@台北から更新しています ( ˊᵕˋ )
今年の旧正月の過ごし方
除夕(2月15日)中国大陸のSIMカード(固定番号あり)を作る
初一(2月16日)静安寺のReel百貨店ランチ 上海郊外の南翔オールドストリートで半日旅行!
初二(2月17日)父と上海図書館、衡山路でランチ
初二である2月17日は、上海在住15年、休みは全く外に出ない父を無理やり連れ出し(笑)近所の上海図書館へ。
父は15年も中国に住んでいるけれど、普段割と日本語環境にいるのと、出不精で無口なので、私がいるとどうも心強そうな感じです(笑)
さて、家の近くにある上海図書館ですが、実はこれまで中に入ったことがありませんでした。
今回初めて館内に入り、外国人旅行客である私でもスムーズに図書館貸し出しカードを作れることが分かったので、手順を一通り書いてみたいと思います。
上海図書館とは
1952年設立された上海図書館。
現在国内外の文献が5300万冊(点)余りあり、中でも古書善本、拓本や書簡、著名人の直筆原稿、家系図や地方誌、西洋の珍本、レコードや楽譜、近代の新聞雑誌、および特許、標準などはとりわけ特別である。現在の建物面積は12.7万平方メートルで、各種閲覧室、学術活動室、講堂、展示ホールなど、市民が自由に利用できる場所を備えている。
公益に資するという原則を守り、上海図書館は市民のため、貸出しサービスは無料。さらに、毎年、国民の読書活動をいろいろ行っており、数百万人の市民が積極的に参加している。
上海図書館のアクセス方法(場所は?)
地下鉄10号線には、上海図書館という駅があり、
虹橋空港(上海都心の国際、国内線空港)からのアクセスがとても良いです。
この上海図書館駅で降りると、目の前に図書館が立っています。
電話番号:+86 21 6445 5555
駅周辺の街並みは、こんな感じ。
フランス疎開地である「衡山路」に近く、とても綺麗な道になっています。
入場するのに必要な図書カードの作り方
図書館の中には、カードがなくても入場出来るのですが
各書籍を閲覧する部屋には入場ゲートがあり、そこで図書館カードをタッチする必要があります。
上海図書館内で書籍を閲覧するカードの作り方を、紹介したいと思います。
入り口を入ると、エントランスはこんな感じ。
内装はなんだか病院のような印象を受けました。
総合受付で、カードの作り方を聞くと、すぐ横にある機械にてパスポートナンバーや住所、電話番号などを登録する必要があるそうです。
(この機械は、中国国民向けだそうで、外国人はこの隣のパソコンで、情報を入力します。)
父の影がw
パスポートの写真が付いているページをスキャナーで読み込むので、パスポートを持ってくるのを忘れずに!
カードの発行について
※上海図書館のホームページより引用
一.申請対象者
成人カード:満14歳以上の方。
少年兒童カード:14歳未満
申請方法:日本人の方(14歳未満の兒童も含み)は有効な身分証明書(パスポート)が必要。
二.料金
カードの種類 | 保証金 | 有効使用期間 | 使用範囲 |
レファレンス閲覧カード | 無し | 永久 | 上海図書館 、徐家匯藏書楼 |
一般貸出カード | 100元 | 永久 | 上海図書館中国語図書・雑誌貸出室(1F)、上海図書館24時間図書自動貸出・返却機、上海市中央図書館区(県)公共分館、町ごとの基礎部サービスポイント |
レファレンス貸出カード | 1000元 | 永久 | 上海図書館 |
三.サービス利用範囲:
サービス | サービス利用範囲 |
カード不要 | パソコン学習室(GF)、中国文化名人手稿館( 3F)、国連資料寄託区( 4F) |
一般貸出 | 中国語図書・雑誌貸出室(1F)、上海図書館24時間図書自動貸出・返却機、上海市中央図書館区(県)公共分館、町ごとの基礎部サービスポイント、新読書の体験閲覧室 |
レファレンス閲覧 | 上海図書館のすべての閲覧室、徐家匯藏書楼 |
レファレンス貸出 | 一般書庫レファレンス貸出コーナー(1F)、外国語図書会議録閲覧室(4F)、贈り書閲覧室・友誼図書館(4F)、新読書の体験閲覧室 |
四.注意事項:
- 一人の利用者に対して発行する図書館カードは一枚のみです。自分のニーズによって、異なるサービスを申請してください。
- 外地あるいは外国籍の方がレファレンス貸出カードを申し込む場合は上海市長期居住証が必要となります。
- 保証金の返却はお申し込みになった図書館で申請してください。
カードの使用はご本人のみに限ります。他人の図書館カードの冒用や借用がある場合、職員はそのカードの没収する権利があります
今回旅行客である私が発行したのは、保証金(デポジット)のない閲覧カード0円。
そのため、書籍の持ち出しはできません。
館内の雰囲気と感想
上海図書館にある5300万点の書籍のうち、日本語の書籍は約2万点もあるようです。
1〜3階までが中国語の書籍で、4階が英語、日本語、韓国語、その他言語をはじめとする外国語書籍になっていました。
今回は父が週末退屈しないように、テレビばかりみないで図書館通いをしてもらうよう(心配しすぎw)4階の日本語書籍コーナーに連れていったのですが、おいてある日本語の本はビジネス、心理、文学、歴史、経済、法律、etc…どれも最新の書籍ばかり!
