました。

上で書いたように、私としてはメリットが多すぎるので支払ったほうが良いと思うのですが

今支払いをしていないひとは、月々プラスで16,400円も出ていくのが惜しいと感じる人が多いと思います。

でも、もしあなたがまだ独身や子供を持っていないなら、身軽な今こそ国民年金を払うべきだと私は思います。「払える」余裕があるうちに払っておくと、後々心が軽くなりますよ〜。

どうしてもお金がないから「16,400円も毎月出せない…」というひとは、せめて一時帰国時に「海外在住のため免除」に設定しておきましょ♪

 

それでは、また!

 

【参考】

海外居住者の年金請求

厚生労働省リーフレット

海外で働かれている皆様へ(社会保障協定)

日本年金機構

 

 

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ryo

台北在住。台湾の上場企業で営業部長の傍らウェブライターやブログ運営をして気ままに暮らしています。
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