2万点も日本語文献があるそうなので、普通に生活しているだけでは一生読み終わりそうにないなと思いました。
2時間程この図書館に滞在していましたが、私が手にとって読んだ本はこの3冊。
あたらしい移住のカタチの3点。
海外年金の手引きに関しては、
日本と台湾間での社会保証提携はされていないので、直接は参考にできないのですが、とても為になる本でした。
もう5年以上話し合いを進めている日本と中国間の二重課税防止の条例が早く締結してくれたらいいなと思いました。
勿論政治的に難しくなければ、台湾日本でもすぐにでも締結してほしいけれど。
新しい移住のカタチという本も、すごく面白くて参考になりました。
この本は、日本でこれまで都心に住んで居た人たちが、新しい生活を求めて地方や地方都市に移住し、今の生活スタイルについてインタビューされている本だったのですが、
新しい移住のカタチ海外編、なんて本があれば(多分たくさんあるだろうけど)読んでみたいなあと感じました。
台湾生活4年目に突入してから、東京の生活が更に窮屈に感じてきて(天井が低いし敷地面積が小さくて家が狭く感じるとか、無駄に人が冷たいとか、満員電車が嫌とか、労働環境が嫌だとか etc )、いつか日本に戻ることがあっても
家族がいなければ、東京にいる必要はないと感じてきています。
今はインターネットで日本中の、いや世界中のどこに居ても便利に過ごせる時代。
もし台湾に住み続けることになったら、一人で寂しくしているかもしれない母親にも同じマンションに住んでもらい、大学の語学研修コース(多分1学期で20万くらいだと思うので)で中国語を勉強したりして、楽しいセカンドライフを送ってもらいたいなあ、とか妄想しています。
そんな家族のあり方もありだなあ。
その前に、誰かを養えるくらいお金を稼がなければ!と、「移住」本から全然違う話になってしまいすみません(苦笑)
また上海図書館とは全然違う話になりますが…
昨日の午前中、桃園の工場へ仕事で外出していて
二人自分のアシスタントの女の子たちを連れていったんです。
その帰り道、地下鉄で会社の最寄駅まで帰っている間いろんな話をしていました。
私が1年近く通っているマツエクのサロンがいいから、今度一緒にいこうよ〜っていう話をしたら、ひとりの女の子が「そしたら彼が2ヶ月出張中の5〜6月に行こうかなー」と言いました。
何故彼の居ない時に?と聞くと、ネイルやマツエクなど消費するもの(1ヶ月で取れてしまう)にお金を使うと、怒られる(とまでは行かないけど、あまりいい顔をされない)んだそう。
彼女は日本語が上手で、穏やかで可愛らしい性格の女の子。
これを聞いて、同時に
「關他啦!又不是花他的錢!!(気にする必要なし!彼のお金を使っているわけでもあるまいし!)」と口にする日本人の私と、姉御肌なもうひとりの女の子(笑)哈哈哈
やっぱり、自分の稼ぎがなくて専業主婦するのって
家の仕事をすることもすごく大変なのに、孤独だろうし
旦那さんのお金を使って自分の好きなことをするのって、なんだか後ろめたい気持ちがあると思います。
そんな後ろめたい気持ちをもったり、余計なことを気にするのが絶対嫌なので
やはり台湾女性のように、女の人もバリバリ仕事をしたほうが、女性の心の健康のためにいいんじゃないかと私は思います。
勿論、人によってなのでどうこう決めつける必要は無いのですが…
姉御肌のアシスタント(彼女は全然私より年上)は、旦那さんよりも給与が高いんだそうです。だから旦那さんの実家に、お義母さんと住んでいるけれど、嫌味を言われながらも割と自由に振る舞える、とかなんとか言ってました。
お金は現実的な問題だからね、そうだろうなと思います。
話が色々と飛んでしまいましたが、
上海にいても惜しみなく日本語文献が読める上海図書館!とっても綺麗で便利でした。
またこの辺りは素敵なレストランやカフェも多く、街並みも清潔でとても生活のしやすいエリアです。
日本からきた旅行客がわざわざ上海で日本の本を読む機会はないかもしれないですが、
日本語訳された面白い中国語書籍(習近平の自伝とかw)もたくさんあるので
ぜひ興味がある方は行ってみてください。
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